日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長:平野 拓也、以下日本マイクロソフト)は、工作機械を中心とする DMG森精機株式会社(本社:名古屋市中村区、取締役社長:森 雅彦、以下 DMG森精機)のソフトウェアソリューション「CELOS Club」 における IoT ソリューションの提供で協業します。
本ソリューションを導入した製造業などの顧客は、各制御システムのデータをマイクロソフトのパブリッククラウドプラットフォームである Microsoft Azure 上に収集し、AI を活用して分析することで、適切なタイミングでプロアクティブな予防保全が可能になり、工場内におけるダウンタイムの削減や工程の効率化、機材のメンテナンス性向上や不良率の削減などが期待できます。今後、エッジデバイスをインテリジェント化する Windows 10 IoT(注1)や Azure IoT(注2)などの活用も視野に入れています。
ハードウェアとしての工作機械は、納入後 10 年以上使用可能ですが、製造業をめぐる近年の環境変化へ対応するには、工場の生産性、品質向上やエネルギー利用効率化などへの対応が急務です。DMG森精機は、工作機械をデジタル化することにより、長いハードウェアのライフサイクルの中で、順次こうした環境の変化に柔軟に対応することが可能になる、継続的に生産性を向上するためのソリューションとして「CELOS Club」を提供しています。
DMG森精機においては、現在社内サーバーで運用しているサービスの Azure への移行を進めており、マイクロソフトのセキュリティ対策ソリューションである Application Gateway、Azure Security Center や Network Security Group なども採用し、より安全、安心な環境に配慮したソリューションを提供する予定です。
本協業は、2016 年 9 月に発表した「工作機械を中心とする制御システムのセキュリティ、スマートファクトリーの実現に向けた技術協力」の延長線上にあるもので、両社によるセキュリティに関連した取り組みや、クラウドにおける運用と応用分野への検討結果を受け、実際のソリューション提供に至ったものです。
マイクロソフトは、世界 54 リージョン、140 ヵ国で Microsoft Azure を提供しており、今回の IoT ソリューションのグローバル基盤として活用することで、ビッグデータの活用による高精度の予兆保全やAIの活用による高付加価値化など、本ソリューションをはじめとする連携を通して、製造業におけるデジタルトランスフォーメーションを支援していきます。
以上
(注1)Windows 10 IoT:様々なインテリジェントデバイス向けのオペレーティングシステム
(注2)Azure IoT:クラウドに接続されたIoTデバイスを管理する一連のソリューションの総称
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マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフト Web サイトを通じて入手できます。
日本マイクロソフト株式会社 Web サイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Web サイト http://www.microsoft.com/
* Microsoft、Azure、Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
* Windows の正式名称は、Microsoft Windows Operating System です。
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