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ハイブリッド インテリジェンスを実現する Windows

著: パヴァン ダヴルリ (Pavan Davuluri) エグゼクティブ バイス プレジデント、Windows + Devices 

※本ブログは、米国時間 2026 年 10 月 7 日 (水) に公開された “Building Windows for hybrid intelligence” の抄訳を基に掲載しています。 

AI エージェントは、人々の仕事の進め方に根本的な変化をもたらし、PC における生産性と能力を新たなレベルへと引き上げています。エージェントが日々の仕事に浸透するにつれ、コンピューティング性能やセキュリティ、そして適切に管理するための仕組みにもより高い水準が求められます。 

だからこそ私たちは、ハイブリッド インテリジェンスを実現するプラットフォームとして Windows を進化させています。AI エージェントが、適した場面ではローカルで実行され、必要に応じてクラウドにアクセスし、組織が求めるセキュリティと管理のもとで動作できるプラットフォームです。 

ハイブリッド インテリジェンスはこれまでにない可能性を切り拓きます。Windows は、その可能性を実用的かつ安全な形で実現し、幅広く活用できる環境を整えます。そして、強力な最新のシリコン、デバイス、モデルがローカル コンピューティングの力を最大限に引き出します。これらが一体となり、PC の新たな時代を切り拓きます。 

  • Windows は AI エージェントにとって最も安全なプラットフォームです。Windows は、封じ込め (コンテインメント)、ID、管理機能をプラットフォームに組み込むことで、エージェントがアクセスできる範囲の設定、操作を行ったエージェントの特定、そして組織全体での一元的なガバナンスを可能にします。Windows 向けに一般提供を開始した Microsoft Execution Containers (MXC) と、Microsoft Agent 365 との統合は、これを実現するための重要なステップです。 
  • ハイブリッド インテリジェンスにより、最先端の AI 能力を Windows PC 上で利用できるようになります。インテリジェントなルーティング、高性能なローカル モデル、処理能力に優れたランタイムにより、Windows はタスクに応じてローカルまたはクラウドという最適な環境で処理を実行します。さらに、最先端の能力をローカル PC にもたらすとともに、GitHubなどのサービスが Windows 上で処理先を適切に振り分けられるようにします。
  • Windows のハイブリッド インテリジェンスにより、 Copilot がさらに進化します。ユーザーの許可のもと、Copilot は PC 上のローカル コンテキストを活用し、ユーザーに代わって操作を行い、ローカル モデルも利用できるようになります。これにより、利用できる機能が広がると同時に、トークンをより効率的に活用できます。 
  • こうした可能性を実現する、新世代の PC が登場します。常時稼働するミニ デスクトップ PC から、DGX Station for Windows を搭載したデスクサイド型スーパーコンピューターまで、ハイブリッド インテリジェンスの力を引き出す幅広いデバイスを提供します。NVIDIA RTX Spark™ を搭載した Surface Laptop Ultra の予約注文を本日より開始するほか、ASUS、Dell、HP、Lenovo、MSI からも新しいデバイスが登場します。 
  • 日常のさまざまな場面で、Windows がさらに便利に。タスク バーの Windows Search から直接操作できる新しい機能や、ゲーム体験を向上させる機能などが加わります。 

Windows は AI エージェントにとって最も安全なプラットフォーム 

AI エージェントは従来のアプリとは異なる仕組みで動作します。24 時間稼働し、ツールを使い、コードを書き、ファイルへアクセスし、複数のシステムにまたがる操作を人の目が常に届かない状態でも実行できます。そのため、エージェントの実際の動作を踏まえた、新たなセキュリティ モデルが必要です。 

Windows では、封じ込め、ID、管理機能の 3 つを軸に、このセキュリティ モデルを実現します。封じ込めにより、エージェントがアクセスできる範囲を設定します。ID により、どのエージェントが操作したかを明確にし、IT 部門がエージェントによる操作と、デバイスを使用するユーザーによる操作を区別できます。さらに管理機能により、こうした活動を Agent 365 や Intune などのツールと連携し、組織全体でのポリシー設定、リスクの監視、エージェントの一元管理を可能にします1。

これらの基本機能を組み合わせることで、組織は安心して AI エージェントを保護、監視、管理できます。 

一般提供を開始した Microsoft Execution Containers で、AI エージェントのエコシステムを拡大 

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従来のサンドボックス ソリューションは、プロンプトやツールの呼び出しごとに封じ込めの要件が変わる AI エージェントを想定して設計されたものではありません。そこで、このニーズに応えるために開発したのが、Microsoft Execution Containers (MXC) です。 

