●マイクロソフトがSkypeの買収を完了

[2011年10月14日]

日本マイクロソフト株式会社

マイクロソフト コーポレーション(Microsoft Corporation、本社:米国ワシントン州レドモンド)は、Skype Global S.à r.l. の買収を完了しました。

マイクロソフトがインターネット コミュニケーション企業であるSkypeを、85億ドルで買収するという最終合意に至る交渉は、投資家グループのSilver Lakeが主導していました。この買収合意については米国時間2011年5月10日に発表済みです。本合意は、マイクロソフトおよびSkype両社の取締役会により既に承認されています。
マイクロソフトとSkypeは、人々をあらゆるデバイスで接続し、消費者と企業顧客のリアルタイム コミュニケーションの変革に向けた両社の取り組みを加速していくという共通ビジョンへのフォーカスを今後も続けていきます。買収完了によりSkypeは公式にマイクロソフトの新事業部となります。
マイクロソフトのCEO (最高経営責任者) であるスティーブ バルマーは、「Skypeは世界中の数億人もの人々に愛されている驚異的なブランドです。人々が、いつどこにいても家族、友人、顧客、同僚と容易につながるための新しい方法を、当社がSkypeのチームと共に創造していけることを楽しみにしています」と述べています。
SkypeのCEOトニー ベイツ(Tony Bates) は、直ちにマイクロソフトのSkype事業部プレジデントの職に就き、バルマーの直属となります。Skype事業部は現在の製品を世界中の数百万のユーザーに向けて提供していきます。長期的には、Skypeは、リーチを拡大し、人々のオンライン・コミュニケーションの基本的手段としての成長を加速するために多様なマイクロソフト製品に統合される予定です。エストニア、チェコ共和国、ロシア、スウェーデン、英国、ルクセンブルグ、日本、シンガポール、香港、米国など、世界各地のSkype従業員は勤務を継続します。
トニー ベイツは、「マイクロソフトとSkypeはそれぞれの最良の部分を合わせることで、世界中の消費者と企業が新しい方法でつながるよう支援することにコミットしています。両社の協力により1日あたり10億ユーザーというSkypeの目標達成を加速できるでしょう」と述べています。
2003年に創立されたSkypeは2005年9月にeBayにより買収され、その後、2009年11月にSilver Lakeが統率する投資家グループにより買収されています。Skypeは、新製品を提供して新たな収益源を確立し、戦略的企業買収を行ない、自社のピア・ツー・ピア・ネットワークの基盤となる知的財産権を獲得し、傑出したシニアマネジメントチームを採用するなど、目覚ましい発展を遂げてきました。
今回売却を行なったSilver Lakeが統率する投資家グループの他のメンバーには eBay International AG、CPP Investment Board、Joltid Limited (Europlay Capital Advisorsとのパートナーシップによる)、ならびにAndreessen Horowitzなどがあります。
本買収は一部の国においては依然として審査段階にあり、審査が完了次第、買収も完了することになります。

【日本マイクロソフト株式会社について】
日本マイクロソフトは、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフトは、モバイル ファースト& クラウド ファーストの世界におけるプラットフォームとプロダクティビティのリーディングカンパニーで、「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。
日本マイクロソフトは、この企業ミッションに基づき、「革新的で、安心して使っていただけるインテリジェントテクノロジを通して、日本の社会変革に貢献する」企業像を目指します。

マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。

日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/

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