サポート終了まで 1 年。Windows 7、Office 2010、Windows Server 2008 から、最新のクラウド環境への移行状況と支援施策を発表

日本マイクロソフトは、来年 2020 年 1 月 14 日に Windows 7、Windows Server 2008 および Windows Server 2008 R2 のサポートを終了させていただきます。当社では、サポート終了まで 1 年となる本日 2019 年 1 月 15 日(火)に、お客様の移行状況と最新のクラウド環境への移行支援施策を発表しました。

OS やアプリケーションのサポートが終了すると、セキュリティ更新プログラム(品質更新プログラム)が提供されないことから、セキュリティの新たな脅威に対する脆弱性が増すことになります。とくに日本では、来年にかけて様々な国際イベントが開催されるため、日本を標的としたサイバー攻撃が増加する恐れもあることから、当社では、お客様・ユーザーの皆さまの最新環境への早期の移行をお勧めするとともに、パートナー企業と連携したご支援に取り組んでいます。

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■ サポート終了製品の稼働状況

現在 日本国内では、Windows Server 2008 搭載サーバーが 48 万台、Windows 7 搭載 PC は、法人で 1,600 万台、一般家庭で 1,100 万台が稼働していると予測されています(出典:2018 年 12 月 MM 総研をベースに日本マイクロソフトで推計)。

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より多くのお客様に早期に円滑に最新環境に移行いただくため、当社では告知や移行支援に取り組んでいますが、本日新たな取り組みを発表しました。

[Windows Server 2008、Windows Server 2008 R2 からクラウド環境への移行]

1. 大容量データを迅速に移行できる「Azure Data Box」を提供
ファイルサーバーや業務アプリケーションで大容量のデータを保持されているお客様がクラウドサービスに移行する場合、ネットワーク経由で転送しようとすると、転送に要するコストや時間がかかることが課題となります。そこで当社では、2019 年第一四半期中に日本において Azure Data Box の提供を開始します。Azure Data Box は、大容量データを専用デバイスに格納して Azure のデータセンターに配送し、データを高速にアップロードするサービスです。ネットワークを介さずに迅速なデータ移行を実現できます。

2. ファイルサーバーとクラウドストレージを同期できる「Azure File Sync」を提供
お客様のファイルサーバーと Azure 上のファイルストレージを同期するサービスである、「Azure File Sync」を 2019 年第一四半期中に日本において提供開始します。Azure File Sync を利用することで、オンプレミスのファイルサーバーの使い勝手はそのままに、ファイルを Azure 上に同期することができます。

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詳細は下記ブログをご参照ください。
10 年先を見据えたエンタープライズ IT インフラを考える

[Windows 7 と Office 2010 から最新環境への移行]

■ 日本の法人のお客様のご対応状況

従業員 1,000 人以上の企業においては、95% のお客様がWindows 10 への移行に向けた取り組みを開始(出典:楽天インサイト 2018 年 9 月)されていますが、中堅中小企業では、Windows 7 のサポートが 2020 年 1 月に終了することの認知が63%に留まり(出典:楽天インサイト 2018 年 12 月)、2018 年 9 月の調査からは 6 ポイント上昇したものの、まだ半数近くの中堅中小企業のお客様が、最新環境への移行に向けた取り組みを開始されていない状況にあります。また、中堅中小企業のお客様において、Office 365 などのクラウドサービスを利用されている割合に地域差があり、とくに東京と、その他の地域を比較すると、クラウド利用は、東京以外の中堅中小企業のお客様のクラウドサービスの利用は約半分に留まっています(日本マイクロソフト調べ)。

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とくに中堅中小企業のお客様において、最新環境への移行を早期にご検討いただきたいこと、また、東京と地方とでクラウドの活用に差があることから、当社では、中小企業のお客様を対象とした、2 つの移行支援施策を本日発表しました。

1. 最新デバイスとクラウドサービスをオールインワンで提供開始
とくに中堅・中小企業のお客様に、円滑に最新環境に移行いただくために、新たに「Device as a Service(DaaS)+ Microsoft 365」を提供します。Windows 10 デバイスとクラウドサービスをオールインワンで、月額課金モデルで提供するもので、日本で世界に先駆けて提供します。

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常に最新のデバイスを「いつでも」「どこでも」「安全」に利用できる環境を実現するクラウドサービス(Microsoft 365)と一元的に月額利用することで、経営の効率化と従業員の生産性向上、及び、働き方改革に必要な環境を整えることができます。また、Windows 10 PC の運用管理や移行、最新の脅威に耐え得るセキュリティなど、DaaS と Microsoft 365 が一緒に提供されることで、IT 担当者の運用負担を軽減することができ、本来の IT 戦略により一層時間をかけていただくことができるようになります。

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DaaS + Microsoft 365 は、オリックス・レンテック様、大塚商会様、パシフィックネット様、横河レンタリース様、富士通様、VAIO 様の 6 社から順次提供されます。

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2. 全国 12 都市で「クラウド活用による経営力強化セミナー」を開催
日本マイクロソフトでは、2018 年 11 月~12 月に 5 都市で「クラウド活用による経営力強化セミナー」を開催しましたが、今年 2 ~ 3 月にさらに 7 都市で開催いたします。

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詳細は下記ブログをご参照ください。
いよいよ Windows 7 サポート終了 1 年前に ~ IT 環境の最新化に向けて Device as a Service のパートナーソリューションを発表 ~

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