[導入事例] 三井物産株式会社

[2013年8月8日]

プライベート クラウドでサーバー統合と運用作業の標準化・自動化を推進


日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、以下 日本マイクロソフト)は、三井物産株式会社 (本店:東京都千代田区、以下 三井物産)が、同社の社内サービス基盤の運用効率の向上とコスト削減の両立を目指して、マイクロソフトの最新のプライベート クラウドソリューションを採用したことを発表します。

 三井物産では、国内外100か所以上の拠点で業務を遂行する約1万5,000人のユーザーに対して、IT部門が様々なITサービスを提供していますが、離れた場所に点在するユーザーをサポートする運用面の負担が大きいことが課題となっていました。そこで同社では、社内サービス基盤の運用効率の向上とコスト削減を実現するために、物理サーバー上で稼働中のシステムのプライベート クラウドへの移行を2009年から推進しています。同社では、プライベート クラウド環境の構築にあたって、当初は Windows Server 2008 R2 Hyper-V と Microsoft System Center Configuration Manager 2007 R3 などを利用していましたが、サーバー統合と、運用管理業務の自動化・効率化をさらに推進していくために、2013年より、最新の Microsoft Windows Server 2012 Hyper-V と Microsoft System Center 2012 の導入を開始しました。

  同社には当初 1,200台以上の物理サーバーがあり、いずれも個々のアプリケーション専用機として設置されていましたが、これらのアプリケーションを、順次プライベート クラウド上の仮想環境に移行し運用を自動化することで、現在までに仮想マシン1台当たり約40%のコスト削減を実現しています。また、これまでに約700の仮想マシンを構築・運用したことで、約10%の電力消費量の削減を達成し、今後さらに残りの物理サーバーを仮想環境に移行することで、より大きな効果を見込んでいます。こうした運用作業の標準化・自動化により、運用者の負担が軽減し、より本質的なIT管理業務に注力しやすい環境づくりも行うことができました。

  三井物産株式会社 IT推進部 副部長 黒田 晴彦氏は、「当社はWindows ServerとSystem Centerを用いてプライベート クラウドを構築してきましたが、最新バージョンでは着実に機能が強化されており、さらなるメリットの享受が期待できます。また、仮想マシンのコア数が大幅に増えることで適用範囲が拡大するのに加え、遠隔地への複製機能や運用管理の自動化のための機能が搭載されており、運用工数の削減、BCP 環境構築の効率化も含めてトータル コストの抑制に大きく貢献すると考えています」と述べています。

 本件の詳細は下記Webサイトを参照ください。

 http://www.microsoft.com/ja-jp/casestudies/mitsui4.aspx

マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。

 日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/japan/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/

* Microsoft、Windows Server、Hyper-V は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
* その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

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