リアット ベン ズール (Liat Ben-Zur)
Modern Life, Search, and Devices 担当
コーポレートバイスプレジデント
※本投稿は、米国時間 5 月 17 日に公開された” Microsoft Teams now brings family and friends together to call, chat, and make plans ”の抄訳を基に掲載しています。
2020 年から 2021 年にかけて、そして今もなお、私たちは友人や大切な人たちと離れて暮らすことを余儀なくされています。しかし、それと同時に、物理的な距離にかかわらず、共に集まることの重要性と意味を再発見しました。支えてくれた人と一緒でなければ本当の意味で成功を祝うことはできないこと、そして、友人や家族がいなければ、休日の思い出作りも難しいことを痛感してきました。また、仕事を 1 人で片付けるのは決して楽しいことではありません。マイクロソフトは、誰もが共に集まることの意味を再発見できるお手伝いができることを目指しています。共にいてこそ、人生はより楽しいものになるからです。
世界中の数百万人ものビジネスパーソンが気づいているように、Microsoft Teams は業務上のコミュニケーションとコラボレーションのソリューションとしての地位を確立しつつあります。しかし、私たちの生活の多くは、仕事から離れたプライベートのコラボレーションから成り立っていることも事実です。実際、お客様の声を聞くと、家族同士がオンラインでつながったり、予定を立てたり、調整したり、写真のようなコンテンツを共有したりするためのツールを強く求めていることがわかります。
Teams の個人向け機能が本日より利用可能に
本日、デスクトップ、モバイル、ウェブ向けに Teams の個人向け機能が世界全体で提供開始されたことを発表します。大切な人と同じ場所にいるかのように感じられるビデオ通話、予定の調整が簡単にできるグループチャットなど、Teams の個人向け機能は、通話、チャット、計画を立てる、整理をするといったことを、1 つの場所にまとめることを目的にしています。
家族や友人と共に Teams を使う上でとても便利な機能をいくつか紹介していきましょう。
同じ部屋にいるかのようなビデオ通話
家族との親密な食事の時間やカフェでの友人との談笑を懐かしむ人は私だけではないでしょう。マイクロソフトは、ビデオ通話でこのような体験を再現できるよう取り組んできましたが、ビデオ通話が疲労をもたらすのは確かです。この問題を解決するために開発された Teams の重要機能 Together モードが個人でも利用できます。Together モードを利用することで、通常のビデオ通話体験が、共有された仮想環境での体験へと変わり、家族や友人と同じ場所にいるかのような感覚を得られるようになります。
Together モードでは通常のグリッド表示と比較して脳の負担が減るため、ビデオ通話の疲労が軽減します。居間やカフェ、さらには、夏のリゾート地などの多様な仮想環境から背景を選択し、離れた場所にいても、ビデオ通話をより楽しく、魅力的なものにすることができます。
私は、仕事の場でもリアルタイムの絵文字リアクションや GIF アニメを使って、感情を表現するのが好きです。友人や家族との通話でも、この機能を使えることが楽しみでなりません。
ここで、素晴らしい点は、もしそのとき、グループの集まりに参加できなくても、後でチャットの流れを読み返して、好きな GIF アニメを使って会話に参加できることです。Teams のチャットは通話が終わった後も無くなることはありません。
ビデオ通話を設定する時には、誰が Teams を使えるのか、デバイスごとに異なるリンクが必要なのかなど、誰も気にする必要はありません。Teams のビデオ通話のリンクは、Teams を使っていない人も含め、誰でも使えます。どのデバイス (PC、Mac、iOS と Android のスマートフォン) でも、ウェブブラウザからでも友人や家族との会議に参加できます。これにより家族の小さな集まりであっても、大人数が参列するバーチャルな結婚式であっても、あらゆる集まりにお使い頂けます。最大 300 人1を招待できますので、会場には十分な余裕があると言えるでしょう。
チャットだけではなく、予定を立てる作業も容易に
正直に言ってしまえば、友人や家族と共に何かの計画をするのは、それが単純なものであったとしてもやっかいでした。全員のカレンダーをチェックし、各自のやることを整理し、関係のある文書の共有を行なわなければなりません。Teams により、チャットから離れることなく、様々な作業を管理できるようになったため、これがとても容易になりました。