本日、Microsoft Execution Containers (MXC) が Windows 11 で一般提供を開始します。これにより組織は、エージェントがアクセスできるファイルとネットワークを指定し、そのポリシーを実行時に適用できます。個人の PC2で AI を利用する場合も、こうした保護機能がエージェント体験そのものに組み込まれるため、より安全にこれらのツールを利用できます。 

MXC は複数の OS で動作しますが、Windows との緊密な統合により、組織はデータをより細やかに管理でき、プロセスやセッションの分離をはじめ、WSLc、仮想マシン、Windows 365 for Agents まで、より幅広い封じ込めの選択肢を利用できます。 

OpenAI の Codex、GitHub Copilot、OpenClaw、Replit、LM Studio、NVIDIA の OpenShell、Unsloth AI など、主要なエージェントはすでに MXC に対応しています。さらに、Anthropic の Claude Code、Box、Egnyte、Heidi Health、Nous Research の Hermes Agent、Manus、Perplexity、Raycast、Simular など、多くのエージェントが今後 MXC のサポートを提供する予定です。 

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また、Meta のパーソナル AI エージェントである Muse for Windows は、MXC と統合された Windows のネイティブ アプリとして近日中に登場予定です。Windows に新たな先進的な AI 体験が加わり、Windows PC で利用できるエージェントの選択肢がさらに広がります。 

開発者がエージェントを MXC と統合する方法について詳しくは、https://aka.ms/WindowsDeveloperMXC をご覧ください。 

Windows にハイブリッド インテリジェンスを 

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AI モデルの規模と能力が拡大するにつれ、お客様のニーズはクラウドにかけられる予算だけでは十分に対応できなくなりつつあります。最先端の能力を維持しながら、AI トークンを無駄なく活用することが求められています。ハイブリッド インテリジェンスは、ローカル AI とクラウド AI を組み合わせることで、必要なインテリジェンスを利用できる環境を維持しながら、予算の有効活用を可能にします。 

これを実現するには、高性能なローカル モデル、インテリジェントなオーケストレーション、処理能力に優れたランタイム、そして高性能なシリコンを連携させ、価値ある体験を生み出す必要があります。 

最先端のコーディング インテリジェンスを、手元の PC 上で利用可能に 

Build では、実際のコーディング作業向けに設計された、総パラメーター数 1,370 億、アクティブ パラメーター数 68 億の MAI Code 1.1 Flash を発表しました。本日は、このインテリジェンスをデバイス上で利用できるようにします。3 ビット精度を用いることでモデル サイズを約 80% 削減しながらコーディング品質を維持し、ローカルで 256K のコンテキスト ウィンドウをサポートします。 

MAI Code 1.1 Flash に加え、NVIDIA が近日提供予定の Nemotron モデルなど、ほかの強力なモデルも RTX Spark 上でローカルに実行できるようにします。この Nemotron モデルは 700 億を超えるパラメーターを備え、2 ビット量子化により使用メモリを 20 GB 強に抑えています。また、2,840 億パラメーターの DeepSeek V4 Flash などにも対応し、最適な速度とインテリジェンスを実現します。 

これらのモデルは最適化とチューニングにより、精度とパフォーマンスを維持しながら、より少ないメモリとシステム リソースで、これまで最先端とされてきた AI の機能をローカル PC 上で実現します。 

目指すのは、AI の応答性を維持しながら、PC で行うほかのあらゆる作業のための余力も残すことです。 

GitHub HydraFusion による、Windows でのインテリジェントなルーティング 

今年初め、GitHub は HydraFusion をリリースしました。HydraFusion は、各タスクをクラウド上の最適なモデルに振り分けます。 

本日、このインテリジェンスを Windows に拡張します。HydraFusion はデバイス上で動作するローカル モデルも活用し、トークンをより効率的に利用できるようになります。 

HydraFusion を活用した Windows のハイブリッド インテリジェンスは、10 月下旬に GitHub Copilot アプリ、GitHub Copilot CLI、Visual Studio Code で試験的プレビューとして提供を開始する予定です。 

Windows でこれを実現するための GitHub との取り組みについて詳しくは、https://commandline.microsoft.com/local-models-sandboxed-tools-github-windows/ をご覧ください。 

llama.cpp を Windows ML に導入し、オープンソース モデルをより手軽に 

高性能なローカル モデルのエコシステムが拡大する中、それを支えるには、効率的に処理を実行できるランタイムが欠かせません。Windows ML は、GPU、NPU、CPU を横断してモデルを展開できるスケーラブルなランタイムであり、継続的に機能を進化させています。 

本日、Windows ML での llama.cpp のサポートも発表します。開発者はオープンソース モデルの選択肢が広がり、新たに登場するモデルをすぐに試せるようになります。 

