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Microsoft Sovereign Cloud 、ガバナンス、生産性、そして大規模AIモデルの安全な実行をサポートする機能を追加 ―― 完全にネットワークから切り離された環境での利用が可能

著者 ダグラス フィリップス (Douglas Phillips) マイクロソフト Specialized Clouds 社長 兼 最高技術責任者  

※本ブログは、米国時間 2026 年 2 月 24 日に公開された ”Microsoft Sovereign Cloud adds governance, productivity and support for large AI models securely running even when completely disconnected ”の抄訳を基に掲載しています。      

デジタル主権が戦略的な要件となる中、より厳格な規制や高まるリスクを踏まえて企業や組織は重要なインフラや AI 機能の導入方法を再検討しています。マイクロソフトのデジタル主権に対するアプローチは、企業や公共部門、規制産業が安全かつ独立して、そして自らの定める条件でデジタル経済に参加できるようにすることを基盤としています。Microsoft Sovereign Cloud は、生産性、セキュリティ、クラウド ワークロードを統合し、パブリックとプライベート双方の環境に対応します。お客様は、アーキテクチャの分断や増大する運用リスクを防ぎながら、各ワークロードに最適な管理レベルの強度を主権オプションの中から細かく選択できます。データが適切に保護され、コントロールが確実に適用され、実際の運用条件下で業務を継続できることが重要です。こうした状態を自らコントロールできるという確信があってこそ、信頼は成り立ちます。 

こうした機密性の高い環境を支えるため、マイクロソフトは接続された環境から、断続的な接続環境、完全に切断された非接続環境のいずれにも対応する統合された機能を提供しています。今回の機能拡張では、主に 3 つの大きなアップデートを発表しました。 

Azure Local の非接続運用(提供開始――企業や組織は、クラウド接続なしでもAzure のガバナンスとポリシー管理のもとで、ミッションクリティカルなインフラを運用できるようになりました。これにより、主権要件や機密性が求められる、あるいは隔離された環境においても業務の継続性を確保します。 

Microsoft 365 Local非接続環境(提供開始)――主要な生産性ワークロードであるExchange Server、SharePoint Server、Skype for Business Server を、お客様の主権運用境界内にあるAzure Local 上で完全に実行できます。これにより、クラウドから切り離された状態でも、チームの生産性を維持できます。 

Foundry Local に最新インフラ機能と大規模 AI モデルのサポートを追加 ――Foundry Local により、組織は大規模 AI モデルを完全に非接続の主権環境に導入できるようになりました。NVIDIA などのパートナーによる最新インフラを活用し、デジタル主権を重視するお客様は、自社ハードウェア上でマルチモーダルモデルをローカルで実行し、厳格な主権境界内で完全に非接続の状態でも強力なローカル AI 推論を実現できます。 

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接続環境でも、完全に切断された環境でも実行可能。Sovereign Private Cloud は、Azure Local、Microsoft 365 Local、Foundry Local を統合し、最新のインフラストラクチャ、生産性、そして大規模 AI モデルに対するサポートを、あらゆる運用境界で提供します。 

これは、Azure Local インフラと Microsoft 365 Local ワークロードを基盤に、ローカライズされたフルスタック環境を実現します。どのような接続状況でもレジリエンスを維持できるよう設計されており、Foundry Local の大規模モデルが加わることで、高度なマルチモーダルモデルをローカルで、かつ安全に、完全に非接続の状態でも実行できます。お客様は、業務の中断を防ぎ、極めて重要なワークロードを保護し、一貫したガバナンスとポリシー適用を実現しながら、データ、ID、運用を主権境界内にとどめることができます。 

Azure Local は、非接続状態でも重要なインフラをローカルで稼働させます 

特殊な要件を持つワークロード向けに、Azure Local はオンプレミスの基盤を提供し、Azure と一貫したガバナンスとポリシー管理を実現します。Azure Local の非接続運用では、管理、ポリシー、ワークロードの実行がすべてお客様の運用環境内で完結するため、環境を隔離する必要がある場合や接続が利用できない場合でも、安全にサービスを継続できます。慣れ親しんだ Azure の操作性と一貫したポリシーにより、組織はパブリック クラウド サービスへの継続的な接続に依存せず、ワークロードをローカルで展開、管理できます。Azure Local は、極めて重要なニーズに応じて、小規模の導入からデータ集約型、さらには AI 主導型ワークロードを支える大規模展開まで拡張可能です。お客様は主権境界内で迅速な導入から、段階的な拡張まで、すべてを統一された運用モデルで管理することができます。 

