プログラミングを学び、教えるキャンペーン週間 “Hour of Code” ~子どもたちが“コードを書く” スキルを身に着けるための支援プログラム「Microsoft Imagine」を発表~

Posted by:加治佐 俊一
マイクロソフト ディベロップメント株式会社 代表取締役 社長 兼
日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 最高技術責任者

 

皆さん、こんにちは。技術と開発を担当している加治佐です。

コンピューターサイエンス教育の振興を目指す米国の非営利団体、Code.org による「プログラミングを学び、教えるキャンペーン週間 ”Hour of Code” 」が、米国時間の 12 月 8 日から 14 日まで、全世界で開催中です。“Hour of Code” とは、世界中の子どもたちに「コードを書く(プログラミングをする)」体験を提供する活動で、180 以上の国から 1 億人以上が参加、米国のオバマ大統領を筆頭に、多くの著名人や IT 企業がこの活動に賛同しています。CEO のサティア ナデラや、創業者 兼 テクノロジアドバイザーのビル ゲイツをはじめ、マイクロソフトも、この ”Hour of Code” を応援しています。


Hour of Code 公式ウェブサイト:http://hourofcode.com/us/ja


Code.org メッセージビデオ:https://www.youtube.com/watch?v=nKIu9yen5nc


Hour of Code メッセージビデオ:https://www.youtube.com/watch?v=rH7AjDMz_dc

 

もちろん、われわれ日本マイクロソフトも、”Hour of Code” に沿った取り組みを実施しています。

12 月 6 日(土)には、さっそく、マイクロソフト ディベロップメントでプログラムマネージャを務める鵜飼 佑が、母校の青山学院 初等部で、プログラミングの初歩を教えました。 

今週水曜日には職場見学で品川オフィスを訪れる東京都立美原高等学校の生徒のみなさんに、当社社員によるプログラミング講座を開催する予定です。

また金曜日には戸板女子中学校・高等学校(※)で、翌週には東京インターナショナルスクールで、それぞれ当社社員らが講師役をつとめ、プログラミングの楽しさを教えるイベントを開催します。その模様は後日、こちらのブログでもご紹介する予定です。

(※来春より三田国際学園中学校・高等学校に改称予定。今回の Hour of Code は、中学生、高校生のためのプログラミング・IT キャンプ/スクールを進めるライフイズテック株式会社との共催です)

マイクロソフトでは、これまでも Imagine Cup や DreamSpark、Microsoft Student Partners (MSP) といった取り組みを通じて、将来を担う若い世代の ICT スキル習得を支援してきました。これらの活動をより一層拡大し、もっと気軽にプログラミングを学び、自らソフトウェアやサービスを創り出すことができる人材を育成することを目指して、若者のプログラミング教育支援プログラム「Microsoft Imagine (英語、近日中に日本語化予定)」を今月発表しました。以下に発表ブログ「Imagine this: Young people have a one-stop shop to learn coding with Microsoft Imagine」の翻訳をご紹介します。

新しいことを学び始めるのに、「遅すぎる」ことはありません。大人のみなさんも、この機会にプログラミングを学んでみてはいかがでしょうか?マイクロソフトの開発ツール「Visual Studio Community 2013」を使って、無料で始めることもできます。

 

若者がプログラミングを学ぶためのすべてがそろう、Microsoft Imagine を開始 

マイクロソフトは、Microsoft Imagine (英語) という新しいプログラムを発表しました。これは、アイデアの発案、コーディング、開発に必要なツールや知識を、年齢や技術レベルを問わず、あらゆる学生、生徒、および児童が簡単に利用できるようにするためのプログラムです。12 月 8 日 ~ 14 日の Computer Science Education Week の初日に合わせて公表されました。

このプログラムは、全世界の若者にコンピューター サイエンスに触れ、習得する機会を提供し、その力を伸ばすことを目的とした、Microsoft YouthSpark(英語) の一環として実施されます。

マイクロソフト でコミュニティアフェアーズのディレクターを務める Jane Broom は次のように述べています。「この業界は指数関数的に急激な成長を見せていますが、今もなお、実に多くの人々がコンピューター サイエンスについて学習する機会に恵まれていません。また、テクノロジを利用する方法は多くの人が知っていますが、テクノロジを創り出すために必要なスキルを持つ人は非常に限られています。これは、この業界における機会格差と言えます。マイクロソフトには、この格差を解消する責任があり、特に、学習の機会をなかなか得られない人々への支援が重要であると考えています。」

マイクロソフトコーポレーションのコーポレートバイスプレジデントで、デベロッパー エクスペリエンス & エバンジェリズム グル―プのチーフ エバンジェリスト を務める Steve Guggenheimer は次のように述べています。「Microsoft Imagine を通じ、年齢や技術スキルに関わらず、より多くの学生たちに、適切なツールやプロジェクト、機会を提供し、彼らがプログラミングを学び続けられるように支援したいと考えています。初めてゲームを作ろうとしている 10 歳の女の子から、就職活動のために技術を磨きアプリを開発している大学 4 年生まで、すべての開発者の卵を対象に、年齢や技術に応じたコース、コンテスト、コミュニティを用意しています。こうした活動を通じ、彼らは自らのアイデアを具現化し、また学び続けてゆくことができるでしょう。」

“Everyone starts somewhere” ― だれもが最初は初心者です (英語)。マイクロソフトは、今週開催されている Hour of Code に主要な協力者として参加しています。引き続き、Code.org の創設協力者として、そして Hour of Code の主要なパートナーとして、業界内で草の根運動を展開し、世界 1 億人の若者たちにプログラミングに挑戦する機会を提供してまいります。

若者のコンピューター サイエンス学習を支援するためにマイクロソフトがどのような活動を展開しているのか、ぜひ詳細をご確認ください。また、他のどなたとも同じようにかつては初心者だった方々が、プログラミングやコンピューター サイエンスの学習を始めたときのエピソード (英語) も公開していますので、お読みいただけると幸いです。

関連リンク

YouthSpark – ICT で日本の若者を元気に
http://www.microsoft.com/ja-jp/citizenship/youthspark.aspx

学生開発者向けサイト
http://msdn.microsoft.com/students-overview-msdn

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