「FISC API 接続チェックリスト」に対する Azure・Microsoft 365・Azure DevOps テクニカルアーキテクチャガイドを公開

近年、金融機関と FinTech 企業が API を介して協業し、オープン イノベーションが加速しています。利用者の利便性と保護を制度的枠組みで整備した、改正銀行法も 2018 年 6 月に施行されました。

こうした状況の中、公益財団法人金融情報システムセンター(FISC)から、金融機関・FinTech 企業が安全に Open API 連携を実現していけるようにするため、「API 接続チェックリスト」が公開されました(本日 2018 年 10 月 12 日付)。
本チェックリストは、金融機関と Fintech 企業が Open API で連携する場合に行うべき最低限の安全対策の方針がまとめられたものとなっています。
しかし本チェックリストの要件を実現するためにどのような方策や技術を使うかにについては金融機関・FinTech 企業に委ねられています。

マイクロソフトではこうした背景を踏まえ、FinTech 企業が手間暇をかけずに利便性の高い IT・OA 環境を組み立てていくことができるテクニカル アーキテクチャ ガイドを整理しました。本ガイドは「FISC API 接続チェックリスト」に対応する形で整理されているため、これを利用すると、すでにお持ちの IT・OA 基盤と「FISC API 接続チェックリスト」を突き合わせていく際、不足部分をどのようにマイクロソフトのパブリック クラウド サービスで補っていくのかを簡単に知ることができます。
また、Fintech 企業が円滑にシステム開発を行うには、金融機関側が、公開する Open API のアーキテクチャを Fintech 企業に分かり易く共有することも非常に重要です。これに対して、本テクニカル アーキテクチャ ガイドでは、金融機関が公開する Open API のアーキテクチャの考え方や、Fintech 企業との情報共有のポイントについても整理しています。

テクニカル アーキテクチャ ガイドは以下サイトからダウンロードできます。
http://aka.ms/fisc-api

なお、マイクロソフトは、Azure を始めとして、Microsoft 365(Office 365)、Azure DevOps(旧 VSTS)、Dynamics 365 など広範なパブリッククラウドサービスを提供しており、これらは国際的および各国のセキュリティやコンプライアンス基準を満たしております。ISO 27001、ISO 27018、HIPAA、FedRAMP、SOC 1、SOC 2 などに加えて、クラウドセキュリティゴールドマークにも対応しており、金融機関をはじめ、高いセキュリティ基準が求められるお客様のニーズに対応しています。

マイクロソフトは、お客様・金融機関・FinTech 企業の皆様が安全・安心に利用できる金融イノベーション環境の実現をサポートしていきます。その他の FISC 関連情報はこちらをご参照ください。http://aka.ms/fisc

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