マイクロソフト、一連のエンタープライズ クラウド ソリューションを発表

[2013年10月9日]

当リリースは 2013 年 10 月 7 日に米国で発表されたリリースの抄訳をベースにしています

 新しいWindows ServerとSystem Center、Visual Studio、Windows Azure、Windows Intune、SQL Server、Dynamicsのソリューションが顧客によるクラウドのメリット実現を加速化

 

本日、マイクロソフトコーポレーション(Microsoft Corporation、本社:米国ワシントン州レドモンド)は、企業によるクラウドコンピューティングの活用により、今日のITの課題の克服を支援する、一連のエンタープライズ向け製品とサービスを発表しました。これらの新製品とサービスは、Office 365などのサービスを補完し、ITとデータ基盤、アプリケーションプラットフォームと開発、そしてデバイス管理とビジネスソリューションを結びつけるというマイクロソフトのクラウド戦略を実現します。

クラウド&エンタープライズ担当エグゼクティブバイスプレジデントのサトヤ ナデラ (Satya Nadella) は、次のように述べています。「クラウドへの移行が進む中で、大企業のお客様は、自社のクラウドアプリケーションを大規模に展開できる、実績があり既存システムとクラウドを連携させることができるハイブリッドソリューションと、グローバルなパブリッククラウドプラットフォームを提供できるプロバイダーを利用し始めています。ベンダーの競合状況を見れば、真の意味でこれらの条件をすべて満たすのはマイクロソフトだけであることがわかります。」ナデラによる追加コメントはマイクロソフト公式ブログを参照してください。

ハイブリッドインフラストラクチャーとモダンなアプリケーション

クラウドを通じて継続的にサービスとアプリケーションを提供できるITインフラストラクチャを構築できるよう顧客を支援するために、マイクロソフトは、10月18日にWindows Server 2012 R2とSystem Center 2012 R2を提供開始します。これらの新製品の組み合わせにより、企業は、大規模な仮想化、劇的にコストを抑えた高性能ストレージ、SDN(Software-defined networking)により、ビジネスの継続性を実現させるHyper-V を活用したハイブリッドな拡張性に優れたデータセンターを構築できます。新しいWindows Azure Packは、Windows ServerとSystem Center上で稼働し、企業やサービスプロバイダーが、セルフサービス型のインフラストラクチャとプラットフォームサービスを自社データセンターで提供できるようにします。

顧客は、これらのハイブリッドクラウドプラットフォーム上でVisual Studio 2013と新しい.NET 4.5.1(同じく10月18日に提供開始されます)を活用し、デバイスとサービスのためのモダンなアプリケーションを構築できるようになります。ソフトウェア開発があらゆる企業において不可欠になる中で、Visual Studio 2013の新機能であるモダンなライフサイクル を管理するソリューションが、開発チーム、ビジネス担当者、ITマネージャーがより良いアプリケーションをより迅速に構築し、提供できるようにします。

 企業のクラウド採用を促進する

マイクロソフトは、ほとんどの企業がクラウドに対してハイブリッドなアプローチを取っていくことを認識しており、顧客がオンプレミスのソフトウェアソリューションへの既存投資を活用しながら、クラウドコンピューティングを採用していけるよう支援していきたいと考えています。11月1日に、マイクロソフトは、すべてのEnterprise Agreement (EA)顧客に対してWindows Azureを特別料金で提供します。これにより従来の事前支払いや超過利用のペナルティなしで、柔軟な年間支払が提供されます。

クラウド採用の障壁を低くするもうひとつの方法として、本日、マイクロソフトはEquinixとの戦略的パートナーシップの締結を発表しました。この協力関係は、最近発表されたAT&T等とのパートナーシップの成果に基づいており、 クラウドへのプライベートで高速な接続のための選択肢を顧客に提供します。顧客は、Equinix のエクスチェンジを介して自社ネットワークをWindows Azureに接続し、より優れたスループット、可用性、セキュリティを実現できるようになります。

