パノス パネイ: Windows 11 の登場でアジアにおける PC の新時代が始まる

※こちらは、アジア時間 10 月 8 日に公開された “Panos Panay: Windows 11 arrives in Asia to meet ‘a new era in personal computers’” の抄訳を基に掲載しています。

エド レイン (Ed Lane)

マイクロソフトは Windows 11 の提供を開始しましたが、これは仕事、学習、自宅からのリモートといったパーソナル コンピューターが中心となっているハイブリッドな世界に対応するものだと、チーフプロダクトオフィサー、パノス パネイ (Panos Panay) は、言います。

「今、PC は新しい時代を迎えています」とパネイは先日、ワシントン州レドモンドのマイクロソフト本社から Microsoft Teams を通じて、16 人のジャーナリストに向けて語りかけました。

マイクロソフトは 1985 年に最初の Windows OS を開発しており、Windows 11 は 6 年ぶりのアップグレードとなります。

この新しい OS は、パンデミックによって大きく変化した 190 カ国以上の世界に向けて提供されます。PC は、Microsoft Teams や Microsoft 365 などのアプリやサービスにアクセスし、コラボレーションを行うための中心的ツールとして再び注目を集めています。

家での PC の高まり

パンデミック期間中の在宅勤務やオンライン学習により PC への注目が再び高まり、開発者、仕事をする人、学生、ゲーマー、コンピューターそのものを製造する人々に適した新しい OS が不可欠だとパネイは言います。

世界の 10 億人以上の PC 利用者は、オンライン学習、ビデオ通話や、ビジネスのオンライン化など、パンデミック期間にテクノロジの急速な変化を目の当たりにしました。それは、ACER、ASUS、Dell、Lenovo などの OEM メーカーの様々なデバイスも同じです。

アジアをはじめとする世界各国では、Z 世代 (25 歳以下) が初めて PC に触れる機会が増えています。ゲームのため、起業のため、勉強のためなど、新しい OS の必要性が高まり、Windows のモダン化がきわめて「重要」になってきたのです。

パネイは自分の家族を例に挙げて記者にそのことを説明しました。3 年前、彼の 10 代の娘は、あらゆる場面でスマホを使いこなし、当時 Surface Pro の開発に携わっていた父親に「私には PC は必要ない、スマホがあるから」と言ったのです。

しかし、「現在」では彼女は Lenovo Yoga ThinkPad を使用し、その熱狂的なファンになっています。

「今、私たちは PC の新時代に生きています」と Windows + Devices 担当チープロダクトオフィサー、パノス パネイは言います。
「今、私たちは PC の新時代に生きています」と Windows + Devices 担当チープロダクトオフィサー、パノス パネイは言います。

次に行うべきこと

しかし、Windows 11 のような OS が提供するアプリケーションの組み合わせは、パネイ氏と彼のデザインチームに「次に行うべきことは何か?」という根本的な疑問を投げかけました。

「今、人々がどこにいるのかを考え、Windows 11 はそれに応えなければなりません」とパネイは言います。

つまり、開発者は、100 万通りの使い方ができる新世代の利用者のために、「橋渡し」をしなければならなかったのです。

「私たちは Windows を最もオープンな (OS) にしたいと考えていました。それは開発者にとっても、カジュアルユーザにとっても、企業のお客様にとっても同じです」とパネイは述べています。

「あなたのビジネスを構築する上で Windows より適したものがあるでしょうか?」

穏やかでパーソナル

Windows 11 の開発者が強く感じていた点は、デスクトップであれノートパソコンであれ、機能的ツールとしての PC がより「パーソナル」なデバイスになったという点です。人々は、PC を新しいものであると同時に慣れ親しんだ存在と見ています。コンテンツ作成、ゲーム、仕事をリモートで行うことができます。使う人はここに自由を感じ取っているとパネイは言います。

「今後広がっていくハイブリッドの世界はますますよりよくなっていくでしょう。そして、OS としての Windows は、他に類を見ない歴史を人々にもたらすでしょう。」とパネイは付け加えました。

「お客様に安心感を提供したいと考えました」とパネイは述べています。つまり、スナップレイアウト、ウィジェット、Microsoft Teams のチャットなどの新機能が、使いやすいシステムの中で機能しています。つまり、「どこに行って、どうやって帰ればいいのか」という明確な地図があるということです。

使う人ひとりひとりのためにシンプルさを追求することが、パネイと開発チームの 3 年間の原動力となり、発売後のお客様からのポジティブなフィードバックが大きな成果となりました。

「人々が今いる状況について考えた際、
Windows 11 はそれに応える場となるのです。」

「マイクロソフトは、Windows 11 の提供を心待ちにしてきました。体験全体が、好きなものをより身近に感じ、生産性を高め、創造性を刺激してくれます」とパネイは提供開始のブログに書いています。

パネイがより大切にしたのは、この OS 開発に携わった全員が、新しい方法で動く次世代の OS を世に送り出すことに、非常に高いレベルのコミットメントを示したことです。

「製品はそれを作ったチームを反映するものです」とパネイは言います。

タイトル画像: マイクロソフト Windows + Devices 担当チーフプロダクトオフィサー、パノス パネイ (Panos Panay)

※エド レインは、シンガポール在住のジャーナリストです。

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