マイクロソフト、働き方を改革するインテリジェントアプリ構築に向け開発者を支援

マイクロソフト、働き方を改革するインテリジェントアプリ構築に向け開発者を支援

[2018年5月8日]

 (当リリースは 2018 年 5 月 7 日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳をベースにしています)

開発者向けに新たな Microsoft 365 の機能を発表

 

マイクロソフトは、開発者向け会議 Microsoft Build 2018 において、Microsoft 365 を豊富な機能を備えた開発プラットフォームとして採用していくよう開発者に呼びかけました。Microsoft 365 は Office 365、Windows 10、そして Enterprise Mobility + Security を組み合わせ、働く人々を支援するためのインテリジェントで安全なフル機能のソリューションを提供します。

世界最大のプロダクティビティプラットフォームである Microsoft 365 は、インテリジェントエッジの重要な要素であり、開発者がマルチセンス/マルチデバイスのソリューションにより、マイクロソフトの顧客にリーチできるよう支援します。

マイクロソフトのコーポレートバイスプレジデント、ジョー ベルフィオーレ (Joe Belfiore) は次のように述べています。「Microsoft 365 を利用することで、世界中の人々がすばらしい仕事を行うことができます。1 億 3,500 万人の企業の月間アクティブユーザーがいる Office 365、そして約 7 億台の Windows 10 のネットに接続されたデバイスにより、Microsoft 365 は、開発者が、人々の働き方や働く場所にリーチできるよう支援します。」

Microsoft 365 における開発者の新たな機会

Microsoft Build において、マイクロソフトは任意の言語とフレームワークで体験を設計できる柔軟な新ツールなど、人々の働き方をよりスマートにするソリューションの開発を支援する新たな機会を発表しました。Microsoft 365 は、Microsoft Graph の洞察との組み合わせによって、インテリジェントなアプリケーションの構築を支援します。新たなツールは以下のとおりです。

  • Microsoft Graph における Microsoft Teams API の追加と更新、そして  Teams における組織独自のアプリケーションサポートの追加により、企業や業界独自のニーズに対応したインテリジェントな体験の構築が可能になりました。また、企業は独自のアプリを Teams アプリストアで公開することができます。
  • SharePoint と Microsoft Teams の統合強化により、SharePoint のページをチャネル内に直接ピン留めし、コラボレーションを強化できるようになりました。開発者は、プロジェクト内で React などのモダンなスクリプトベースのフレームワークを使用して、SharePoint で整理できる要素を追加することができます。
  • Excel における Power BI Visualizations サポートの追加により、開発者が Power BI 向けに作成したカスタムビジュアルを Excel に拡張し、より多くのユーザーにリーチする機会が提供されました。
  • Fluent Design System へのアップデートにより、マイクロソフトのアップデートされたデザイン言語による没入感のある体験の構築が支援されます。顧客がより多くのことをできるよう支援する洗練されたソリューションをあらゆる組織が構築可能になります。UWP XAML Islands により、開発者は Windows Forms、WPF、ネイティブ Win32 など、使用している UI スタックにかかわらず、より柔軟で強力な XAML にアクセスできます。
  • .NET Core 3.0 により、開発者は .NET の最新バージョンを使用して、アプリケーションをスタンドアロンの .NET 環境で稼働し、組織の広範な基盤に影響を与えずに魅力的なアプリ体験を構築することができます。
  • 多数のアプリケーションの容易な変換機能を提供するコンテナ化ソリューション MSIX は信頼性が高く、堅牢な導入、マネージドセキュリティモデル、エンタープライズ管理と Microsoft Store のサポートなど、UWP の魅力的な機能をすべて継承しています。
  • 新しい Azure Machine Learning と JavaScript のカスタム関数により、開発者や組織は Excel 数式のカタログに独自の強力な機能を追加することができます。
  • 新プラットフォーム Windows Machine Learning により、開発者は機械学習モデルを容易に構築し、インテリジェントクラウド上で稼働し、オフラインで展開したり、高速なPCプラットフォームで実行したりできます。

Microsoft 365 の新しい体験が顧客の生産性を向上

マイクロソフトは、ますますモバイル化するワークフォースを支援するためのテクノロジ体験群を発表しました。これには、多様なデバイスやプラットフォーム間を横断するモバイル Windows 体験の利便性向上、ウェブとアプリ体験の融合などが含まれます。新たな機能は以下のとおりです。

  • スマートフォンと Windows 10 PC を接続する新たな方法により、テキストメッセージ、写真、通知に迅速にアクセスできるようになります。スマートフォンをポケットから出すことなく、写真を PC のドキュメントにドラッグアンドドロップできるようになります。この新たな体験は Windows Insider Program  でまもなく提供されます。
  • Microsoft Launcher の Android 版が、業務アプリケーションの発見や構成に関する助言などにより、エンタープライズユーザーをサポートします。また、Microsoft Launcher アプリは、クロスデバイスのアプリローンチのために Timeline をサポートします。
  • iPhone または iPad 上でのMicrosoft Edge のブラウジングセッションが、 Windows 10 PC 上の Timeline に含まれるようになります。これにより、顧客は iPhone の Microsoft Edge から Timeline にアクセスできるようになります。
  • ものごとを整理し、仕事に簡単に復帰できるようにするための機能 Sets により、新たなユーザー に開発者がリーチし、対応できるようになりました。Sets により、一緒にしておくべきものをまとめて置くことができるようになり、開発作業が容易かつ迅速になり、生産性が向上します。開発者にとっては、UWP が最初から Sets をサポートしていることで、ユーザーを適切にサポートできるようになりました。
  • Adaptive Cards の Microsoft 365 内サポートにより、開発者はアプリ、ボット、サービスから Teams や Outlook に送られるメッセージ内に機能豊富な対話型コンテンツを置くことができるようになりました。その結果、Teams チャット内で直接的に経費報告書を承認したり、GitHub の問題にコメントしたり、さらには電子メールで直接支払いを行ったりできるようになりました。

Microsoft 365 は、ペン、インク、モバイル、デバイス、クラウド、開発ツールなどの要素を備えた総合的開発プラットフォームです。すべての機能に組み込まれたインテリジェンスがお客様にとっての単純性を提供し、開発を効率化します。

【日本マイクロソフト株式会社について】
日本マイクロソフトは、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフトは、モバイル ファースト& クラウド ファーストの世界におけるプラットフォームとプロダクティビティのリーディングカンパニーで、「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。
日本マイクロソフトは、この企業ミッションに基づき、「革新的で、安心して使っていただけるインテリジェントテクノロジを通して、日本の社会変革に貢献する」企業像を目指します。

マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。

日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/

* Microsoft、Microsoft 365、Office 365、Windows、SharePoint、Power BI、Excel、Microsoft Edge は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における
登録商標または商標です。
*Microsoft 365は、Microsoft Corporation が提供するサービスの名称です。
* その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

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