一方で、非接続環境での運用は、外部依存が許容できなかったり、意図的に接続が制限されたり、また、業務継続性がビジネスの最重要課題となるような場合に、従来のクラウド前提を超える制約が浮き彫りになります。 

「Azure Local の非接続運用が利用可能になったことは、データの管理を重視しつつ Microsoft Cloud のパワーを犠牲にしたくない組織にとって画期的です。ルクセンブルクでは、デジタル主権は単なる理念ではなく戦略的な必須事項であり、このモデルは市場が求めるレジリエンス、自律性、信頼をもたらします。マイクロソフトの技術力と Proximus NXT の主権クラウド専門性を組み合わせることで、お客様は完全な非接続モードでも自信を持ってイノベーションを推進できるようになります」と Proximus Luxembourg の CEO であるジェラール ホフマン (Gerard Hoffmann) は述べています。 

Microsoft 365 Local は、完全に非接続の環境でも生産性とコラボレーションを維持します 

デジタル主権環境が非接続環境へと移行する上で、人の生産性を維持することはインフラがしっかりと稼働することと同じくらい重要です。Microsoft 365 Local非接続環境は 10 年以上にわたりこれらのサービスを提供、サポートしてきた実績をもとに、生産性レイヤーにも継続性をもたらします。マイクロソフトの主要サーバー ワークロードである Exchange Server、SharePoint Server、Skype for Business Server(2035 年までサポート対象)を、お客様のデジタル主権プライベート クラウド上で提供します。 

Microsoft 365 Local を利用することで、チームはインフラや AI ワークロードと同一の管理境界下で、安全にコミュニケーションや情報共有、コラボレーションを行うことができます。すべての機能はローカル環境で稼働し、お客様独自のポリシーのもと、データのレジリエンス、アクセス、コンプライアンスを完全に制御することができます。また、Azure と一貫した管理とガバナンスの仕組みにより、お客様は信頼できる生産性体験を得られるだけでなく、オフライン時でも可用性とセキュリティを維持できるように設計されています。 

Foundry Local に大規模モデルと最新インフラを導入 

Foundry Local ポートフォリオに大規模モデルと最新インフラが加わりました。これにより、高度にセキュアな環境を必要とするお客様においても、マルチモーダルかつ大規模なモデルをデジタル主権プライベート クラウド環境内で直接実行できるようになりました。その結果、マイクロソフトのエンタープライズ向け AI 機能をオンプレミス環境でも活用可能となり、ローカル推論や API を含むすべての処理を、お客様が管理するデータ境界内で実行できるようになりました。 

小規模モデルにとどまらず、Foundry Local と Azure Local の統合は、NVIDIA などのパートナーによる最新 GPU を活用した大規模モデルの実行を想定して設計されています。マイクロソフトは、導入、アップデート、運用を包括的にサポートします。推論処理の需要が今後増加した場合も、お客様は引き続き自社のデータおよびハードウェアに対する完全な管理権限を維持できます。 

よりわかりやすい選択肢とコントロールを実現 

厳格なデジタル主権や規制要件に直面するお客様にとって、完全に非接続の主権プライベート クラウドは重要なビジネスニーズです。Microsoft Sovereign Private Cloud は、外部接続が一切ない環境においても安全かつコンプライアンスを満たした運用を可能にするために設計されています。一方で、非接続環境は一律ではありません。ミッションやリスク、規制に応じて接続、ハイブリッド、非接続の各モードを使い分けて運用するお客様もいます。マイクロソフトのアプローチは、完全に非接続のシナリオにおいてもシンプルさを損なうことなく厳格な主権要件を満たしつつ、接続が可能な場合には柔軟性を維持できるよう支援します。Azure Local の非接続運用、Microsoft 365 Local、Foundry Local を組み合わせることで、組織はワークロードの実行場所や環境の管理方法を選択でき、接続、非接続両方の展開においてでガバナンスと運用を標準化できます。 

導入を開始する 

・Azure Local の非接続運用と Microsoft 365 Local非接続環境は、現在世界中で利用可能です。また、Foundry Local の大規模モデルは、条件を満たすお客様向けに提供されています。 
Microsoft Sovereign Cloud の詳細 

Azure Local の非接続運用について 

ダグラス フィリップス (Douglas Phillips) は、マイクロソフトの業界特化型およびデジタル主権、プライベートクラウドに関するグローバル エンジニアリングを統括しています。Azure やアダプティブ クラウド ポートフォリオ、Microsoft 365 コラボレーション スイートをはじめとするマイクロソフトの業界最先端ソリューションについて、主権性、セキュリティ、エッジ、コンプライアンス要件を持つお客様向けのグローバル戦略、製品、運用を担当しています。 

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