マイクロソフト、Windows の未来を紹介

[2014年10月2日]

当リリースは2014 年 9 月 30 日に米国で発表されたリリースの抄訳をベースにしています

エンタープライズ機能の強化とオープンなコラボレーションを強調し、Windows 10 を初公開


本日、マイクロソフトコーポレーション(Microsoft Corporation、本社:米国ワシントン州レドモンド)は、次世代の Windows オペレーティングシステムである Windows 10 を公表し、10月1日(米国時間)に提供開始されるPC向けテクニカルプレビューを紹介しました。この発表では、ユーザーエクスペリエンスの改善、セキュリティや管理機能といったビジネス向けの機能の強化が強調されています。またマイクロソフトにとって最大のオープンなコラボレイティブ開発の取り組みとなる、Windows Insider Program も発表されました。これは顧客のニーズを最大限反映するために Windows の開発と提供方法を変革していくためのプログラムです。本プログラムの参加者には、フィードバックのために Windows 10 テクニカルプレビューと、開発サイクルを通じ一連のビルドが継続的に提供されます。」

 マイクロソフトのオペレーティングシステム担当エグゼクティブバイスプレジデントのテリー マイヤーソン (Terry Myerson) は次のように述べています。「Windows 10 はまったく新しい世代の Windowsの始まりであり、お客様に新しい働き方、遊び方、つながり方を提供できる新たなエクスペリエンスを実現します。本製品はマイクロソフトの集大成とも言える OS であり、企業のお客様にとって最高のリリースです。今後 Windows 10 をさらに改善してくために Windows コミュニティと幅広い協業を行なっていくことを楽しみにしています。」

Windows 10: 複数デバイスに共通のなじみやすさと一貫性

 Windows 10 は、Xbox から PC、スマートフォン、タブレット、小型のガジェットに至るまで、お客様が使用しているデバイスに適応します。また操作の特性に合わせて、互換性と一貫性があるなじみやすいエクスペリエンスを提供し、より高い生産性を実現します。Windows 10 は、Internet of Things(モノのインターネット)からエンタープライズ データセンターに至るまで、世界中の非常に広範なデバイス上で稼働します。また、マイクロソフトは、統合されたアプリストアを通じ、すべてのデバイス上に共通のアプリケーションプラットフォームを開発者に提供します。開発者はアプリケーションを一度開発すれば、複数の種類のデバイス向けに容易に展開することができ、お客様はアプリの発見、購入、更新が今まで以上に簡単になります。

Windows 10: 今日のビジネス課題に合わせた設計

 Windows 10 は、エンタープライズクラスのセキュリティ、アイデンティティ、情報保護機能など、企業が必要とするほとんどすべての機能を製品の中核に置いて構築されました。これにより、他のソリューションと比較して複雑さを軽減し、より優れたエクスペリエンスを提供します。強化領域の一つとして、システム侵入、情報漏洩、フィッシングを防ぐためのユーザー アイデンティティ機能の拡張があります。またWindows 10 は、データがタブレット、PC、USBドライブ、電子メール、クラウドなど、どの場所にあっても、アプリケーション レベルあるいはファイル レベルでデータを保護する、コンテナー機能とデータセパレーション機能を提供します。

 デバイスを初期化して一からインストールするというやり方を過去のものにすることを目指した、Windows 7 あるいは Windows 8 からのインプレース アップグレードなどの機能により、管理と展開も単純化され、コストの削減に貢献します。また、企業は最新のイノベーションをどのようなペースで採用するかを柔軟に決定でき、継続的な機能改善に影響を与えることができます。さらに、Windows ストアを自社のニーズと環境に合わせてカスタマイズすることもできます。Windows ストアでは、アプリのボリュームライセンス、柔軟な配布、そして、組織が必要な時にライセンスを回収・再利用できる機能が提供される予定です。

テクニカルプレビューのPC プロダクティビティ

 Windows 10 の初期のテクニカルプレビューは以下のような機能によって Windows の体験を通じて新たなレベルの柔軟性、ナビゲーション、なじみやすさを提供します。

  • スタートメニューの拡張: なじみのあるスタートメニューが復活し、最もよく使われる機能やファイルにワンクリックでアクセスできるようになりました。また、お気に入りのアプリ、プログラム、人々、ウェブサイトによってパーソナライズできる新しいスペースも提供されます。
  • ウィンドウ内で稼働するアプリ: Windows ストア アプリが、デスクトッププログラムと同じ形式で開くようになります。リサイズや移動を行なうことができ、上部のタイトルバーによりワンクリックで最大化、最小化、クローズが行なえるようになります。
  • スナップ機能の強化: スナップ機能の強化により複数アプリでの同時作業が、より容易で直感的になります。新しい四分割レイアウトにより、最大4つのアプリを同じ画面上でスナップできるようになります。また、Windows は追加のスナッピングのために稼働中の他のアプリやプログラムを表示し、空いた画面スペースを埋めるための適切なアプリの推奨もしてくれます。
  • 新しいタスクビューボタン: タスクバー上の新しいタスクビューボタンにより、オープンされたすべてのアプリとファイルを一覧でき、迅速な切り替えや作成した任意のデスクトップへのワンタッチのアクセスが可能になります。
  • 複数デスクトップ: 一つのデスクトップ上で多くのアプリやファイルが重なりすぎるのを防ぐために、仕事用や個人用など、目的やプロジェクトごとに個別のデスクトップを容易に作成し、切り替えることができます。

 

 オープンでコラボレイティブな開発

 Windows Insider Program の発表は、Windows の将来を作り上げるためのお客様との緊密な協業に対するマイクロソフトの継続的コミットメントを示すものです。本プログラムの参加者(Windows Insider)は、マイクロソフトとの双方向対話により、開発サイクルを通じて製品の初期ビルドに対するフィードバックを提供できます。本プログラムは、提案や問題点を共有するための Windows フィードバック アプリ、マイクロソフトのエンジニアや他の参加者と情報交換するための Windows Technical Preview Forum など、Windows Insider がマイクロソフトとやり取りするための様々な手段を提供します。Windows Insider Program とテクニカルプレビューについての詳細情報は http://preview.windows.com をご参照ください。

マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。 

日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/ 

*Microsoft、Windows は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
*Windows の正式名称は、Microsoft Windows Operating System です。
*その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

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