マイクロソフト、Nuance の買収を完了–成果ベースの AI に向けた新時代が到来

戦略的で補完性の高い買収により、業界特化型のクラウド戦略が加速し、働き方とヘルスケアの未来を変革

マイクロソフト、Nuanceの買収を完了--成果ベースのAIに向けた新時代が到来

※こちらは、米国時間 3 月 4 日に公開された ”Microsoft completes acquisition of Nuance, ushering in new era of outcomes-based AI” の抄訳を基に掲載しています。

ワシントン州レドモンド2022 3 4 日— マイクロソフト (Nasdaq: MSFT) は本日、Nuance Communications Inc. (Nasdaq: NUAN) の買収が完了したことを発表しました。Nuance は、ヘルスケアや金融サービス、小売、テレコミュニケーションなど、さまざまな業界に対応する会話型 AI とアンビエントインテリジェンスのリーダーです。

マイクロソフトと Nuance は、成果ベースの AI を構築するという共通のビジョンに基づき、強力で垂直型に最適化された AI によるセキュリティ重視のクラウドソリューションを駆使し、さまざまな業界の組織が事業目標に向けた活動を加速できるよう支援します。これにより、顧客、患者、臨床医、従業員などの体験が向上し、最終的には生産性と財務業績の改善にもつながるというメリットが享受できます。

マイクロソフト クラウド+AI グループ エグゼクティブ バイスプレジデントを務めるスコット・ガスリー (Scott Guthrie) は、「この重大で戦略的な買収の完了により、Nuance の最高級の会話型 AI およびアンビエントインテリジェンスと、マイクロソフトの安全で信頼できる業界クラウドサービスが統合されることになります」と語ります。「この強力な組み合わせで、医療機関はより安価で効果的かつ利用しやすいサービスが提供でき、あらゆる業界の組織がよりパーソナライズされた有意義な顧客体験を創造できるようになります。Nuance の従業員をマイクロソフトの一員として迎え入れることができ、大変うれしく思います」

DX の加速に伴い、世界中のあらゆる分野の組織が、事業の成功に根本的な影響を及ぼす課題に対処できるようになりました。その課題とは、医療業界で臨床医の燃え尽き症候群が軽減し、病気の早期発見と治療を強化することから、金融サービスや小売、テレコミュニケーション業界でパーソナライズされた顧客体験を生み出すことや、従業員の生産性とウェルビーイングを支えることまで、多岐にわたります。マイクロソフトと Nuance のクラウドベースの AI ソリューションは、事業目標の達成や、組織での最も差し迫ったニーズへの対応に役立つものです。また、マイクロソフトと Nuance は、消費者や患者、従業員にとって頼りになるサービスを必要な時に必要な場で提供することで、さまざまな業界の組織が自らの影響力を高められるよう支援します。

Nuance の CEO であるマーク・ベンジャミン (Mark Benjamin) は、「ヘルスケア、金融サービス、小売、テレコミュニケーションなど、さまざまな業界における Nuance の業界横断型の深い専門知識と実績ある事業成果を、マイクロソフトのグローバルなクラウドエコシステムと組み合わせることで、当社のイノベーションが加速し、ソリューションをより迅速かつシームレスに、そしてより大規模に展開できるようになります。これにより、お客様にとって最も喫緊の課題を解決していきます」と述べています。「マイクロソフトと Nuance がひとつの組織となることで、当社のテクノロジや従業員、お客様、パートナーの機会が今後広がると思うと楽しみでなりません」

マーク・ベンジャミンは、Nuance の CEO に留まり、マイクロソフトのクラウド+AI グループ エグゼクティブ バイスプレジデントのスコット・ガスリーの直属になります。

マイクロソフト (Nasdaq “MSFT” @microsoft) は、インテリジェントクラウドとインテリジェントエッジの時代に向けた DX を実現します。そのミッションは、地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにすることです。

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