マイクロソフトクラウドを活用した脱炭素化に向けたセブン銀行の取り組み

マイクロソフトは、2030 年までにカーボンネガティブを達成し、1975 年の創業以来、直接的に、そして電力消費によって排出したすべての炭素を 2050 年までに環境から取り除くことを目標に、脱炭素化に取り組んでいます。
その取り組みにおいては、今やビジネスと生活の両方を支える重要なインフラとなったデータセンターでの対策が重要であり、さらには当社だけでなく、業界を超えて社会全体で気候変動問題への解決に向けて活動することが求められています。
こうした状況においては、マイクロソフト自身の目標達成に加えて、進捗状況を測定するツールにより、お客様やパートナーを支援し、お客様に信頼いただいているデータセンターの運用やサプライチェーンを通じて、より大きな影響を与えていくことが必要です。

お客様向けのソリューションとして、Cloud for Sustainability のプレビュー版を提供しています。これにより、企業はより効果的に二酸化炭素の排出量を記録、報告、削減し、ネットゼロを目指すことができるようになります。

また、マイクロソフトのクラウドをご利用のお客様が利用に伴う二酸化炭素の排出量を把握、追跡、報告、分析、削減するためのツール Microsoft Emissions Impact Dashboard も提供しています。Emissions Impact Dashboard は、マイクロソフトのクラウドサービスの利用に伴う温室効果ガスの排出量を透明化し、排出量の変化の根本原因への理解を深めてくれます。企業は、マイクロソフトのクラウド利用が自社の二酸化炭素排出量に与える影響を測定することができ、月別、サービス別、データセンター別に排出量を詳細に分析できます。また、まだクラウドに移行していないワークロードの情報を入力して、マイクロソフトのクラウドに移行した場合の排出量削減量を見積もることもできます。新たに追加されたデータ保護機能により、組織内の管理者が、ツール内の自社データの閲覧権限を管理できます。

日本においても、マイクロソフトのクラウドサービスや、こうしたツールを活用して、脱炭素化に取り組む動きが活発になってきました。
株式会社セブン銀行 (本社東京都千代田区) では、再生可能エネルギーの利用をはじめ、データセンターの設計、建設、運用における CO2 排出量の削減、冷却用の水の使用量の大幅な削減など、持続可能性に配慮した点も評価いただき、Microsoft Azure を標準クラウドとして採用いただいています。クラウドを活用することで、カーボンフットプリントを 9 割以上削減できるという調査結果もあり、環境に配慮した取り組みに、クラウドの利用は不可欠になっています。
この度、セブン銀行では、Emissions Impact Dashboard for Azure を活用して、CO2 排出量の可視化や分析をとおして、実効的な取り組みを進めることを発表されました。

今後もマイクロソフトは、お客様の脱炭素化や環境保全に向けた取り組みを支援し、連携して持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいきます。

マイクロソフトのサステナビリティに関する最新の状況は以下を参照ください。

マイクロソフトのサステナビリティへの取り組みに関する最新情報: 2030 年に向けた基盤を構築

以上

本ページのすべての内容は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。正式な社内承認や各社との契約締結が必要な場合は、それまでは確定されるものではありません。また、様々な事由・背景により、一部または全部が変更、キャンセル、実現困難となる場合があります。予めご了承下さい。

Tags: , , ,

関連記事