Computex 2017 において Windows 10 デバイスのエコシステムの拡大と最新イノベーションを発表

[2017年6月2日]

当リリースは 2017 年 5 月 31 日に米国で発表されたリリースの抄訳をベースにしています

マイクロソフトは Computex 2017 において、市場拡大とユーザーの需要促進を目指したパートナー エコシステムへのさらなるコミットメントを明らかにしました。その主な内容として、お客様の関心と購買意欲を高めること、Windows 10 Fall Creators Update のリリースで PC 市場に弾みをつけること、さらに、IoT (モノのインターネット) 向けの Windows や Azure ソリューション、Windows Mixed Reality といった新たな成長分野を拡大することを挙げました。

コンシューマーおよびデバイス販売担当のコーポレート バイス プレジデントを務めるニック パーカー(Nick Parker)は、そのビジョンとして「新しいビジネスモデルを生み出し、市場を拡大し、活発なエコシステムを形成する」ことを掲げ、最初のステップとして、あらゆるユーザーがより多くのことを達成できるようにするための新たなエクスペリエンスやデバイスを生み出し、お客様の心をつかむことが重要であると説明しました。

Computex 2017 のマイクロソフトの基調講演で Samsung Notebook 9 Pro を紹介する、ピーター ハン(Peter Han、パートナーデバイスおよびソリューション担当 バイス プレジデント)

「マイクロソフトのパートナーモデルは他に類を見ません。設計をはじめ、製品ライフサイクルの全工程を通じてエンドツーエンドの協力体制でコンシューマー チャネルやデバイス チャネル全体を作り上げています。このような連携のもとで、新たなカスタマー エクスペリエンスを開発し需要を創出するとともに、Mixed Reality(複合現実)、IoT、さらに Intel や Qualcomm と連携した “Always Connected PC”(常時接続 PC)といった、既存および新規のさまざまな分野での成長を目指しています。パートナーの皆様の協力なくしてマイクロソフトの成功はありません。私たちは 1 つのエコシステムとして、既存の市場を再構築すると共に、新たな市場を開拓してまいります」(ニック パーカー)。

 

ニック パーカーは、Windows マーケティング担当 コーポレート バイス プレジデントのマット バーロー(Matt Barlow)、パートナーデバイスおよびソリューション担当 バイス プレジデントのピーター ハン(Peter Han)とともに登壇し、Windows 10 Fall Creators Update で実現する最新イノベーションや、幅広いデバイスで実現される新しい Windows 10 エクスペリエンスを紹介しました。

Windows 10 Fall Creators Update と新しいエクスペリエンスを実現するデバイス

マット バーローは、先日発表した Windows 10 Fall Creators Update について、Windows Ink、3D、Windows Mixed Reality、セキュリティ、ゲーミングといった特に注目すべき新機能を紹介しました。またピーター ハンは、強化されたインク機能、組み込みのゲーム配信機能、高度なセキュリティ対策機能などを搭載した、美しいデザインの Windows 10 デバイスを披露しました。さらに、一般ユーザー向け、ゲーミング向け、教育機関向け、法人向けの最新デバイスとして、Acer (英語)ASUS (英語)Dell (英語)HP (英語)Lenovo (英語)MSI (英語)パナソニック (英語)Samsung (英語)東芝 (英語) のデバイスを紹介しました。他にも、PC エコシステムのサプライチェーンの俊敏性を向上させる新戦略を発表しました。これは、Windows 10 PC の製造プロセスや再販プロセスの段階で、パートナー各社が Windows ストアのコンテンツを自由に追加できるようにするというものです。

新しいカテゴリと新しいビジネス チャンス

各社の最新デバイスに続いて、ピーター ハンが新たな分野に関する最新情報と市場の動向について説明しました。

  • Mixed Reality(複合現実): Acer、ASUS、Dell、HP、Lenovo が開発する革新的なデザインの Windows Mixed Reality 対応ヘッドセットが披露されました。Windows Mixed Reality プラットフォームで、ビデオ、エンターテイメント、ソーシャル、プロダクティビティの新たなエクスペリエンスを実現するこのヘッドセットは、今年後半から手頃な価格で発売される予定です。
  • IoT: 従来型のビジネス モデルから脱却し、新市場への参入と新たな収益機会を見込める新しいビジネス モデルへ変革したいと考える企業にとって、IoT エンドツーエンド システムは絶好のビジネス チャンスとなります。基調講演では、エネルギー、製造、小売業界で活用される IoT ソリューションと顧客事例が紹介されました。
  • Always Connected PC(常時接続 PC): 近年、ギガビット LTE や eSIM などの最新ネットワーク テクノロジを使用したクラウドへの常時接続のニーズが高まっています。マイクロソフトは、共通のビジョンを持ったエコシステムの連携を強化し、チップセットにおける Intel や Qualcomm とのパートナーシップ、シームレスな eSIM 接続における各モバイル事業者とのパートナーシップをさらに緊密にしていきます。ASUS、HP、Huawei、Lenovo、Xiaomi をはじめとするデバイス パートナー各社も、eSIM テクノロジを活用した新しい分野である Always Connected PCの実現に向けて取り組んでいます。マイクロソフトは、ASUS、HP、Lenovo から Qualcomm の Snapdragon 835 を搭載した Always Connected デバイスが提供されることを発表しました。これらのデバイスは、LTE 常時接続と優れたバッテリ持続時間を実現します。

Computex 2017 で発表されたマイクロソフトのイノベーションの最新情報は、Windows ブログ (英語) をご覧ください。

【日本マイクロソフト株式会社について】
日本マイクロソフトは、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフトは、モバイル ファースト&クラウド ファーストの世界におけるプラットフォームとプロダクティビティのリーディングカンパニーで、「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。
日本マイクロソフトは、この企業ミッションに基づき、「革新的で、安心でき、喜んで使っていただけるクラウドとデバイスを提供する会社」を目指します。

マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。

日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/

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