[導入事例] 北國銀行 Surface で営業力強化

[2013年8月28日]

 本店移転に向け、情報系 IT 基盤を日本マイクロソフトの最新製品群で垂直統合

 株式会社 北國銀行(本店:石川県金沢市、頭取:安宅 建樹)は、2014年11月の本店移転に向けて、行員の業務生産性の向上による営業力の強化を目指して、タブレット型PC「Microsoft Surface Pro」をはじめとする日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、代表執行役 社長:樋口 泰行)の製品群を、同行の情報系 IT 基盤として全面的に採用したことを発表します。

[北國銀行の今回のIT基盤採用において、金融機関として国内初(注)となる特徴]

■ 「Microsoft Surface Pro」を2,300台導入し営業力強化:
 北國銀行は、すべての営業行員を含めた行内業務行員の計2,300名に対して、マイクロソフトのタブレット型PC「Surface Pro」を配備する予定です。これまで北國銀行の営業行員は、外出先ではタブレット端末、行内ではPCやOA端末というように、場所や用途に応じて機器を使い分ける必要があり、円滑な業務の継続が難しかったことに加えて、IT管理者側も、行員に複数の機器を貸与する費用や、多様な機器を安全に管理する難しさなどの課題がありました。「Surface Pro」を全営業行員が携行することで、外出先ではタブレットとして、行内ではPCとして利用できることから、マイクロソフトが法人向けビジネスで培った信頼性やセキュリティの高さを保持したまま、行員は複数の機器を使い分けるわずらわしさから解放され、これまでタブレットとPCの2台分かかっていた調達・維持・管理コストを1台分で済ませることができます。また、行内の業務行員も「Surface Pro」を利用することで、会議やコミュニケーションがさらに円滑化し、業務の生産性向上が期待できます。なお、Surface Pro の導入OSとして「Microsoft Windows 8.1 Enterprise」、端末のセキュリティ管理対策として「Microsoft BitLocker Administration and Monitoring」、業務アプリケーションとして「Microsoft Office Professional Plus 2013」 を採用します。

■ PBXを廃止、IP電話でコスト削減:
 北國銀行では、全行員が利用する電話を、従来のPBX(private branch exchange, 構内交換機)に代わり、マイクロソフトのコミュニケーション/コラボレーション基盤である「Microsoft Lync」を活用したIP電話に切り替えます。これにより、通信費やPBX更改費等を大幅に削減します。また、Microsoft Lync を全行員が活用することで、コミュニケーションを取りたい相手のプレゼンス情報をリアルタイムに把握して、インスタントメッセージ、メール、電話、ビデオ会議等の様々な手段の中から、プレゼンス情報に応じて最適な手段を1クリックで実現できるようになることから、行員間のコミュニケーションが大きく活性化するものと期待されています。

■ 自宅など行外から安全に行内システムにアクセス。多様な働き方を実現:
 マイクロソフトのシンクライアントソリューションである「Microsoft VDI」を全面的に採用し、行員の端末側にデータを置かないことで情報漏洩のリスクを排除するとともに、自宅などの行外からでも安全に行内システムにアクセスできるようにすることで、時間や場所にとらわれない多様な働き方を実現します。また、シンクライアントにすることでBCP対策や、出張先でのデスクワークが可能となります。自宅など行外からのアクセスには「Windows To Go」をあわせて活用します。また、シンクライアントを稼動させる仮想端末は、「Microsoft System Center」の活用により、仮想システム全体を単一のツールで効率的かつ容易に管理できるため、IT管理者の負担を軽減できます。

(注)2013年8月28日現在。日本マイクロソフト調べ。

[情報系IT基盤導入の背景]

 北陸地方のリーディングバンクとして全109店舗(2013年7月31日現在)を展開し、2013年12月に創立70周年を迎える北國銀行では、2014年11月に新本店ビルへ移転するのに合わせて、① コミュニケーション/コラボレーション、② 安心と安全、③ 環境配慮(省エネ)とバリアフリー、④ 生産性向上の4つのコンセプトを掲げ、「地域の皆さまに信頼され、愛される銀行」を実現するために、それらを強力にサポートする IT パートナーを求めていました。また、北國銀行では、IT基盤において複数社の製品を利用するのではなく1社の製品に統一することで、共通のサポート体制、技術の標準化などによるコスト削減効果の向上を目指していました。検討の結果、世界各国における導入実績やシステムの信頼性、安全性、将来性などを決め手として、マイクロソフト プラットフォームで情報系 IT 基盤を構築することを決定しました。日本マイクロソフトは、北國銀行の ITパートナーとして、円滑で効果的なIT基盤の構築を引き続き支援していきます。

[北國銀行が情報系 IT 基盤として採用する日本マイクロソフトの主な製品]

 端末基盤

Microsoft Surface Pro
Microsoft Windows 8.1 Enterprise
Microsoft BitLocker Administration and Monitoring
Microsoft Office Professional Plus 2013
Microsoft System Center 2012 R2 Configuration Manager
Microsoft System Center 2012 R2 Endpoint Protection

 シンクライアント基盤

Microsoft Windows Server 2012 R2
Microsoft System Center 2012 R2

 コミュニケーション基盤  

Microsoft Lync Server 2013
Microsoft Exchange Server 2013

■ 北國銀行が今回実現する情報系IT基盤のイメージ:

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マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。

日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/japan/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/

* Microsoft、Windows、Surface、Windows Server、Lync、BitLocker は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
* Windows の正式名称は、Microsoft Windows Operating System です。
* その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

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