●マイクロソフト、2011 年度第 4 四半期の決算および通年の業績を発表

[2011年7月26日]

日本マイクロソフト株式会社

マイクロソフト コーポレーション(Microsoft Corporation、本社:米国ワシントン州レドモンド)は、米国時間7月21日(木)、2011年度第4四半期(2011年6月30日締め)の売上高が、前年同期比8%増の173億7,000万ドルであったことを発表しました。また、2011年度第4四半期の営業利益、純利益ならびに一株当たり希薄化後利益は、それぞれ前年同期比4%増、30%増、ならびに35%増となる61億7,000万ドル、58億7,000万ドルならびに0.69ドルでした。

2011年6月30日締めの会計年度について、マイクロソフトは699億4,000万ドルという業績を達成しました。これは、前年度と比較して12%の増加です。営業利益、純利益ならびに一株当たり希薄化後利益は、それぞれ271億6,000万ドル、231億5,000万ドルならびに2.69ドルでした。これらの数字は、前会計年度と比較して、それぞれ13%、23%ならびに28%の増加に相当します。

 マイクロソフトの最高財務責任者であるピーター クライン (Peter Klein) は「2011会計年度を通じて、当社は強力なラインアップの製品とサービスを市場に提供し、収益の2桁成長と利益の拡大を実現しました。また、プラットフォームとクラウドへの投資により当社は長期的成長に備えています」と述べています。

 Microsoft Business Divisionの収益は、第4四半期において7%、通年において16%増加しました。Microsoft Office 2010は、Microsoft Office史上、最速ペースの売れ行きを示しているバージョンであり、既に1億ライセンス以上が販売されています。また、6月にマイクロソフトは、Office 365をリリースし、なじみ深いMicrosoft Officeとコラボレーションした生産性向上ツールをクラウド上で提供しました。

 Server & Toolsの収益は、第4四半期において12%、通年において11%の増加でした(5つの四半期を通じて連続して2桁成長を達成したことになります)。このセグメントにおいては、Windows Server(R)、System Center、および、SQL Server(R)が収益増の推進要因となりました。

 Windows(R) and Windows Live(R) Divisionの収益は、第4四半期において1%、通年において2%減少しました。前年度のWindows 7出荷開始と収益の繰り延べの影響を排除すれば、通年の収益増はPC市場の成長率である2%から4%と同等レベルであったとマイクロソフトは評価しています。Windows 7は、4億ライセンス以上が販売され、企業における展開も加速し続けています。本四半期中、マイクロソフトはWindowsの次期バージョン(コード名:Windows 8)のプレビューを行い、新たなユーザーインターフェースとアプリケーション体験を紹介しました。

 Online Services Divisionの収益は、検索ビジネスの収益が主な推進要因となり、第4四半期において17%、通年において15%増加しました。Bing(R)の米国のサーチ市場におけるシェアは、本四半期に前年比3.4%増加し、14.4%になりました。また、マイクロソフトは、ユーザーが自分のソーシャルコネクションに基づいてより良い意思決定を行えるよう支援するためにFacebookのソーシャルグラフを取り込んだ新機能の提供を開始しました。

 Entertainment & Devices Divisionの収益は、第4四半期において30%、通年において45%増加しました。これには、コンソール機、Kinect(TM)、および、Xbox Live(R)が継続的に貢献しています。Xbox 360(R)は、過去12か月において米国において最もよく売れたゲームコンソール機でした。6月に開催されたE3において、マイクロソフトは、まもなく登場するゲーム製品のラインアップ、Xbox Liveコンテンツのパートナーシップ、および、BingとKinectを使用したコンテンツ発見機能の強化について紹介しました。

 マイクロソフトのCOO(最高執行責任者)であるケビン ターナー (Kevin Turner) は、「収益と利益の2桁成長という好業績の年度を達成できたのは、世界中の当社社員とパートナー企業の皆様のおかげです。中小企業からグローバル企業に至るまで、当社のすべての製品に対する強いビジネス需要が続いています。Office 365の提供開始、および、Windows Azure(R)の普及により、当社のクラウド サービスへの移行も継続しています。当社のお客様には、クラウド移行のためのシームレスで強力な手段を提供しており、次年度への準備は万全です」と述べています。

今後のビジネスの展望
マイクロソフトは2012会計年度における営業経費の予想額を2011年度と比較して3%から5%の増加、280億ドルから286億ドルの範囲として提示しました。

【日本マイクロソフト株式会社について】
日本マイクロソフトは、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフトは、モバイル ファースト& クラウド ファーストの世界におけるプラットフォームとプロダクティビティのリーディングカンパニーで、「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。
日本マイクロソフトは、この企業ミッションに基づき、「革新的で、安心して使っていただけるインテリジェントテクノロジを通して、日本の社会変革に貢献する」企業像を目指します。

マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。

日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/

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