Windows 8.1 Update : WSUS での公開と展開タイミングの延長について

Posted by:藤本 恭史
業務執行役員 Windows 本部 本部長

皆さん、こんにちは。

Windows 8.1 Update の企業向けの提供等について、米国時間 4 月 16 日に Windows Blog(英語)で発表がありました。以下にその日本語訳をご紹介します。

Windows 8.1 Update : WSUS での公開と展開タイミングの延長について

Windows Server Update Services 3.0 SP 2 (WSUS 3.2)の接続性の問題に対する解決策を本日提供したことで、Windows 8.1 Update(および Windows Server 2012 R2 UpdateとWindows Embedded 8.1 Industry Update)を Windows Server Update Services (WSUS)で公開しました。

これにより、WSUS、Windows Intune、あるいは、System Center Configuration Manager を使用している組織では、Windows 8.1 を搭載したコンピューターやサーバーへのアップデートの展開が容易になります。このアップデートを既にインストールしているコンピューターやサーバー上では Windows Update が再インストールを促しますが、この場合はアップデートの中の問題修正に関する部分だけがインストールされることになります。既にダウンロードやインストールした部分が二重にダウンロードされたり、インストールされたりすることはありません。詳細情報については KB2959977、および、WSUS チームのブログを参照してください。

これらの最近の製品アップデート リリースに合わせて、最新のソフトウェアによる最適なパフォーマンスを提供しつつ、お客様のプライバシーとセキュリティをより確実に保護するために、Windows 8.1(および Windows Server 2012 R2 と Windows Embedded 8.1 Industry)を稼働するデバイスに対するサービス提供に新しいアプローチを採用しました。

先述のとおり、Windows 8.1 Update(および Server と Embedded に対する同様のアップデート)は、機能改善をお客様により迅速に提供していくというマイクロソフトのコミットメントの表れです。これらのアップデートは、お客様からのフィードバック、そして、お客様の変化するニーズに対応してイノベーションを提供していく必要性を、今まで以上に反映したものになっています。

今後のすべてアップデートは、セキュリティ関連であるか否かに関わらず、今回のアップデートを前提としたものになります。そのため、既存の Windows 8.1(および Windows Server 2012 R2 と Windows Embedded 8.1 Industry)を使用しているお客様は、将来の製品機能強化とセキュリティアップデートを使用する前提として今回のアップデートをインストールしておく必要があります。

アップデートの状況をモニタリングする中で、マイクロソフトは、エンタープライズのお客様への提供方法の新たなアプローチについて積極的に議論し、お客様のアップデートの展開に対するフィードバックに耳を傾けてきました。その結果として、エンタープライズのお客様がこのアップデートを展開するタイムラインを 30 日から 120 日へと延長しました。WSUS、Windows Intune、あるいは、System Center Configuration Manager を使用してアップデートを管理しているすべてのお客様は、将来のアップデートを受け取るために 8 月 12 日までに今回の新アップデートを適用する必要があります。インストールの延期を選択したお客様には、120 日間の期間中に個別のセキュリティアップデートが公開されます。

一般のお客様にとっては、Windows 8.1 Update は、Windows 8.1 デバイスを最新状態に維持するために必須のアップデートです。5 月 13 日以降に Windows Update から新しいアップデートを受け取るためには、今回のアップデートのインストールが必須です。消費者のお客様の大多数は、自動更新を有効にしており、今回のアップデートは 5 月 13 日より前にバックグラウンドでインストールされることになるため、特に気にする必要はありません。デバイスのアップデートをマニュアルで管理しており、5 月 13 日より前に Windows 8.1 Update をインストールしていないお客様は、Windows Update 上で Windows 8.1 Update をインストールするというオプションしか表示されなくなります。Windows 8.1 Update をインストールするまでは他の新アップデートは表示されません。従量制課金のネットワークを使用しているお客様も Windows 8.1 Update をインストールするまでは同様の状況になります。

*2014/5/13 追加:

米国時間 5 月 12 日に Windows Experience Blog(英語)において、一般のお客様向けの Windows 8.1 Update のインストール期限を 30 日間延長し、米国時間 6 月 10 日までとすることが発表されました。これにより、6 月 10 日までに Windows 8.1 Update を適用していないデバイスでは、6 月 10 日以降に配信される更新プログラムが適用できなくなります。一般のお客様の大多数は、自動更新を有効にしており、今回のアップデートは 6 月 10 日より前にバックグラウンドでインストールされるため、特に気にする必要はありません。

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