マイクロソフト、企業がクラウドからエッジまでの脅威の管理を支援するインテリジェントなセキュリティのイノベーションを発表

[2018年4月17日]

 (当リリースは 2018 年 4 月 16 日に米国で発表されたリリースの抄訳をベースにしています)

デジタルの脅威が変化する中、革新的な IoT セキュリティソリューション、統合脅威インテリジェンス、Microsoft 365 の先進的保護機能が、企業のサイバーセキュリティを支援

 

サンフランシスコ — 2018 年 4 月 16 日 — 月曜日に行われた記者発表会で、マイクロソフトは、企業が自社のデータとネットワークを今日の重大な脅威から保護できるよう支援すると共に、 IoT とエッジデバイスを狙った新たな脅威に対応するためのインテリジェントセキュリティツールとテクノロジについて発表しました。これらの新ソリューションは、お客様とパートナー企業が、クラウドからエッジまでのあらゆるサイバー攻撃に対応するエコシステムの強化において、活用できるイノベーションを長期的に提供してきたマイクロソフトがアプローチを積み重ねた結果です。

マイクロソフトのプレジデント、ブラッド スミス (Brad Smith) は、次のように述べています。「昨年の破壊的なサイバー攻撃が示したように、セキュリティ上の脅威は変化し、ますます深刻化しています。テクノロジ業界はセキュリティ脅威の変化に先んじて、イノベーションのペースを加速する必要があります。本日の発表により、クラウドに加えて、世界のコンピューターネットワークのエッジで機能する数十億個の新しいデバイスに対しても、重要なセキュリティの強化が提供されます。」

新世代のコネクテッドデバイスのセキュリティ強化: Azure Sphere の発表

マイクロソフトは、インテリジェントクラウドのパワーを活用し、マイクロコントローラーユニット (MCU) と呼ばれる親指の爪ほどのサイズのチップを使用した新世代のコネクテッドデバイスに対する脅威に対応します。MCU を使用したデバイスは、毎年 90 億個が生産されており、最も数が多いタイプのコンピューターとなっています。これらのデバイスは、玩具、家電製品、産業機器など、あらゆる分野で利用されており、セキュリティ攻撃者はこれらを標的にし始めています。この次世代のコネクテッドデバイスのセキュリティを強化するために、インテリジェントエッジ上の MCU デバイスのセキュリティ強化に向けた初の総合的プラットフォームである Azure Sphere を発表します。従来と比較し 5 倍以上の処理能力を提供するまったく新しいクラスの MCU、IoT セキュリティ向けに構築されたカスタム OS、あらゆる Azure Sphere デバイスを保護するターンキーのクラウドセキュリティサービスが提供されます。Azure Sphere により、マイクロソフトはインテリジェントエッジの境界を拡大し、まったく新しいカテゴリーのデバイスを安全に支援していきます。

Sub-Zero Group Inc. の Product Strategy and Marketing 担当ディレクターのブライアン ジョーンズ (Brian Jones) 氏は、次のように述べています。「コネクテッドデバイスの家庭への普及が進む中、当社がお客様に比類の無い体験を提供することにフォーカスできるようにするためにも、そのセキュリティがきわめて重要になっています。Azure Sphere におけるマイクロソフトのアプローチは、すべてのレイヤーのセキュリティに総合的に対応するという点でユニークです。」

Microsoft 365 インテリジェントセキュリティソリューション: セキュリティの単純化

セキュリティ脅威の複雑性が増す中で、攻撃者の先を行くために、必要なインテリジェンスと脅威保護ツールがクラウド内に求められるようになっています。本日、マイクロソフトは企業向けクラウド製品 Microsoft 365向けに、IT プロフェッショナルとセキュリティプロフェッショナルによる、企業全体のセキュリティ管理を単純化できるインテリジェントなセキュリティ機能を発表しました。

脅威発生前に脅威の防御を容易にする先進的ツール

  • 脅威に対し事前に備えることを支援するため、本日マイクロソフトはMicrosoft Secure Score と Attack Simulator をリリースしました。Secure Score は、組織のサイバー攻撃への準備状況を迅速に評価し、全体的なセキュリティベンチマークスコアを提供することで、ユーザー、データ、デバイスの保護のために、どのようなコントロールを実現すべきかの判断を容易にします。また、組み込み型の機械学習機能を使用して、組織が自社の結果と類似する他社とを比較できるようになります。Office 365 Threat Intelligence の一機能である Attack Simulator により、セキュリティ担当者は従業員の対応力をテストし、その結果に応じて構成をチューニングするために、疑似ランサムウェアや「フィッシング」詐欺などの攻撃シミュレーションを実行できます。

