AI・IoT を活用して建物施設の長寿命化に向けた効率的な保守管理を実現する大成建設

サブスクリプション型建物ライフサイクル管理サービス「LCMC」を提供開始

1960 年代の高度成長期につくられた道路や橋など、多くの社会インフラや建物は、既に耐用年数に近づき、継続して利用するために、各施設に対する確実かつ効率的な保守管理が昨今の重要な課題となっています。また、施設所有者の運用コスト意識から、建物設備の維持管理費のさらなる低減の要請が増えています。こうした背景から、建物施設の長寿命化に向けた、これまでとは違った新しい発想での保守管理が求められています。

AI・IoTを活用して建物施設の長寿命化に向けた効率的な保守管理を実現する大成建設

大成建設は、これらの課題解決に向けて、施設の運用保守業務変革に関して日本マイクロソフトと連携し、AI・IoT を活用して、建物や利用者の様々なデータの収集、各種データの可視化と、分析結果を元にした建物設備の自動制御などのサービスを Microsoft Azure 上に開発してきました。

この度、大成建設は、IoT データを活用して建物管理を自動化するサブスクリプション型サービス「LCMC (LifeCycle Management Console)」を提供開始します。LCMC は、BIM* と IoT を融合した Azure 上の建物プラットフォーム「LifeCycleOS」で動作するクラウドサービスです。LCMC により、大成建設のお客様は、リアルタイムな建物情報を基にした遠隔点検管理や、現場作業員とのコミュニケーションによる的確かつ効率的なメンテナンス、蓄積されたデータ分析から、建物に生じる不具合の予測、メンテナンス時期と適切な対策の立案が可能になります。

今後、大成建設はパートナー企業各社と連携して、不動産価値向上、建物保守業務効率化、利用者の利便性向上などに AI・IoT の活用を進める予定であり、日本マイクロソフトはその取り組みを支援していきます。

* BIM (Building Information Modeling): 建造物の 3D 形状データに、面積、材料や素材、コストなどの各種属性を付加したデータ

<参考>
業界初 サブスクリプションによる建物ライフサイクル管理サービス「LCMC」を提供開始
https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2022/220812_8824.html

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