オリンパス株式会社が推進する AI や IoT を活用したデジタルトランスフォーメーションを支援

同社のイノベーションプラットフォーム ICT-AI プラットフォームとして Microsoft Azure を活用

日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長:平野 拓也)は、精密・医療機器のリーディングカンパニーであるオリンパス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:笹 宏行)が、デジタルトランスフォーメーションを推進するために、同社の次世代製品、サービスのイノベーションプラットフォームである ICT-AI プラットフォームにマイクロソフトのパブリッククラウドプラットフォーム Microsoft Azure を採用したことを発表します。今後、オリンパスは、ICT-AI プラットフォーム上で、医療や科学、映像事業などの事業分野において、既存製品サービスの高付加価値化と新規ビジネスの開拓などに向け、同社の AI や IoT を活用したサービスを提供していく予定です。

今回、オリンパスは、最新テクノロジの提供から導入まで、および障害発生時の対応など、マイクロソフトがグローバルでサポートする体制を整えている点について評価するとともに、世界 140 ヵ国、54 リージョンにデータセンターを設置していることや、各国市場での医療や科学分野での豊富な実績を有していること、それぞれの市場で求められるセキュリティ要件へ適合していること、および高いプライバシー保護などの点を評価した結果、Microsoft Azure を ICT-AI プラットフォームへ選定しました。

オリンパスは、デジタルトランスフォーメーション推進にあたり、マイクロソフト本社の研究開発部門とも密接に連携し、最新テクノロジの導入を図るとともに、米国や欧州のマイクロソフトコンサルティングサービスと連携して、最新事例から得られた知見を元に、幅広いプロジェクトを展開しています。

さらに、同社では、最新テクノロジの導入に加え、人材への投資や社員の意識改革を行い、テクノロジ活用を進めており、デジタルトランスフォーメーションの基盤となるイノベーションの連鎖と大きな変革を実現する Tech Intensity(テック インテンシティ) の構築を推進しています。

現在、マイクロソフトとの連携で展開している主なプロジェクトは以下のとおりです。

  1. OLYMPUS Scientific Cloud
    Azure を基盤とした IoT サービスで、各種センサーや非破壊検査用デバイスなどをクラウドへ常時接続することで、ソフトウェアのシームレスな更新、大量データのバックアップ、データの可視化などが可能です。また、今後は、共同作業や予兆保全、データの保護も視野に入れています。
  2. AI を活用した工業用内視鏡プロジェクト
    マイクロソフトのオープンソースの深層学習フレームワーク CNTK (Cognitive Toolkit) を用いた深層学習により、工業用内視鏡で撮影したジェットエンジンの内部画像から、損傷の有無や損傷箇所を自動検知するプロジェクトを展開中です。
  3. MedPresence
    手術効率の向上と専門性の高度化を実現する、Azure を基盤とする遠隔医療支援ソリューションです。医療機関に求められる高い IT セキュリティを備えています。

日本マイクロソフトは、今後もオリンパスが各事業分野で進めるデジタルトランスフォーメーションを支援していきます。

 

マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。

日本マイクロソフト株式会社 Web サイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Web サイト http://www.microsoft.com/

* Microsoft、Azure は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
* その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

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