今日のワークプレースでチームを支援するマイクロソフトのビジョンを Surface Hub 2S が推進

本内容は、2019 年 4 月 17 日に米国で公開されたブログの抄訳をベースにしています

パノス パネイ (Panos Panay)
チーフプロダクトオフィサー

まえがき: 本日、ニューヨークの Steelcase において、チームを支援するというマイクロソフトのビジョン、そして、Surface Hub 2S 製品ラインの詳細をご紹介しました。Surface Hub 2S 50 インチは、バッテリー搭載により機動性に優れたコラボレーション環境を提供します。また、新たに 85 インチの画面サイズを提供することを発表しました。

Surface Hub 2S

マイクロソフトの素晴らしいアイデアはチームワークから生まれます。集中し、連携し、緊密につながるチームはきわめて重要です。Surface のプロジェクトが始まった時、私たちはレドモンドの極秘の研究所で共に働く 12 人のチームでした。常にコラボレーションが行われており、少なくとも同じ場所で働いていたという点ではシンプルでした。現在では、チームは世界中に広がり、デバイスを作るだけではなく、緊密につながった完全な体験の構築のためにマイクロソフトの組織全体で緊密に連携しています。

Surface Hub 2S は、デジタルと物理的なワークスペースを橋渡しし、チームの協業を支援するための製品です。これは、日々変化する私たちの働き方に応えるためです。少し前までは個人の生産性に重点が置かれていました。今日では、そのような状況は変化しています。私たちが仕事で直面する課題は複雑であり、その解決には多様なスキルと知識が必要です。

これが、人々が今まで以上の時間をコラボレーションに費やし、企業が新しい共同作業の方法を取り入れている理由です。人々は仕事におけるチームワークがきわめて重要であると考えていますが、チームのグローバル化とモバイル化は未だかつてないレベルで進み、同じ部屋で作業できないことも多々あります。企業は、このギャップを埋めるためのテクノロジを求めています。単に、部門、拠点、タイムゾーンの境界を越えるだけではなく、異なるワークスタイルや立場の人々をつなげられなければなりません。

マイクロソフトは、この目標、すなわち、人々が協力してより多くのことを達成できるよう支援することを目指して鋭意努力してきました。どのデバイスからでもリアルタイムで協業できるコラボレーティブなスイート製品へと Office を進化させました。チームの作業に必要なすべてのツールをアクセスするための安全な場所を作る Microsoft Teams を発表しました。加えて、Microsoft Whiteboard に新たなイノベーションと強化された AI 機能を追加しました。そして、Surface ファミリーに、個人のためのデバイスだけではなく、チームワークのために特別に作られたデバイスを追加しました。

本日、Surface Hub 2S によりこの製品カテゴリーをさらに拡大していくことを発表します。

Surface Hub 2S – チームワークのために作られたオールインワンデバイス

Surface Hub 2S は、マイクロソフトの総力、すなわち、Windows 10、Microsoft Teams、Office 365、Microsoft Whiteboard、そしてインテリジェントクラウドを活用してチームの生産性を最大化します。この新デバイスは、より薄型で軽量の多目的デザインとさらに高い性能を提供します。前モデルよりも 40 パーセント軽量で 60 パーセント薄型のディスプレイにより、Surface Hub 2S は従来の会議室やコンパクトなハドルルームなど、あらゆるスペースにフィットします。鮮やかな 4K+ の 50 インチマルチタッチディスプレイは、同クラスのデバイス中で最高の解像度と最高水準のペンとタッチの体験を備え、共同創造作業を行うための魅力的なキャンバスを提供します。さらに、Surface Hub 2S のグラフィクス性能は、オリジナルの Surface Hub と比較して 50 パーセント高速です。Surface Hub 2S は、米国において 8,999.99 ドルで販売開始し、6 月から出荷開始します。その後まもなく、Surface Hub が販売されている他の市場でも Surface Hub 2S が販売開始される予定です。

