世界で活躍するベンチャー企業の創出に向け、MOVIDA JAPAN と日本マイクロソフトが協業

[2011年10月7日]

MOVIDA JAPAN株式会社
日本マイクロソフト株式会社

 MOVIDA JAPAN株式会社(本社:東京都港区 代表取締役:孫 泰蔵、以下 MOVIDA JAPAN)は、日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区 代表執行役 社長:樋口 泰行、以下 日本マイクロソフト)と協業し、国内外に新しい需要を創造できるベンチャー企業を創出するべく、事業資金、経営ノウハウの提供に加え、クラウドを活用した新サービスを開発するための開発支援を提供する「Startup Cloud」を開始します。

日本経済の成長と活性化を図るためには、社会にイノベーションを起こし、国内外に新しい需要を生み出すベンチャー企業の創出、成長が不可欠です。近年、ベンチャー企業を取り巻く制度的、社会的環境は急速に整備されてきているものの、グローバルに活躍するベンチャー企業が各国で創出されている状況と比較しますと、日本におけるベンチャー企業の起業支援体制をより一層強化する必要があります。
一方、クラウドコンピューティングが急速に普及しつつある現在では、技術者が開発したPC、タブレット、スマートフォンなどの様々なデバイス向けのサービスやアプリケーションを、国内だけでなく世界中に提供することが容易になりました。
こうした状況を踏まえ、MOVIDA JAPAN と日本マイクロソフトは、両社の強みを活かし、日本におけるベンチャー企業の創出と成長を支援していくことで合意しました。
両社では、最初のStartup Cloudとして、MOVIDA JAPANの Seed Acceleration Program(注1) 第1期(応募締切:9月30日(金)、結果発表:10月17日(月)予定)に採択された起業家・企業のうち要件を満たすものに、日本マイクロソフトの「マイクロソフト クラウド対応支援プログラム(注2)」を提供します。支援の規模は対象となる企業により異なりますが、設立3年未満で開発者 3名の企業が本プログラムを利用する場合、 1,000万円相当の支援(注3)となります。
両社では、2012年9月までに50社を Startup Cloud により支援することを目標にしています。

■ Startup Cloud の概要
支援内容詳細:

開発環境 開発用ソフトウェア Microsoft(R) Visual Studio(R) 2010 Ultimate with MSDN(R)
クラウド環境 Windows Azure(TM) Platform (注4)
・コンピューティング: 1,500 時間 (S コンピューティング インスタンス)
・ストレージ: 30 GB
・ストレージ トランザクション: 2,000,000 回
・SQL Azure(TM): 5 GB
技術支援 設計・開発時のアドバイス 日本マイクロソフトのエンジニアによる定例会議の実施
技術サポート ・プロフェッショナル サポート 2インシデント
(マイクロソフト製品に関する技術的な問い合わせを一問一答形式で回答するサポート サービス)
・Windows Azure 技術サポートサービス:3か月間
(Windows Azure Platform に特化した質問に回答します)
・「オープンソース for Windows Azure」技術支援サービス:10時間
(Windows Azure Platform 上での PHP、Java、Ruby、Perl 等のオープンソースによるアプリケーション開発をサポート)
マーケティング支援 日本マイクロソフトのWebサイト、電子メール、広告、イベント等での紹介

申し込み条件:

本プログラム申込前 Microsoft BizSpark(R) への登録
Microsoft Platform Ready への登録
クラウドサービス提供開始後 Microsoft Pinpoint(R) への登録

注1:Seed Acceleration Program
スタートアップ企業に対するMOVIDA JAPANの支援プログラムの1つ。本プログラムに採択された起業家・企業には最高500万円の出資を行い、事業推進に必要なノウハウやネットワークの提供、様々な分野のプロフェッショナルによるメンタリング、Demoイベントを実施します。
注2:マイクロソフト クラウド対応支援プログラム
クラウドプラットフォーム Microsoft Windows Azure Platformに対応したサービスを開発する起業家・企業を対象に、新サービスの提供に向けて支援するプログラム。本プログラムでは、3年間の開発ソフトウェアおよびクラウド環境の提供、3ヶ月間の技術およびマーケティングサポートなどの開発支援を行うとともに、Windows Azure Platform 上で .NET Framework のみならず、PHP、Java、Ruby、Perl 等のオープンソースによるアプリケーション開発もサポートする、無償技術サポート窓口を日本マイクロソフトのパートナー企業とともに新たに開設し提供します。詳細は下記Webサイトを参照ください。
http://www.microsoft.com/ja-jp/mic/bizspark/cloud_support_program.aspx
注3:「1,000万円相当の支援」の内訳
・Visual Studio 2010 Ultimate with MSDN 新規購入価格(1年) 1,722,000円 x 3名 = 5,166,000円
・Visual Studio 2010 Ultimate with MSDN 更新価格(2年分) 1,100,400円 x 3名 = 3,301,200円
・Windows Azure Platform (1年) 305,935円 x 3年 = 917,805円
・技術サポートサービス (プロフェッショナル サポート 20 インシデント)  667,800円
合計: 10,052,805円
*上記はいずれも参考価格となります。実際の購入価格は販売店により異なります。
*上記は設立3年未満で開発者 3名の企業が本プログラム利用する場合となります。
注4:Windows Azure Platform
Windows Azure Platformは、マイクロソフトのデータセンターから、インターネット経由でコンピューティング リソースを提供するマイクロソフトのパブリック クラウドサービスです。ITベンチャーのエンジニアは、必要に応じて必要な分だけコンピューティングリソースを利用することが可能なだけでなく、煩雑なデータベースやOSの運用作業の多くをマイクロソフトがサービスとして提供するため、より戦略的な企画やアプリケーションの開発にリソースを投入することが可能となります。また、Windows Azureは、.NET Framework に加え、PHP、Java、Ruby、Perl など、幅広い開発環境に対応するオープンなクラウドであるため既存技術を活用することが可能です。

【日本マイクロソフト株式会社について】
日本マイクロソフトは、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフトは、モバイル ファースト& クラウド ファーストの世界におけるプラットフォームとプロダクティビティのリーディングカンパニーで、「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。
日本マイクロソフトは、この企業ミッションに基づき、「革新的で、安心して使っていただけるインテリジェントテクノロジを通して、日本の社会変革に貢献する」企業像を目指します。

マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。

日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/

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