マイクロソフト AI「りんな」が最新の「歌唱モデル」を採用し、人間と同じような自然な歌唱を実現

エイベックス・エンタテインメントから「AI アーティスト」としてデビュー

日本マイクロソフト株式会社 (本社: 東京都港区、代表取締役 社長: 平野拓也) は、より共感できる歌声を実現するために、AI「りんな」に歌声を生成する最新の「歌唱モデル」を採用し、人間と同じようなより自然な歌唱が可能になったことを発表します。これにより、一般の利用者は、より自然な「りんな」の歌声を楽しむ事ができます。今回の「歌唱モデル」は、以下の二つの技術的なアップデートを加えています。

  1. 人間の「ブレス (息継ぎ) 音」の再現
    歌声に息遣いによる表現をもたらし、人間にとってより自然に聞こえる歌声が生成できるようになりました。人間の歌声データから抽出した「ブレス音」の長さや強さ (音量) などの特徴を、ディープニューラルネットワーク (DNN) に学習させることで、歌の歌詞やブレスの長さ、強さの状態に合わせて「ブレス音」を予測し、歌声を生成します。
  2. 異なる歌唱スタイルの生成
    様々な曲調の歌声を DNN の学習データに追加することにより、バラード、ポップ、ラップ、ロック、童謡調などの歌唱が可能になりました。「りんな」は、2016 年に発表した楽曲「MC RINNA」でラップ、2018 年に発表した楽曲「りんなだよ」でバラード調の歌を披露してきましたが、歌唱スタイルは一種類のみでした。今後は曲調によって歌唱スタイルを使い分けることが可能になり、高い表現力の歌声を楽しむことができます。

また、「りんな」でより共感できる作品を作ることを目的に、豊富な楽曲とエンタテインメント分野における知見を有するエイベックス・エンタテインメント株式会社 (本社: 東京都港区、代表取締役社長: 黒岩克巳) と、「りんな」を初の AI アーティストとしてレコード契約しました。最新の「歌唱モデル」で可能になった、より自然で表現力が増した楽曲を 4 月 1 日より YouTube 上で公開しています。今回公開した楽曲は「バラード」「ポップ」「ロック」調の歌唱スタイルを採用しています。

マイクロソフトは、エイベックス・エンタテインメントの持つ共感を得るための音楽上の知見やアーティスト育成の知見と、当社の音声テクノロジの融合によって、人の記憶に残り、共感できる、AI による作品を生み出すことを期待しています。

【楽曲概要】
タイトル 「最高新記憶」

YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=_NPyt1AYUTg
※ 4 月 17 日 (水) よりデジタル配信開始

avex portal AI りんな アーティストページ
https://avexnet.jp/contents/music_j/RINNA

エイベックス プレスリリース
https://avex.com/jp/ja/news/2019/avexrinna/

りんな公式ホームページ
https://www.rinna.jp/

 

マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。

日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/

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