第 1 に、人々をグループチャットに集めるのに必要なことは、メールや電話番号を指定するだけです。Teams を使用していない人であっても、SMS (テキストメッセージ) を使用してすべてのグループチャットに返信できます2。
グループチャット内では、全員で共有できる TO-DO リストを作成し、グループ内のメンバーにタスクを割り当てることができます。グループ内の誰もがタスクの詳細を閲覧・編集でき、完了した時にはチェックを解除できます。
私は、グループチャット内のメッセージをタスクに変更できる機能をとても気に入っています。たとえば、パンが切れていると妻が教えてくれたならば、それを私の買い物リストに直接追加できます。家庭内の雑用でも、来週末の旅行でもすべての人の協力のもとに計画を実行できます。
グループで何らかの決定を行なわなければならない場合はどうでしょうか? 投票機能を活用できます。これも、Teams の仕事向け機能を一般ユーザー向けに適用した例のひとつです。投票機能は、夕食をどこで食べるか、おばあちゃんの誕生日のお祝いをいつ開催するかといったことを決めるときに大いに役立つでしょう。
Teams のユニークな点は、投票が完了すると、その結果に基づき、グループ内の誰であってもグループイベントの追加やタスクの割り当てなどのアクションをとれることです。今までは、チャットのアプリ、予定表に追加するアプリ、タスクに追加するアプリという 3 種のアプリを使用しなければなりませんでした。これからはすべてを Teams 内で行えるようになるのです。投票機能はまもなく提供されます。投票機能を使って家族と夕食に何を注文するかを決められるようになるのが楽しみでなりません。
チャットでダッシュボードビューが使用できるのはとても便利です。ダッシュボードは、写真、ファイル、ウェブリンク、共有タスク、グループイベントといった、グループ内の共有コンテンツを整然と配置してくれます。様々なグループチャットに出入りしても、そのチャットに関連した共有情報に容易にアクセスできるようになり、情報を探し出すのに手間取ることがなくなります。
たとえば、家族とチャットしている時には、地図上での子供たちの今いる場所を確認したり3、妻に頼まれていたタスクをチェックできるようになります。友人とのグループチャットに飛ぶと、そこでは、共有された写真を見たり、友人たちが作ったおすすめレストランのリストに追加で書き加えたりできます。
1 つのアプリ内でワークライフバランスを実現
昨年は、多くの人々にとって、仕事、生活、学習の境界線が曖昧になった年でした。多くの人が、仕事の作業と個人の作業とを頻繁に切り替えています。この「ニューノーマル」の世界での適切なバランスは人により異なります。私は、仕事も個人的生活もすべて Teams で完結できることを気に入っていますが、必要な時には両者を分けたいと考えています。Teams は仕事と個人のアカウントを明確に分離しています。ファイル、連絡先、チャットなどのあらゆる情報はアカウントごとに分離して保存されます。そして、プロファイルのクリック操作だけで容易に 2 つのアカウントを切り替えることができます。
Teams が今や仕事と個人的生活の両方を含めた全体のコミュニケーションとコラボレーションを支え、常につながっていながらも適切なバランスを取れるように支援してくれる存在になったことを大変うれしく思っています。
Teams の個人向けの機能を今日から
Teams の個人向け機能は、本日より、全世界の人々に向けて無料で提供開始されます。もし、仕事向けに Teams を使用しているのであれば、プロファイルでクリック操作を行なって個人アカウントを追加してください。Teams を使ったことがない場合には、本日より iOS 版アプリ、Android 版アプリ、デスクトップ向けアプリをダウンロード可能です。また、Teams は、私のお気に入りである Microsoft Edge も含めて、あらゆるウェブブラウザ上で稼働します。Teams の個人向け機能の詳細についてはこちらをご参照ください。
私たちの多くが仕事で活用している Microsoft Teams が、家族や友人とつながりや協業も支援できるようになったことを大変うれしく思っています。皆様からのフィードバックに基づいて今後も機能を追加していきます。
- 1 対 1 の通話は 24 時間まで無料で行なうことができます。グループ通話 (2 名以上) では、最大 100 名の通話を 60 分まで無料で行なうことができます。現在、COVID-19 の状況を考慮してこの制限は緩和されており、当面は、最大 300 名の通話を 24 時間まで無料で行なうことができます。
- SMS によるチャットは一部の国で提供されており、他の地域には段階的に展開されていきます。詳細については、こちらをご参照ください。
- 位置情報の共有が有効化されている必要があります。
