富士通マーケティングと日本マイクロソフトが中堅・中小企業におけるサーバー仮想化の導入促進に向けて協業

[2011年10月11日]

株式会社富士通マーケティング
日本マイクロソフト株式会社

 株式会社富士通マーケティング(本社:東京都文京区、代表取締役社長:古川 章、以下 FJM)と日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長:樋口 泰行、以下 日本マイクロソフト)は、中堅・中小企業向けのサーバー仮想化分野で協業することに合意しました。中堅・中小企業が、マイクロソフトの仮想化技術である Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Hyper-V(R) (以下 Hyper-V)が搭載されたサーバーを購入した際に、すぐ利用いただけるよう、予めハードウェアやアプリケーションを設定した上で提供するとともに、アプリケーション開発パートナー各社と協力し「Hyper-V 構成済みアプリケーション」として、FJM の「アプリケーションストア」を通じて提供します。

中堅・中小企業では、サーバー統合によるコスト削減や、事業継続および節電対策などにサーバー仮想化が有効な手段であると認識しているものの、企業内に仮想化環境が加わることによりシステムが複雑化し、信頼性、安定性および運用管理性が損なわれるのではないかとの懸念から、サーバー仮想化は一部での導入に限られていました。
本協業において、FJMは、Hyper-V 構成済みサーバーとアプリケーションストアでの Hyper-V 構成済みアプリケーションの提供に加えて、お客様が希望するアプリケーションを組み込んで出荷する「AZBOX(アズボックス)」や、販売パートナーを通じたパッケージソリューションの提供を行います。予め設定済みの Hyper-V 搭載サーバーを、利用頻度が高いアプリケーションと組み合わせ、評価・検証を実施し、提供することで、中堅・中小企業では、購入後の設定の手間やコストの削減を実現するとともに、信頼性および安定性の高い、最新の仮想化サーバー環境の構築と活用を実現できます。
FJM では、本協業により、Hyper-V 構成済みサーバーを今後1年間で中堅・中小企業 10,000社に導入することを目標としています(販売パートナーによる導入を含む)。また、Hyper-V 構成済みアプリケーションは、販売パートナーの意見を取り入れながら拡充し、2012年3月までに50種類、2012年9月までに約100種類の提供を目標としています。

■ 本協業における両社の役割:
富士通マーケティング

  • 富士通株式会社が中堅・中小企業向けサーバーとして出荷する Hyper-V 構成済みサーバーに、11月上旬より、富士通マーケティングが、Hyper-V 構成済みアプリケーションを組み合わせて提供(特殊用途向けを除く)
  • Hyper-V 構成済みアプリケーションを、11月上旬より、アプリケーションストアにて提供
  • 複数の Hyper-V 構成済みアプリケーションを組み合わせたパッケージソリューションの販売パートナーへの提供およびサポート
    *パッケージ内容については添付資料を参照ください。
  • Hyper-V 構成済みサーバーにお客様が希望するアプリケーションを組み込んだ「AZBOX」を、販売パートナーに提供
  • 販売パートナーの支援(Webサイト、問い合わせ窓口開設による情報発信/セールストレーニング/技術者トレーニング等)

日本マイクロソフト

  • 2011 年 10 月現在 556 件登録されている、「Hyper-V 対応アプリケーション」の開発をさらに促進するために、ISV(Independent Software Vendor、独立系ソフトウェアベンダー)に対して、技術資料の提供や技術サポート、技術セミナーなどを実施
  • Hyper-V 対応アプリケーションを、Hyper-V 構成済みアプリケーションとして提供するための技術資料の提供や技術サポート、技術セミナーなどを実施
  • 中堅・中小企業に仮想化技術を活用いただくための、全国セミナーなどの販促活動や、セミナー等をFJMと共同で実施

 本協業に伴い、Hyper-V 構成済みアプリケーションを提供されるパートナー企業より、下記のコメントをいただいています。
当社は、「サイボウズOffice」シリーズの最新バージョンとなる「サイボウズ Office 9」を2011年10月3日にリリースいたしました。新機能「カスタムアプリ」を新搭載し、共有タスク管理やモバイルアクセスが可能な中小企業向けグループウェアとして進化しました。この新製品をいち早くAZBOXで提供することで、お客様に評価、ご導入頂ける機会が増え、さらに多くのお客様の業務効率化、コミュニケーションの活性化のお役に立てることを期待しております。

サイボウズ株式会社 代表取締役社長 青野 慶久

シマンテックは、この度の富士通マーケティングと日本マイクロソフトの協業を心より歓迎いたします。弊社は今年1月 富士通マーケティングと戦略的パートナーシップを構築、同社の中堅企業向けクラウド型ウィルスサービス、「BSTS」にSymantec Endpoint Protectionを提供、ウィルス対策管理サーバーの必要なく、クラウド型サービスにて中堅の御客様にセキュリティ対策を御提供しております。また今回、日本マイクロソフトと同社の協業により、新たにHyper-V環境下におけるアプリケーションパートナーとして、同製品、及び中堅、中小企業向けバックアップ製品、Symantec System Recoveryを、AZBOX等により提供、サーバー仮想化環境におけるデータ、及び情報の保護を、より簡便に両社の御客様に御提供できることを大変うれしく思っております。

株式会社シマンテック 代表取締役社長 河村 浩明

Sky株式会社は、この度の両社における協業にご期待申し上げるとともに、アプリケーションストアにおいて、クライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View」をご採用いただいたきましたことを、御礼申し上げます。「SKYSEA Client View」は、従来より「Hyper-V」に対応しており、PCやスマートフォン、USBデバイスなどのIT資産管理やログ収集を行っていただけます。サーバー仮想化とあわせて、クライアント運用管理の効率化や情報セキュリティ対策の強化をご支援いたします。

Sky株式会社 取締役 村田 法美

<添付資料 1>

パッケージソリューションの内容

カテゴリ アプリケーション
ファイルサーバー Microsoft Windows Server ファイルサーバー
Microsoft Search Server
バックアップ管理 Symantec System Recovery
コミュニケーションインフラ Microsoft Lync(TM) Server
クライアント統制 Active Directory(R) シングルサーバー
Windows Server Update Services
SKYSEA Client View Light Edition
SKYSEA Client View Standard Edition
グループウェア/ポータル サイボウズ Office 9
サイボウズ デヂエ 8
サイボウズ ガルーン 3
Microsoft SharePoint(R) Foundation
Microsoft Exchange Server
情報分析 Dr.Sum EA
基幹業務アプリ GLOVIA smart シリーズ
GLOVIA smart きららシリーズ
クライアント仮想化 XenDesktop
ウィルス対策 Symantec Endpoint Protection

2011年10月11日現在

【日本マイクロソフト株式会社について】
日本マイクロソフトは、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフトは、モバイル ファースト& クラウド ファーストの世界におけるプラットフォームとプロダクティビティのリーディングカンパニーで、「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。
日本マイクロソフトは、この企業ミッションに基づき、「革新的で、安心して使っていただけるインテリジェントテクノロジを通して、日本の社会変革に貢献する」企業像を目指します。

マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。

日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/

* Microsoft は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
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