セキュリティ運用チームの負荷軽減のための自動脅威検知

  • 現在プレビュー中のWindows 10 の最新アップデートでは、Windows Defender Advanced Threat Protection (ATP) がMicrosoft 365 の他の構成要素と連携し、Office 365、Windows、Azure を横断する脅威からの保護を提供します。同様に、現在プレビュー中でありWindows 10 の次期アップデートに含まれる予定の、Windows Defender ATPの自動検査・修復機能は、AIと機械学習を活用して大規模システム内のエンドポイントで数秒以内に脅威を検知し、それに対応します。
  • Conditional Access はリスク評価をリアルタイムで提供し、ユーザーの生産性を阻害することなく、機密性が高いデータへのアクセスが適切にコントロールされるようにします。Microsoft 365 は、Windows Defender ATP により設定されたデバイスリスクレベルを Conditional Access に提供し、信頼性が疑わしいデバイスが機密性の高いビジネスデータにアクセスできないようにします。

統合ソリューションをお客様に提供するためのパートナーシップ強化

  • 脅威を迅速に検知し、対応するために使用されるインテリジェンスデータは関連するシグナルを追加することで強化できます。機械学習ツールの有効性は使用されるデータ次第です。マイクロソフトのセキュリティ製品は、Microsoft Intelligent Security Graph にフィードされる数兆件もの多様なシグナルを活用しています。本日、マイクロソフトはインテリジェンスの正確性を大幅に向上するために、Microsoft Intelligent Security Graph 対応製品、およびお客様やテクノロジパートナーが開発したソリューションのインテリジェンスを繋ぐ新しいセキュリティ API のプレビューを発表しました。

ほとんどのセキュリティツールは一面的な視点から脅威を報告し、大規模な脅威の一部に関する洞察しか提供しません。個別のツールを Intelligent Security Graph と接続することで、セキュリティ担当チームは、新たな視点と有用性がより高いデータパターンを入手でき、脅威の調査と回復を迅速化できます。この新しい API は、マイクロソフトと開発段階から協力しているサイバーセキュリティ業界のリーダー企業による初期テストの段階にあります。テストに参加した企業である Anomali、Palo Alto Networks、そしてPwC は、本日、マイクロソフトと共に自社における API の初期活用と顧客保護の改善事例について紹介します。

  • また、マイクロソフトは、Intelligent Security Graph とマイクロソフトのセキュリティ製品に貢献すると共に、それらから恩恵を得ることを目指したセキュリティテクノロジ企業向けの新団体 Microsoft Intelligent Security Association を発表します。本団体のメンバー企業は、ソリューションの統合性を高め、保護を強化し、攻撃をより迅速に検知できるようになります。Palo Alto NetworksとAnomaliは、PwC などの創設パートナーと共に本団体のメンバーになりました。

マイクロソフトは、クラウドからエッジに至るまでの資産のセキュリティ確保を容易にすることで、お客様のデジタルトランスフォーメーションを支援していきます。

マイクロソフトのセキュリティ関連発表についての追加情報は、 Microsoft Security News (英語)をご参照ください。

 

【日本マイクロソフト株式会社について】
日本マイクロソフトは、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフトは、モバイル ファースト& クラウド ファーストの世界におけるプラットフォームとプロダクティビティのリーディングカンパニーで、「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。
日本マイクロソフトは、この企業ミッションに基づき、「革新的で、安心して使っていただけるインテリジェントテクノロジを通して、日本の社会変革に貢献する」企業像を目指します。

マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。

日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/

* Microsoft、Microsoft 365、Azure、Office 365、Windows、Access は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
* Windows の正式名称は、Microsoft Windows Operating System です。
* その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

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近年は新しい働き方の文化が生まれ、何よりもチームの力を引き出すことが重要視されています。マイクロソフトの製品チームでも日々、メンバーが集まり、共に創造的な業務に取り組んでいます。メンバーが同じオフィスにいても、遠く離れた場所にいても、全員がコラボレーションを通じて製品の品質向上に努めています。