人事部門から見たクラウド導入の効果:多様な働き方を実現する Office 365

Posted by:佐藤 千佳
執行役 人事本部長

みなさん、こんにちは。人事を担当している佐藤千佳です。

2014 年 11 月 18 日に、日本全国約 7 万人の人事部キーパーソンが選ぶ日本の人事部「HR アワード(http://hr-award.jp/)」が発表され、日本マイクロソフトが、【プロフェッショナル・人事労務管理部門】最優秀賞」を受賞しました。今回の受賞は、当社の 「Microsoft Office 365(以下 Office 365)」 が、多様な働き方や作業効率化を実現できるサービスとして、多くの企業経営者や人事担当者の皆様に評価されたことによります。


11 月 17 日に行われた受賞式では、伊藤忠商事様、花王様をはじめ、革新的な取り組みをされた企業、団体の人事リーダーが顔をそろえました。

「HR アワード」は、全国7万人の経営者や管理職など人事部キーパーソンにより選考され、人事関連のアワードとして最も権威のある賞として知られています。Office 365 が IT 部門のご担当者様だけでなく、企業の最前線でワークスタイル改革に携わられている人事部門の皆様にもご評価いただけたことは大変名誉なことであると同時に、 “いつでもどこでも仕事ができる環境” に対する企業の皆様の関心の高まりや、検討の本格化を強く感じています。

当社では、2011 年の品川オフィスへの移転を機に、Office 365 をはじめとした自社テクノロジを活用し“いつでもどこでも仕事ができる環境”を実現すると同時に、フリーアドレス制や在宅勤務の導入といった「ワークスタイル変革」を実施しました。東日本大震災発生時には、私たち自身も BCP(事業継続計画)という観点でその有効性を実感しましたが、現在では日々のビジネスにおいても、成果が目に見える形で表れています。

たとえば、社員 1 人 1 人の業務効率。品川オフィス移転前の 2010 年と、移転後の 2012 年の社内調査で比較すると、社員の残業時間は横ばいですが、一人当たり売上高は 17.4 %向上と、大幅に業務効率をアップさせることができました。テレワークよる社員の移動時間の削減や、情報共有・意思決定の迅速化など、様々な面で社員一人ひとりの生産性を向上させることができたのが大きな理由です。

また優秀な人材の確保・維持という観点でも成果が出ています。2010 年時点では女性の退職率が男性の 1.8 倍であったのに対し、2012 年にはその差はほぼなくなりました。ICT で “いつでもどこでも仕事ができる環境” を整えると同時に、多様な働き方を認める柔軟なカルチャーを育てることで、これまでであれば退職せざるを得なかった社員たちが、仕事と家庭を両立できるようになった結果と考えています。当社の取り組みと成果については、以下でもご紹介いただいています。

HR カンファレンス 2014 春「これからの働き方を変えていくために~日本マイクロソフトが実践する生産性を高めた取組とは~」イベントレポート

今回「HR アワード」を受賞した Office 365 は、Word や Excel、メールや情報共有、オンライン会議など、仕事に必要な作業とコミュニケーションの環境を提供するクラウドサービスです。大規模企業から中堅中小企業まで、すでに多くのお客様が、 Office 365 を導入され、テレワークをはじめとした多様な働き方を実現されています。導入企業様の取り組みはこちらの導入事例サイトでも詳しく紹介しておりますので、ぜひご覧ください。(Office 365 導入事例

私たち日本マイクロソフトは、「プロダクティビティとプラットフォームの会社」として、お客様に生産性の高いツールをご提供するとともに、自ら率先して最新テクノロジを活用した新しい働き方を実践・提案できる会社でありたいと考えています。最新の製品だけでなく、私たち自身の経験やノウハウもご紹介することで、日本のお客様の「ワークスタイル改革」を微力ながらご支援できればと思います。

 

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