[2015年11月19日]
オープンソースで拡張可能な Visual Studio Code ベータ、.NET Core RC、無料の Visual Studio Dev Essentials プログラム、Visual Studio クラウドサブスクリプション、Microsoft Graph の即時リリースにより、強力な開発ツールをより多くの開発者向けに提供
(当リリースは2015年11月18日に米国で発表されたリリースの抄訳をベースにしています)
本日、マイクロソフトは、開発者向け年次開催イベントであるConnect();において、Visual Studio、Azure、Office、Windows向けの、開発ツールとプログラムの新規提供とアップデートを発表し、デバイスやプラットフォームにかかわらず、あらゆる開発者に最高のエクスペリエンスを提供するという取り組みを強化しました。この中には、無料での提供も多く含まれています。
マイクロソフトのCloud and Enterprise Group担当エグゼクティブバイスプレジデントであるスコット ガスリー(Scott Guthrie)は次のように述べています。「開発者の企業として、マイクロソフトは、開発者が自分独自のやり方でイノベーションを行えるオープンで柔軟なテクノロジを提供して開発者を支援したいと考えています。Visual Studio Codeベータ、無料のVisual Studio Dev Essentials プログラム、そして、Linux, Mac OS X、Windows向けの.NET Coreリリース候補版の製品ラインへの追加は、マイクロソフトがあらゆる開発者のために最も努力している企業であることを示しています。」
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あらゆる開発者に強力なツールを提供
マイクロソフトは、革新的なシナリオを実現する強力なツールによって、すべての開発者が成功できるよう支援すべく取り組んでいます。.NET FrameworkとVisual Studioによるイノベーションの実績に基づき、マイクロソフトは、複数の無料ツールとサービスの提供によって、より多くの開発者を支援します。
本日、マイクロソフトはVisual Studio Dev Essentialsの即時提供開始を発表しました。同製品は新しい無料プログラムで、あらゆる開発者が自分の好むテクノロジを使い、どんなデバイス上、どんなオペレーティングシステム(OS)上でも、アプリケーションを構築するために必要な全機能を提供できるようになっています。本製品は、開発者に人気のあるマイクロソフトのサービス、ツール、リソースにアクセスしやすくしただけでなく、アプリの構築を始める上で便利な多くの機能も提供しています。Visual Studio Dev Essentialsには、Visual Studio CommunityやVisual Studio Codeへのアクセス、そして今回発表されたVisual Studio Team Services(フォーラムでの優先サポート、Mac版Parallels Desktop、Pluralsight・Wintellect・Xamarinによる研修)、2016年初めに提供されるAzure の月額25ドルのクレジットなど、複数の新しい特典があります。詳細情報は、http://www.visualstudio.com をご参照ください。
マイクロソフトの開発ツールへのアクセスをさらに向上するために、本日Visual Studioクラウドサブスクリプションの発表も行いました。 同サブスクリプションにより、今回発表されたVisual Studio Marketplaceを通じて、Visual Studio ProfessionalとVisual Studio Enterpriseを月額料金または年額料金で利用できます。新しいVisual Studio Marketplaceは、開発者自身でマイクロソフトの開発プラットフォームを拡張するためのコンポーネントを検索し、インストールすることのできる場所となります。
マイクロソフトは、本日新バージョンのVisual Studio を初めて披露し、Visual Studio開発者へのイノベーションを継続して提供していることを示しました。
また、マイクロソフトは、Microsoft Graphの一般提供開始も発表し、一つの承認トークンによるマイクロソフトクラウド内のデータ、情報、APIに対する一貫性のあるアクセス方法が開発者に提供されました。Microsoft Graphにより、開発者は、マイクロソフトクラウドの機能を全面的に活用して、企業とエンドユーザーが文脈に則した洞察を得ることでより多くのことを達成できるように支援する、スマートで人間中心型のアプリケーションを開発できるようになります。HTTPリクエストを行える開発者であれば、どのプラットフォームからでもAPIを呼び出せます。Microsoft Graphは http://graph.microsoft.com(英語)でホストされています。
また、Azure Service Fabricもパブリックプレビューとして利用可能になり、Microsoft AzureおよびVisual Studioと完全に統合できる規模のマイクロサービスベースのアプリケーションを、開発者が容易に構築し、運用できるようになりました。このプレビュー版には、Windows Server上での.NETの開発のサポートが含まれます。Linuxのサポートは2016年に予定されています。
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開発者にオープンな設計思想のプラットフォームを
マイクロソフトの開発者向けプラットフォームは、その設計思想においてオープンであり、開発者はどんなデバイス上でも、iOS、Android、Linux、Windowsといったプラットフォームを自由にターゲットできます。本日、マイクロソフトは、開発者がさらに迅速に革新的なアプリやサービスを構築できるよう、人気のあるツールの新バージョンをリリースしました。
マイクロソフトは、GitHub上のオープンソースプロジェクトとして、Visual Studio Codeベータをリリースしました。Visual Studio Codeは、先進的なコードエディターであり、Linux、OS X、Windows上で稼働するVisual Studioファミリーの一部です。既にプレビュー版が100万件以上ダウンロードされています。この新たなベータ版では、追加機能、テーマ、言語サポートのために新しい機能拡張モデルが採用されています。詳しくは、http://www.visualstudio.com をご参照ください。
また、Linux、Windows、Mac OS X向けの.NET Core 5とASP.NET 5のリリース候補版(RC)も提供開始されました。このあらゆるOS向けの.NET Core実装により、開発者は本番環境で使用を始めることができます。
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チーム開発のための総合ツール
Team Foundation ServerやVisual Studio Onlineなど、エンタープライズ開発チームにアジャイル開発やDevOpsのためのツールを提供し支援してきた点で、マイクロソフトは草分け的存在でした。本日、マイクロソフトは、360万人の既存登録ユーザーを擁するVisual Studio Online Services のブランドを変更した強化バージョンであるVisual Studio Team Servicesを発表しました。マイクロソフトは、自社独自の拡張に加えて、新しいVisual Studio Marketplaceで提供されるパートナーによる拡張機能の広範なカタログを示すことで、Visual Studio Team Servicesの拡張可能なアーキテクチャーを強調しました。
また、マイクロソフトは、Windows、Android、iOSのモバイル開発向けに DevOpsソリューションを拡張しました。これには、iOS(MacinCloudとのパートナーシップによります)とAndroid向けのクロスプラットフォームビルド機能を備えたモバイルアプリケーションのクラウド版ビルドのホスト機能が含まれます。マイクロソフトのDevOpsソリューションへのHockeyAppの追加により、DevOpsのサイクルにおけるモバイルアプリのベータテスト、ユーザーフィードバック、クラッシュ分析が可能になりました。
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【日本マイクロソフト株式会社について】
日本マイクロソフトは、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフトは、モバイル ファースト&クラウド ファーストの世界におけるプラットフォームとプロダクティビティのリーディングカンパニーで、「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。
日本マイクロソフトは、この企業ミッションに基づき、「革新的で、親しみやすく、安心でき、喜んで使っていただけるクラウドとデバイスを提供する会社」を目指します。
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マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。
日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/
* Microsoft、Windows、Azure、Visual Studio、Windows Server は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
* Windows の正式名称は、Microsoft Windows Operating System です。
* その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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