政府機関は最も要求が厳しいエンタープライズ顧客のひとつです。米国の連邦・州・地域の政府機関がパブリッククラウドのメリットを実現できるよう支援するために、マイクロソフトはMicrosoft Windows Azure US Government Cloudを発表しました。Windows Azureは、米国政府の顧客向けに、政府データに関する専用コミュニティクラウド、そして、米国大陸内でホスティングされ、米国人担当者により管理されるインフラストラクチャを提供します。Windows Azureは、FedRAMP Joint Authorization Board Provisional Authority to Operateの認定を受けており、インフラストラクチャとプラットフォームサービスを提供するパブリッククラウドの中で、政府の承認を受けられた最初のものとなります。

 データプラットフォームと洞察

より多くの人々がビッグデータから有効な洞察を得られるよう支援するというビジョンの一環として、次週、マイクロソフトはSQL Server 2014 Customer Technology Preview 2 (CTP2)を公開します。この新バージョンは業界トップクラスのインメモリテクノロジを追加コストなしで提供し、アプリケーションの書き換えやハードウェアの追加なしに、10倍から30倍の性能向上を顧客に提供します。また、SQL Server 2014は、Windows Azureと統合し、顧客に組み込み済みのクラウドベースのバックアップと災害回復機能を提供します。

今月後半にマイクロソフトはHDInsight Serviceを提供開始します。このサービスは、Apache HadoopベースのWindows Azureサービスであり、SQL Server、そして、ExcelやPower BI for Office 365などの広く使われているBIツールと統合したビッグデータ分析機能を提供します。Power BIにより、オンプレミスのデータとクラウド内のデータを組み合わせて、より充実したビジュアリゼーションを実現し、より迅速に洞察を得られるようになります。

人々とクラウド上のデバイス

クラウドアプリケーション、データ、消費者向け機器の多様化により、多くの企業がBYOD(私的デバイス活用)モデルを採用し始めています。同10月18日に提供開始されるWindows Intuneの新リリースは、System Center Configuration Managerとの組み合わせにより、モバイル機器を使用する従業員がWindows、iOS、Androidを含めた好みのデバイス上で必要なアプリケーションやデータにより安全にアクセスできるようにします。このPCとモバイル機器向けの統合管理環境はWindows Server 2012 R2のアクセス保護と情報保護の新機能を補完するものです。

さらに、Windows Server 2012 R2においてマイクロソフトは Remote Desktopアプリを発表しました。 同アプリは今月後半にアプリケーションストアからダウンロード可能になり、PCや、Windows、Windows RT、iOS、OS X、 Androidなどの多様なデバイスやプラットフォーム上の仮想デスクトップへの容易なアクセスを提供します。

インフラストラクチャ、アプリ、デバイスの管理だけでなく、企業は顧客との対話や資源計画にもハイブリッドクラウドを活用できます。マイクロソフトのCRMソリューションの次の主要バージョンである Microsoft Dynamics CRM Online Fall ’13は今月後半に提供開始されます。状況に応じて最適な情報を多様なデバイス上で提供することにより、より深い洞察を得ることができ、顧客とのやりとりをより密接なものにすることが可能です。

オンプレミス版はインハウス、および、パートナーによるホスティングの形態で今秋後半に提供開始されます。詳細情報はこちらを参照ください。加えて、Microsoft Dynamics NAV 2013 R2が本日利用可能になり、中小規模企業に、Office 365との相互運用性、 完全なマルチテナントサポート、そして、Windows Azure上でのアプリケーションの大規模ホスティングをサポートできるよう設計された広範なツールを提供します。

本日の発表に関する詳細情報は、Microsoft News Centerをご参照ください。

マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。

日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/japan/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/

* Microsoft ならびに Windows、Windows Azure、Visual Studio、Intune、SQL Server、Hyper-V、Office 365は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
* Windows の正式名称は、Microsoft Windows Operating System です。
* その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

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