紀陽銀行が、パブリッククラウドのフルバンキングシステム「BankVision on Azure」を採用し、銀行業を高度化

BankVision on Azure

現在、地方銀行は、人口減少や地域経済の再活性化に向けたビジネスモデルの変革が喫緊の課題となっています。また、ビジネスモデル変革には、システムの近代化が不可欠です。特に、銀行にとって基幹業務システムである勘定系システムをクラウド化することで、システムの導入、運用管理コスト削減だけでなく、高度な分析機能の活用や、API 連携による異業種連携などが実現し、付加価値が高いサービスの提供が可能になります。

和歌山県に拠点を置く紀陽銀行は、こうした課題を解決するために、デジタルトランスフォーメーションを進めており、2018 年から「クラウドファースト」の考え方に基づき、行内システムを順次クラウド化しています。今般、同行の勘定系システム基盤に、BIPROGY 株式会社の支援により、マイクロソフトのパブリッククラウドプラットフォームである Microsoft Azure 上で動作する、同社のオープン勘定系システム「BankVision on Azure」を採用しました。この取り組みは、パブリッククラウド上への勘定系システムの移行を通して、システムのスケーラビリティの確保や、開発スピードの向上、システム投資コントロールの実現を図り、柔軟に市場の要請に応えられる体制を整えることで、地域社会活性化に貢献する付加価値型バンキングへの変革を目指した活動の一環です。

付加価値型バンキングサービスの提供に向け、クラウドサービス上でのデジタルサービス機能や、データ活用プラットフォームなどの展開も予定しており、サービスの高度化によるお客様の利便性や満足度向上、紀陽銀行の銀行サービスをハブとした地域社会の DX 化を図ります。

今回の導入にあたっては、勘定系システムとして求められる「安定性」・「高信頼性」をクラウドの特性を活かした構成および運用について、紀陽銀行、BIPROGY およびマイクロソフトが相互に連携し、プロジェクトを進めてきました。

日本マイクロソフトは、今後も紀陽銀行のデジタルトランスフォーメーションを BIPROGY とともに支援していきます。

紀陽銀行プレスリリース:
https://www.kiyobank.co.jp/personal/get_pdf.php?f=00002325

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