災害時緊急連絡対応コミュニケーションツール「coco-do」を無償提供開始

[2013年3月25日]

日本デジタルオフィス株式会社
日本マイクロソフト株式会社

 日本デジタルオフィス株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役:濵田 潔、以下 日本デジタルオフィス)は、日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、代表執行役 社長:樋口 泰行、以下 日本マイクロソフト)と協力して、スマートフォン、PC、タブレット向けのコミュニケーションツール「coco-do」(ココ ドゥー)を開発し、本日2013年3月25日(月)より、日本語版と英語版を提供開始します。coco-doは、2011年3月18日より日本デジタルオフィスが提供している、ボイス対応被災時緊急連絡用アプリ「J!ResQ」(ジェイ レスキュー)の最新版であり、用途や機能の拡充に合わせて今回名称を変更しました。

日本デジタルオフィスが東日本大震災の直後に日本マイクロソフトと連携して開発し、提供中のJ!ResQは、国内だけでなく、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、中近東などの海外も含め、多くのユーザーに利用されていますが、地震などの災害発生時に初めて利用するユーザーが多いことから、家族や友人に無事を伝えたり、安否情報を確認したりする機能があるのにもかかわらず、災害時にスムーズに操作し活用するのが難しいという課題がありました。そこで日本デジタルオフィスでは、日本マイクロソフトによるクラウドサービス「Microsoft Windows Azure」の無償提供や技術協力のもと、J!ResQを再設計し、LINEやFacebookなどのSNSと連携するコミュニケーションツールとして毎日の生活や仕事で利用でき、災害時にはそのまま安否情報の発信・確認に活用できるツールとしてcoco-doを無償で提供します。日本デジタルオフィスではcoco-doをより便利で安心・安全に役立つツールとして利用いただくために、coco-do公式Facebookページ(https://www.facebook.com/cocodo.jp) を開設し、ユーザーの声をもとに機能や対応機器などを随時拡充していきます。

■ 「coco-do」について

  • 名称: coco-do (ココ ドゥー)
  • 概要: スマートフォンやPC、タブレットなどの機器において、地図やWebサイト、写真を手書きやペンで自由に加工し、音声を付加して、SNS投稿やメール送信ができるコミュニケーションツールです。J!ResQでは音声と所在情報だけでしたが、coco-doでは、地図やWebサイト、写真に書き込める機能とSNSへの投稿機能を強化し、ユーザーが日々のコミュニケーションツールとして利用できるようになりました。日々の生活や仕事で coco-do を利用することで、災害時にはより迅速かつ容易に家族や友人に安否情報を共有できます。coco-doが送信した位置情報と音声のデータは、日本マイクロソフトのクラウドサービスである Windows Azure に蓄積されるため、予めグループ登録を行うことで家族や友人の投稿履歴を地図上に表示する機能なども利用できます。
  • 主な特徴
    1. 個人情報の登録不要
      メールアドレスなどの個人情報を一切登録することなく、安心して利用できる無料アプリです。
    2. 所在情報の共有
      手書きによる矢印やコメント、音声などとともに、手軽に自分の所在地や友人との集合場所などを伝えられるため、待ち合わせなどでの情報伝達がスムーズに行えます。
    3. Webサイト情報の共有
      『いいね』ボタンが無いWebページやページ内の特定の箇所だけを友人などに共有したいときに、手書きのメッセージとともに手軽にシェアできます。
    4. 写真と所在情報の共有
      撮影した場所のGPS情報を発信することで、発信地とその状況を手軽にシェアできます。普段の生活で気になった場所の様子を共有するだけでなく、営業社員が訪問先を記録し上長への報告に利用したり、災害時に各地の状況を写真とメッセージ、位置情報とともに報告したりできます。
    5. グループの所在を一覧表示(グループビュー機能)
      予めグループIDやパスワードなどを登録しておくことで、そのグループに所属するメンバーの最新の所在や各個人の位置情報・投稿情報をスマートデバイス上で閲覧できます。災害時の安否確認や、復旧・復興活動にも活用できます。
    6. 法人/団体向けに有償サポートを提供
      coco-doは、個人だけでなく法人や団体による利用も無償ですが、テクニカルサポートを希望される法人・団体のユーザー向けに、日本デジタルオフィスが年額8万円の有償サポートを提供します。
  • coco-doの利用イメージ

    <グループビューの利用イメージ>
  • 利用方法
    お使いの機器によって利用方法が異なります。アプリは全て英語版も提供します。

    • Windows 8のPCやタブレットをお使いの方:Windowsストアから「coco-do」で検索してアプリをダウンロードしてください。
    • iPhone/iPadをお使いの方:App Storeから「coco-do」で検索してアプリをダウンロードしてください。
      2013年4月にAndroidのスマートフォン向けの coco-do を提供開始するほか、今後も様々なOSを搭載した機器で利用いただけるよう拡充していきます。
  • Webサイト
    coco-doの詳細および操作方法は、下記Webサイトを参照ください。利用イメージの動画などもご覧いただけます。
  • 情報サイトhttp://www.coco-do.com/
  • Facebookページhttps://www.facebook.com/cocodo.jp

■ 「coco-do」提供の背景と両社の役割
日本デジタルオフィスは、代表取締役が神戸での阪神・淡路大震災被災を契機に、震災から2年後の1997年1月17日に創業した会社であり、企業や個人における情報資産の有効活用を目指して、これまで様々なソフトウェアを開発・提供してきました。2011年の東日本大震災の直後には、阪神・淡路大震災での被災経験と、日本デジタルオフィスのソフトウェア開発力を活かして、被災地の方々のお役に立てるよう、J!ResQを日本マイクロソフトやボランティアの協力のもと、開発・提供しました。
日本マイクロソフトは、J!ResQおよびcoco-doの開発・提供において、クラウドプラットフォームとしてWindows Azure を無償提供するとともに、開発にあたっての技術支援を行ったほか、本サービスをより多くの方に利用いただくための告知活動を支援します。J!ResQおよびcoco-doのプラットフォームとして Windows Azureを利用したことで、各種スマートフォンやPCなどの様々な機器に対応したアプリの迅速な開発・提供や、多言語対応による世界各国での利用を実現しています。
日本デジタルオフィスと日本マイクロソフトでは、「coco-do」により、世界中の皆様のコミュニケーションが深まるとともに、災害時のより円滑な安否確認や復興活動に貢献できればと考えています。

【日本マイクロソフト株式会社について】
日本マイクロソフトは、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフトは、モバイル ファースト& クラウド ファーストの世界におけるプラットフォームとプロダクティビティのリーディングカンパニーで、「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。
日本マイクロソフトは、この企業ミッションに基づき、「革新的で、安心して使っていただけるインテリジェントテクノロジを通して、日本の社会変革に貢献する」企業像を目指します。

マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。

日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/

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