どこにいてもチームワークを実現

Surface Hub 2S は、チームがどこにいても共に働けるようにするための柔軟性を提供します。長きにわたり会議室に固定されていたプロジェクター画面を、チームのためのモバイルコンピューターへと変革しました。Surface Hub 2S は同クラスの中で最も薄いエッジとベゼルを提供し、コンテンツとチームワークに集中できるようにすると共に、あらゆるオフィス環境とシームレスに統合できます。Steelcase Roam Mobile Stand そして APC Charge Mobile Battery と組み合わせることで、Surface Hub 2S は、チームを会議室から解放し、どこにいてもアイデアを産み出せる、電源コンセントが不要なモバイルのコラボレーション体験を作り出します。

遠隔地のチームを結び付ける

Surface Hub 2S

リモートから会議に参加することは時に困難を伴います。部屋にいる他のメンバーの顔と共有されたコンテンツが同時に見えない場合、議論に参加することは難しいでしょう。Surface Hub 2S はリモートで働く人々にとっての会議の体験をより充実したものにします。Microsoft Teams や Skype for Business が統合されており、タッチ操作ひとつで会議を開始できます。リアルな大型画面、高性能 4K カメラ、超高音質のスピーカー、遠距離対応マイクアレイにより、チームのメンバーがどこにいても、会議のコンテンツや他のメンバーの発言に集中でき、あたかも同じ部屋にいるかのように会議を行えるよう支援します。

アイデアの流れを途切れさせない

素晴らしいアイデアが会議室のホワイトボード止まりになっており、会議が終わるとチームの思考の流れが途切れてしまうことがよくあります。Surface Hub 2S は、チームが必要とするツールへのアクセスを提供することで、クリエイティブなプロセスを最初から最後までデジタルで支援します。Office 365 アカウントにサインインして必要なコンテンツにアクセスし、重要なビジネスアプリケーションにネイティブにアクセスし、Surface Hub 2 Pen とタッチ操作で自然なやり取りを行うことができます。Microsoft Whiteboard により、ほとんどすべてのデバイスから共有のデジタルキャンバス上で共同作業でき、中断した箇所から容易に再開することもできるのでチームの思考の流れを途切れさせません。

Surface Hub 2S

多様なビジネスニーズに応える新オプション

あらゆるタイプのコラボレーションに適用できる万能のアプローチがあるとは考えていません。企業はチームワークを支援するためのプロダクティビティツールに選択の自由、柔軟性、そして、コントロールを求めています。過去数カ月間にわたり、マイクロソフトは、多様なニーズに対応できるオプションを提供するために、お客様の声を真剣に聞いてきました。その結果のひとつが、今回発表された Surface Hub 2S です。Surface Hub 2S はモジュラー型のハードウェア設計であり、お客様が将来的に新たな体験を得ることを可能にします。

今年終盤には、コンピューティング機能を必要としない、ペンとタッチ操作に特化したインタラクティブディスプレイを必要とするスペース向けに Surface Hub 2 Display を提供します。また、Surface Hub 2S のお客様が独自のアプリケーションを実行するシナリオに適した、Windows 10 Pro または Enterprise をデバイス上で稼働するための新しい構成オプションを提供します。さらに、Surface Hub ファミリーに 85 インチ版を追加することも発表します。85 インチ版 Surface Hub 2S のテストは 2020 年初頭に一部のお客様において開始される予定です。

会議とコラボレーションの変革に Surface Hub を活用されているお客様の事例には大いに触発されています。Surface Hub 2S によって、世界中のお客様がさらに新たな方法でチームワークを強化していくことが楽しみでなりません。

【日本マイクロソフト株式会社について】
日本マイクロソフト株式会社は、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフトは、インテリジェントクラウド、インテリジェントエッジ時代のデジタルトランスフォーメーションを可能にします。「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。
日本マイクロソフトは、この企業ミッションに基づき、「革新的で、安心して使っていただけるインテリジェントテクノロジを通して、日本の社会変革に貢献する」企業像を目指します。

マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。

日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/

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