本拠地レドモンドでの成長に投資

[ブログ投稿日:2017年11月28日]

Posted by:  ブラッドスミスBrad Smith
マイクロソフト コーポレーション プレジデント

貴重なスペースを巡って、多くの企業が成長の余地を模索する中で、ワシントン州レドモンドの 500 エーカーのキャンパスは、マイクロソフトにとってユニークな資産です。活気のある都市中心部、郊外の町、何マイルも続く森に囲まれたキャンパスは、マイクロソフトのかけがえのない財産のひとつです。そして、マイクロソフトは、成長を続け、テクノロジ業界における最良の職場環境を目指す中で、30 年以上にわたり本拠地であったこのレドモンドでの投資を行います。

来年秋に、マイクロソフトは、18 の新規ビル建築、670 万平方フィートのオフィススペース改装、そして、通勤基盤の改善、公共スペース、スポーツ施設、緑地に対する 1 億 5,000 万ドルの投資を含む、複数年にわたるキャンパスの再開発プロジェクトを開始します。現在、マイクロソフトはピュージェット湾地域で 125 のビルを所有しています。このプロジェクトが完了すると、メインキャンパスは 131 のビルから構成されることになります。新規に作られる、および、改装される職場スペースはフットボール競技場 180 個分に相当します。毎日勤務する 47,000 人の従業員向けのモダンなワークプレースが提供されると共に、業務拡張、および、最大 8,000 人の従業員の追加も可能です。

このプロジェクトは全社的な大規模投資であり、およそ 2,500 の建築開発関連の雇用をもたらし、完了までには 5 年から 7 年を要します。マイクロソフト従業員にとっても、ピュージェット湾地域のコミュニティにとっても、そして、マイクロソフトの株主に取っても恩恵をもたらす投資です。世界中から優秀な人材を雇用し、維持するための世界最高レベルの職場環境を構築するだけでなく、マイクロソフトの隣人が楽しむこともできるビルを建築します。さらに、財務面も合理的、かつ、環境への影響を最小化する形で実現します。

マイクロソフト従業員がお客様のために未来の職場環境のためのツールとサービスを構築している中で、従業員自らがそれを反映したキャンパスを利用できることが重要です。レドモンド、バンクーバー(ブリティッシュコロンビア州)、そして、ロンドンのパディントンオフィスのプロジェクトにおける最近の経験を活用し、チームのコラボレーションを促進するワークプレースを構築し、お客様に職場環境と関連テクノロジの価値を示すと共に、最も重要な点として、従業員の体験を向上します。新しいキャンパスはよりオープンであり、堅苦しさを排除します。「チームの隣人」に基づいて分割され、自然光をより多く取り込み、業界全体を進化させ、お客様に貢献するイノベーションに結び付くような創造性を育成します。
さらに、職場の内部を変革すると共に、マイクロソフトに勤務する人々、そして、近隣に住む人々が運動し、遊び、自然と親しむための機会を創出するため、外部の更改も行います。計画では、12,000 人を収容できる 2 エーカーのオープンな広場、ランニングコース、散歩道、サッカー場、クリケット場、そして、小売店舗のスペースが提供される予定です。

マイクロソフトの新規ビルは、すべての従業員を支援するためにダイバーシティーを備えた設計とアクセシビリティのテクノロジにフォーカスします。キャンパスは歩行者と自転車向けに構築され、自動車はすべて地下の駐車場を使用します。また、WA-520 をまたがる歩行者と自転車専用の橋を構築することで地域の合理的な交通への投資を支援します。2023 年に Link Light Rail が延長された時には Redmond Technology Transit Station と直結される予定です。

レドモンドは 1986 年からマイクロソフトの本拠地であり、マイクロソフトはピュージェット湾地域のコミュニティの一員であることを誇りに思っています。マイクロソフトは良き隣人であり続け、自社の業務が持続可能な方法で行われることにコミットしています。レドモンド市当局との関係を重要視しており、キャンパスとビルの設計、工法、建築確認、都市計画準拠等の認可について緊密に連携しています。Zero Waste Certified の認定を受けたキャンパスとして、マイクロソフトは廃棄物削減の取り組みをさらに続けていきます。また、ORCA 乗車カード、カープールとバンプール、そして、既存の通勤手段を補完する自社運営の通勤バスなど、従業員の通勤オプションへの投資も続けていきます。また、エネルギー消費を最適化するためのビルシステムの監視と炭素排出量削減のために Azure を活用し、Energy Smart 認定も維持していきます。

マイクロソフトが働き方の未来を形作るツールとサービスを構築していく中で、自社のキャンパスをモダナイズし、創造性とイノベーションのモデルとするのに今ほど良い機会はありません。このエキサイティングなプロジェクトの計画と作業が進んでいく経過を今後も皆様にお伝えします。

 

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