今年も始まりました!日本における Hour of Code

[2017年12月5日]

Hour of Code は、“コード”への理解を深める、コンピューターサイエンスの 1 時間の入門コースとして始まったグローバルなムーブメントであり、パートナーが提供する無料のチュートリアルによって教育者と教育機関が学生にコーディングの基本を経験してもらうための機会です。 12 月 4 日から 10 日にかけて、世界中の子どもたちがプログラミングの基礎を学ぶ、コンピューターサイエンス教育週間「Hour of Code」を、マイクロソフトが世界中でサポートするのは今年で 3 年目となります。

マイクロソフトは、各地域の非営利団体や学術界との協業により様々なイベントを通じて、 Hour of Code を実施しており、あらゆる学生に対してプログラミングの知識を提供しています。今年は、未来に向けたデジタルスキルの習得に主要なフォーカスが当てられており、認知度の向上、および、経済的機会を得るために不可欠な基本的 STEM スキルの習得を中心とした活動が行なわれています。

日本マイクロソフトでも、以下のように今年の Hour of Code に取り組んでいます。

  • 11 月 27 日 (月) Hour of Code を開催したいとお考えの方へ向けて、講師向けのワークショップを開催し、これまでに日本マイクロソフトが培っていたノウハウをお伝えいたしました。
  • 12 月 7 日(木)・8 日 (金) 中野区立北原小学校、東京都立鹿本学園、府中けやきの森学園に日本マイクロソフトの社員がお伺いして、Hour of Codeを開催します。
  • 12 月 10 日 (日)  Code.orgの 日本国内認定パートナーである「特定非営利活動法人 みんなのコード」が主催する Hour of Code Japan 2017 フィナーレイベント( http://hourofcode.jp/)にコンテンツやサポートスタッフ、機材や会場提供でお手伝いをします。イベントでは、全国7都市(北海道、宮城、群馬、東京、愛知、大阪、宮崎)の連携会場で同時開催するほか、東京会場の様子をインターネット配信する予定です。フィナーレ当日参加が難しい方も、ご家庭でプログラミングをお楽しみください。
  • Hour of Code の期間中、「特定非営利活動法人 みんなのコード」の SNS 活動に賛同し、ハッシュタグ #hourofcodejp2017 にて弊社の活動を伝えていきます。

さらにマイクロソフトはこのたび、Hour of Code への継続的な支援の一環として Minecraft の Hour of Code チュートリアルに新しい教材「Minecraft: Hero’s Journey」を日本語版も含めリリースしたことを先日発表しました。

Minecraft のゲームデザイナーやコンピューターサイエンスの教育研究者、Code.org の研修設計者のコラボレーションから生まれたこの新しい Minecraft チュートリアルは、世界中の数百万人ものプレイヤーが毎日、探検・教育・学習している人気のゲーム、Minecraft を使って、プログラミングの概念を紹介します。今日では、世界中のおよそ 7,000 万人の人々が Minecraft のチュートリアルを使ってプログラミングの基礎を学んでいます。

新しいチュートリアルには、新キャラクターの Minecraft Agent が登場し、ループ、デバッグ、関数などのプログラミングの基礎的な概念を学ぶための 10 種以上の課題が提供されます。チュートリアルを完了すると、学習者は自分が書いたプログラミング コードを Minecraft: Education Edition で読み込むことが可能になり、自分が作った制作物をゲーム内で使用したり、メール、メッセージ、ソーシャルメディアなどで共有できます。チュートリアルは無料で提供され、Windows もちろんのこと、iOS や Android でもご利用いただけるように設計されています。

また、マイクロソフトは、Minecraft: Education Edition のライセンスユーザー数が提供開始から 1 年以内で 115 カ国で 200 万人を越えたこと、そして、教育者が設計した 250 以上のレッスンプランがコミュニティで開発されたことも発表しました。

マイクロソフトアジアパシフィック教育部門、ディレクターのドン カールソン (Don Carlson) は次のように述べています。「Minecraft は世界で最も人気のあるゲームのひとつであり、プレイヤーがエリア内で制限なしに制作活動を続けられるという無限の可能性を提供してくれます。Minecraft を教室にも提供することで、教育者は、学習者が真剣にゲームプレイに取り組む中で、新しい概念を楽しみながら教えることができます。Minecraft の Hour of Code チュートリアルでは、学生が Minecraft Agent を助けて様々な課題に挑戦でき、教育者がコーディングの概念をわかりやすく教えることができます。また、このチュートリアルは一般の方にも解放していますので、誰もがプログラミング教室を開くこともできます。」

第 4 次産業革命においてプログラミングは不可欠なスキル

世界経済フォーラム では、第 4 次産業革命に個人が成長するために求められるスキルとして、複雑な問題解決技術、クリティカルシンキング、そして、創造性を挙げています。ゆえに、コンピューター的な考え方を身につけることは今日の教育機関における優先的課題です。学生がコンピューター的な考え方の能力を開発する方法のひとつが、プログラミングなどのコンピューターサイエンスの科目の採用です。
「プログラミングは、若い人々に自己を表現する場を与えるだけでなく、思考法を変革して複雑な問題解決技術とクリティカルシンキングを習得させます。学生たちが、プログラミングで自ら設計し、創造することで、技術と自信の両方が得られます。いずれも将来の成功にきわめて重要な要素です」とカールソンは付け加えます。

学校で Hour of Code のセッションを実施することに関心がある教育者向けの進行ガイド、ヒント集、PowerPoint スライドなどのリソースはこちらをご参照ください。

※Minecraft: Education Edition についての追加情報は https://education.minecraft.net/blog/ をご参照ください。
※本コンテンツの一部は 2017 年 11 月 15 日に米国で発表されたブログの抄訳をベースにしていますhttps://news.microsoft.com/apac/2017/11/15/new-minecraft-hour-code-tutorial-released-minecraft-education-edition-crosses-2-million-licensed-users/

 

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