Posted by:日隈 寛和
執行役 Dynamics ビジネス本部長
こんにちは。日本マイクロソフトで Dynamics ビジネスを担当している日隈です。
2014 年 9月 16 日(米国時間)、マイクロソフトは Microsoft Dynamics CRM 2015 を年末までに提供開始すること、クラウドサービスである Microsoft Dynamics CRM Online および 日本では今月より提供を開始した Microsoft Dynamics Marketing を同時期にアップデートすることを発表しました。今回はクラウドサービスの機能アップデートに加え、オンプレミス利用のソフトウェアのバージョンアップとなります。
CEO のサティア ナデラも言及している通り、マイクロソフトのコアは「プロダクティビティとプラットフォームの企業」です。その中で Dynamics は、企業のお客様のセールス&マーケティング プロダクティビティを飛躍的に高めるという、重要な使命を持った製品です。今期当社では、Office 365、Microsoft Azure に加え、Dynamics CRM Online を「クラウド三大製品」として位置づけ、機能の強化のみならず、大規模な投資を行っています。特にビジネスアプリケーションやクラウドの競合が激しい日本市場においては、お客様の高い期待に応える製品・サービスの提供を目指し、今後もさらなる積極的な展開を予定しておりますのでご期待ください。
10 月 29 日(水)には Microsoft Dynamics フォーラムが開催されます。このイベントでは Microsoft Dynamics のユーザー企業様の実際の体験や Microsoft Dynamics を選ばれた理由など、ユーザー様の「生の声」を聴いていただけます。是非、ご参加ください。
以下は、9 月 16 日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳です。
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新しい Microsoft Dynamics CRM は営業とマーケティングの連携を高めます
マーケティング部門と営業部門のより効果的なコラボレーションを促し、より優れた顧客体験の提供を支援する Microsoft Dynamics CRM 2015 の提供、Microsoft Dynamics CRM Online および Microsoft Dynamics Marketing のアップデートについて発表します。
ワシントン州、レドモンド ー 2014 年 9 月 16 日 ― マイクロソフト コーポレーションは、火曜日、2014 年の第 4 四半期中の Microsoft Dynamics CRM 2015 の提供開始と、Microsoft Dynamics CRM Online および Microsoft Dynamics Marketing のアップデートの予定を発表しました。
本アップデートでは、営業部門とマーケティング部門に気づきを与え、実施しようとしている各種キャンペーンのお客様への影響を理解し、よりパーソナルな体験をお客様に提供できるよう、営業とマーケティングの組織間コラボレーションを強化します。営業部門は、マーケティングカレンダーへの容易なアクセスによりキャンペーンの計画やその対象に関して、これまでになく詳細に把握できます。また、マーケティング部門は、営業の業務プロセスとのシナジーを強化しつつ、より効果的にキャンペーンを計画、実行し、効果を測定することが可能になります。Microsoft Dynamics CRM は、Microsoft Office 365、Yammer、Lync、Skype、SharePoint、Power BI for Office 365 といったマイクロソフトの先進的な生産性アプリケーションとの一層の動作連携の強化を図っていきます。
本リリースは、異なる組織間で協力し、ビジネスチャンスを成約につなげたり、お客様のご要望に対応しようとする企業のニーズに応えることを目的として設計されています。
コンステレーション・リサーチ社の設立者兼会長であるプリンシパル・アナリストのレイ=ワン氏は次のように語ります。「すばらしい顧客体験の実現には、営業とマーケティングの組織間の分断を埋めることは必須要件です。お客様とのやりとりをマーケティングから営業まで一貫して記録し、リードや商談を共同で管理し、営業とマーケティングの双方にとって重要な効果測定を行うツールが組織には必要です。」
Microsoft Dynamics CRM を担当するコーポレートバイスプレジデント、ボブ=スタッツは次のように話します。「さまざまなソリューションやクラウドサービスを売って企業を分断させようとするベンダーは多いですが、私たちは今日の企業の成長に必要な組織間コラボレーションを支援するよう Microsoft Dynamics CRM を設計しました。マーケティングと営業がもっと連携してお客様に接し、マーケティング、営業、サービスの組織間の壁を取り払ってお客様に喜んでもらえる一貫した体験を提供することができるようになるのです。」
マーケティングと営業の連携
営業とマーケティングの間の分断をなくすために、Microsoft Dynamics Marketing は営業コラボレーションパネルを導入します。このパネルにより営業はキャンペーンやその対象に関してフィードバックを行う機会が与えられます。今回のリリースにより、マーケティング担当者はキャンペーンの作成をより円滑に行い、グラフィックエディターを用いた電子メールの編集や、A/B テストによるメール配信、承認ワークフローなど使った統合キャンペーンを実施することが可能になります。マーケティング担当者は、クリックすればすぐにつながる Lync でコラボレーションしたり、ひとつの施策としてウェビナーを簡単に設定したりすることが可能になります。新しいインタラクティブ マーケティング カレンダーを使えば、マーケティング担当者はマーケティングプランを最初から最後まで俯瞰し、管理することができます。Microsoft Dynamics Marketing は日本語とロシア語でも提供されます。
マーケティングとのより効果的な協業の枠組みを提供する他、新しい Microsoft Dynamics CRM は製品ファミリーの機能のサポートにより追加販売の機会を営業部門に提示することが可能になります。また、新しいリリースでは営業プロセスガイドの強化により、営業担当者が期待される成果をあげ、どのようなデバイスを利用していても業務ルールに沿って業務を処理できるようガイドします。ロール毎のダッシュボードと分析、個人用ホームページの設定が可能になった新しい営業用モバイルアプリケーションは営業の生産性をさらに高めます。
Microsoft Social Listening の機能強化は続き、6 つ目の言語としてイタリア語による感情分析の機能が加わり、更に多くの情報ソースからのリスニングが可能になりました。これらの機能強化により、ユーザーはリアルタイムに情報をとらえ、すぐに判断をし、情報を有効に活用することができます。
新たな市場への進出も進めており、火曜日にはマイクロソフトはラテンアメリカの 17 市場で新たにMicrosoft Dynamics CRM Online が購入可能になり、世界の 65 市場でサービスが展開されていることになることを発表しました。Microsoft Dynamics CRM Online のグローバル展開はさらに続き、2014 年末までに 130 以上の市場で、44 か国語で提供されることになる予定です。ラテンアメリカ地域にサービスを提供するためにブラジルのデータセンターを稼働したことを最近発表しましたが、2015 年には Microsoft Dynamics CRM Online を運用するデータセンター拠点を増やす予定であることも明言しました。生産性向上、自動業務プロセス、リアルタイムな売上見通し管理などをはじめとする Microsoft Dynamics CRM 2015 や Microsoft Dynamics Marketing の機能については、リリースプレビューガイド(英語)を参照ください。CRM Connection(英語)にはボブ=スタッツによる一連のブログポストをお読みいただくこともできますし、コミュニティに参加いただくことも可能です。
@MSDynamicsCRM http://www.twitter.com/msdynamicscrm , #MSDYNCRM
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