国士舘大学と日本マイクロソフトが連携し、先進的な学生向け ICT サービスの提供を目指し国内の大学として初の学内 ICT システムの全面クラウド化を実現

[2011年6月30日]

国士舘大学
日本マイクロソフト株式会社

サイボウズ株式会社(代表取締役社長:青野 慶久、本社:東京都文京区、以下、サイボウズ)は、日本マイクロソフト株式会社(代表執行役社長:樋口 泰行、本社:東京都港区、以下、日本マイクロソフト)の技術支援の下、Microsoft(R) SharePoint(R) Server 2010をベースとした次世代グループウェア「Cybozu SP Apps 2010」シリーズを開発し、2011年6月27日 (月) より日本国内と北米で同時に提供開始することを発表します。
国士舘大学は、さまざまなベンダーから提供されているクラウドサービスを比較検討した結果、開発生産性、運用コスト、システム間連携や横断検索などの機能に優れたマイクロソフトのクラウドサービスを選択しました。
具体的には、入試管理、履修管理、Eラーニング、学術リポジトリ、図書館、就職支援、財務会計、人事・給与など個別に管理していた学内システムをマイクロソフトの提供するクラウドサービス(Windows Azure(TM) Platform、SharePoint(R) Online、Microsoft Dynamics(R) CRM Online、Live@edu)に完全移行します。
国士舘大学は、クラウドを全面活用することで、学生に対して場所や時間を選ばない学習環境を提供すると共に、データ容量に縛られないというクラウドの特長を活かして、学生が在学中に残す資料やレポート、さらには学内のコミュニケーションの履歴をすべて蓄積し、活用することが可能になります。また、ホストコンピュータの廃止と約200台のサーバーのクラウド環境への移行により、約30%のICT関連コストの削減を見込んでいます。
2011年4月より入試管理、履修管理、学術リポジトリなど一部のサービスの移行が行われ、2011年9月までに完全移行を予定しています。
さらに、「フルクラウド化」にあたっては、既存システムの移行にとどまらず、クラウドの特長を活かした先進的な学生向けICTサービスの提供を行います。

学生向けICTサービスの詳細は、以下の通りです。

  • 学内SNS(名称:Kaede-i)
    学科・ゼミ別、サークル別などの学生コミュニティの形成を支援するとともに、学内コミュニケーションを促進するツールとして、学内SNSを提供。
    チャット機能により、教員と学生および学生間のコミュニケーションを活性化。画面上に顔写真が表示されるため、教員にとっては個々の学生を把握しながら、きめの細かい指導が可能になる。また、将来的にはSNSによるコミュニケーションの履歴を、自動的に蓄積・分析することにより、よりよいサービスの提供に役立てる。
  • 学術リポジトリ(名称:i-Lib kiss)
    学生一人ひとりに、学習に利用した資料や作成したレポートなどを保存できるリポジトリサービスを提供。在学中だけでなく、卒業後も生涯にわたって利用可能なサービスとなっている。
    また、「世田谷6大学コンソーシアム」(参加校:国士舘大学、駒澤大学、昭和女子大学、成城大学、東京農業大学、東京都市大学)で同様のリポジトリサービスを共有し、新しい学術情報ネットワークを構築する構想がある。

【日本マイクロソフト株式会社について】
日本マイクロソフトは、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフトは、モバイル ファースト& クラウド ファーストの世界におけるプラットフォームとプロダクティビティのリーディングカンパニーで、「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。
日本マイクロソフトは、この企業ミッションに基づき、「革新的で、安心して使っていただけるインテリジェントテクノロジを通して、日本の社会変革に貢献する」企業像を目指します。

マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。

日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/

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