[2013年11月1日]
Windows 8.1 対応の Windows Intune の新バージョンも同時提供開始
日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、代表執行役 社長:樋口 泰行)は、クラウド OSビジョンの基盤となるITインフラストラクチャを構築するための、サーバー オペレーティング システム「Microsoft Windows Server 2012 R2」(以下、Windows Server 2012 R2)、システム管理製品「Microsoft System Center 2012 R2」(以下、System Center 2012 R2)のボリュームライセンスの販売およびパッケージ製品*の販売を本日、11月1日(金)より開始しました。同時に、Windows 8.1対応のWindows Intuneの新バージョンも提供開始しました。
*Windows Server 2012 R2のみパッケージ版を販売します。
Windows Server 2012 R2とSystem Center 2012 R2は、企業システムがクラウドと連携しながら、サービスやアプリケーションをシームレスかつ継続的に提供するための、ITを構築することが可能になります。Windows Server 2012 R2とSystem Center 2012 R2により構築できるIT基盤は、Active Directoryによるクラウドとの統合ID管理、Hyper-Vによる大規模な仮想化に加え、低価格で実現する高性能ストレージやSDN(Software Defined Networking)などを高度に管理することにより、クラウドと連携したハイブリッドで拡張性に優れた企業システムを構築することができます。
Windows Server 2012 R2、 System Center 2012 R2の価格は以下のとおりです。
製品 | ライセンス | Open Business税込参考価格 |
Windows Server 2012 R2 Datacenter | CPU | 1,190,000円 |
Windows Server 2012 R2 Standard | CPU | 170,000円 |
Windows Server 2012 R2 Essentials | CPU | 96,200円 |
System Center 2012 R2 Datacenter | CPU | 512,400円 |
System Canter 2012 R2 Standard | CPU | 188,100円 |
多くの企業が個人で所有するスマートフォンやタブレットなどを活用した、BYOD(私的デバイス活用)モデルを採用し始めています。クラウドから各種デバイスの管理を行うWindows Intuneの新リリースは、Windows 8.1、Windows RT 8.1、iOS、Android などのデバイスを管理できると共に、System Center 2012 Configuration Managerとの組み合わせにより、社内のデバイス管理と連携した一元管理が可能になります。このPCとモバイル機器向けの統合管理環境はWindows Server 2012 R2のアクセス保護と情報保護の新機能を補完するものです。
製品 | ライセンス | Online Subscription Program 参考価格* |
Windows Intune | 1ユーザー | 490円 |
*Windows Intuneのサブスクリプションライセンスには、System Center Configuration Manager、System Center Endpoint Protectionのライセンスが含まれています。
さらに、Windows Server 2012 R2においてマイクロソフトは Remote Desktopアプリケーションの提供を発表しました。 各アプリケーションストアからダウンロード可能になっており、Windows、Windows RT、iOS、OS X、 Androidなどの多様なデバイスから、Windows Server 2012 Remote desktop serviceなどの仮想デスクトップへの容易なアクセスを提供します。
主な製品特長
[Windows Server 2012 R2]
- サーバー仮想化:エンタープライズ クラスのパフォーマンスとスケーラビリティ、高可用性を備えた仮想化インフラストラクチャを提供します。仮想マシンでは、Windows だけでなく、Linux もフル サポートします。
- ストレージ:コスト効果の高い業界標準のハードウェアを使用して、エンタープライズ クラスのパフォーマンスと容量、機能、高可用性、データ保護機能を備えるストレージ ソリューションを構築できます。また、記憶域ネットワーク (SAN) を含めたストレージの包括的な管理を実現します。
- ハイブリッド ネットワーキング:組み込みの SDN (Software Defined Networking) 機能および VPN ゲートウェイ機能により、プライベート クラウドやサービス プロバイダーのクラウド、Windows Azure にテナント専用の仮想ネットワークを作成し、サイト間をセキュアに相互接続できます。ネットワーク機能の強化は、異なるクラウド間を連携させるハイブリッド利用を促進します。
- サーバーの管理と自動化:クラウド インフラストラクチャを構成する物理と仮想のサーバー OS を包括的に管理できます。業界標準の API を介して、Windows だけでなく、Linux を含むクロス プラットフォームの管理に対応します。また、シンプルな管理コンソールによる直感的な管理から、Windows PowerShell による詳細なスクリプト管理まで柔軟な管理環境を提供します。
- Web およびアプリケーション プラットフォーム:インターネット インフォメーション サービス (IIS) は、パフォーマンスとスケーラビリティに優れた、プライベート クラウドとパブリック クラウドに共通の Web およびアプリケーション プラットフォームです。.NET だけでなく、オープンな言語と開発環境、およびオープン ソース アプリケーションに柔軟に対応できます。
- 仮想デスクトップ インフラストラクチャ (VDI):Windows Server 2012 で大幅に刷新された仮想デスクトップ インフラストラクチャ (VDI) は、Windows Server 2012 R2 における仮想化とストレージの強化により、より密度を高めながら、優れたパフォーマンスを提供します。
[System Center 2012 R2]
- インフラストラクチャのプロビジョニング:クラウド インフラストラクチャを構成する物理サーバー、ストレージ、ネットワーク、および仮想化環境をプロビジョニングして、コントロールできます。また、クラウドに対してエンタープライズ クラスのパフォーマンス、伸縮性、マルチテナント、チャージ バック (課金) 機能を提供します。プロビジョニングの対象は、Windows Azure にまで拡張できます。
- インフラストラクチャのモニタリング:クラウド インフラストラクチャの全体から詳細まで、稼働状況、正常性、パフォーマンス、イベントを監視します。監視機能はクロス プラットフォームに対応しており、Windows だけでなく、Linux やネットワーク機器、Windows Azure を単一のコンソールから包括的に監視できます。
- 自動化とセルフサービス:マルチテナント対応のセルフ サービスと自動化を進めることで、IT の機敏性を向上し、オペレーション ミスを排除します。IT の運用チームは、クラウド インフラストラクチャの維持と SLA の提供に注力できます。
- アプリケーション パフォーマンス監視:アプリケーションのパフォーマンスを詳細なレベルで監視することができ、アプリケーション問題の迅速な改善と SLA の提供が可能です。
- IT サービス管理:構成管理データベース (CMDB) を使用した ITIL (Information Technology Infrastructure Library) 準拠の IT サービス管理機能を提供します。これには、インシデント管理、問題管理、変更管理、サービス提供のリリース管理機能、マルチテナント環境におけるチャージ バック (課金) 機能の統合が含まれます。
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Windows Server 2012 R2 イメージ(画像をクリックすると拡大画像が表示されます)
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マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。
日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/japan/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/
*Microsoft、Windows、Windows Server、Active Directory、Windows Intune、Windows Azure は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
*Windows の正式名称は、Microsoft Windows Operating System です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。