詳しくは、https://devblogs.microsoft.com/foundry-on-windows/build-on-winml-oct-7-26 をご覧ください。 

ハイブリッド インテリジェンスで、Windows 上の Copilot をさらに進化 

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先日、Home、Code、Autopilot の 3 つの体験を中心とした新しい Copilot を発表しました。そして本日、Copilot+ PC 上の Copilot が Windows のハイブリッド インテリジェンスによってさらに進化し、3 つの主要なローカル機能を提供することを発表します。 

  • ローカル コンテキスト: ユーザーの許可のもと、Copilot はファイルや最近の操作履歴など、PC 上の関連情報を把握し、そのローカル コンテキストを日々の作業に活用できます。 
  • ローカル アクション: Copilot は Windows 上でユーザーに代わって操作し、ファイルの整理、デバイスの診断、問題のトラブルシューティング、コーディングのほか、デバイス上でのワークフローの直接実行といったタスクの完了を支援します。 
  • ローカル モデル: Copilot は PC 上で動作する AI モデルを活用し、タスクに応じてローカルの処理能力を利用するとともに、必要な場合はクラウドのインテリジェンスと組み合わせることができます。 

Home、Code、Autopilot のそれぞれで、ハイブリッド インテリジェンスが Windows 上の Copilot をさらに便利で頼れる存在へと進化させます。 

Home では、Copilot が PC 上で作業していたファイルを把握し、共同作業にすぐ利用できる成果物へと仕上げる作業を支援します。 

Code では、1 つのプロンプトから Windows ネイティブ アプリを作成できます。MXC によってコードを安全に実行できるほか、適切な場面ではローカル モデルを活用することで、トークン コストを抑えながらプロジェクトを迅速に進められます。 

Autopilot も、ハイブリッド インテリジェンスによってさらに進化します。PC 上の情報やローカル モデル、操作機能を活用することで、ユーザーの状況をより深く理解し、ほかの作業に集中している間も、ユーザーに代わって継続的に作業を進めます。 

これは、Windows 上の Copilot が次の段階へ進むための重要な一歩です。Copilot は PC 上の状況を把握し、ユーザーの許可のもとで操作を行い、適切な場面ではローカル モデルを活用します。常にユーザー自身が主導権を持てるよう設計されています。これらの機能は、今後数か月のうちに Copilot+ PC で順次提供を開始する予定です3。 

AI エージェント時代の仕事に向けた、幅広い PC のラインアップ 

ハイブリッド インテリジェンスと新しい体験というビジョンを、すべてのデスクとすべての家庭に届けるには、ミニ デスクトップからデスクサイド型スーパーコンピューターまで、多様なシリコンを搭載した幅広い Windows PC が必要です。 

AI エージェントをすぐに使い始められる、セットアップが簡単なミニ デスクトップ PC 

すでに、長時間稼働するエージェントを動かすための常時稼働マシンとして、ミニ デスクトップ PC を活用している人々がいます。 一方で、使い始めるにはターミナルでのセットアップや複雑な構成が必要になることが多く、セキュリティもエージェントのワークロードを前提とした設計が求められていました。 

本日、人気のエージェントをミニ デスクトップ PC 上で、箱から出してわずか数クリックでセットアップできる新たな方法を発表します。OpenClaw ユーザー向けには、セットアップを簡素化するネイティブの Windows ゲートウェイを導入するとともに、MXC との統合により、エージェントをサンドボックス内の安全な環境で実行できるようにします。 

これはまだ始まりにすぎません。今後、お客様からのフィードバックをもとに、こうした体験をより多くの Windows デバイスに広げ、より多くの人々が自ら選んだエージェントを安全に実行し、活用できるようにしていく予定です。 

ハイブリッド インテリジェンスを備えた Copilot+ PC 

Copilot+ PC は、高度な AI 体験をデバイス上で提供するために設計された、薄型軽量でパワフルな Windows PC という新しいカテゴリーを確立しました。 

すべての Copilot+ PC を合わせると、毎月 2 兆回を超える推論がローカルで実行され、検索、画像処理、ビデオ通話にわたってユーザーの体験を向上させています。現在、ビジネス向けに製造されているノート PC の 40% 以上が Copilot+ PC です。 

高速なパフォーマンス、優れたバッテリー駆動時間、AI 機能の標準搭載により、Copilot+ PC は日常のさまざまな用途に適した PC です。さらに、新しい Copilot とハイブリッド インテリジェンスにより、今後ますます機能が充実していきます。 

Builder PC:クラウドとローカルの AI による新しい創作のかたち 

私たちは、PC でできることの限界に挑む開発者、クリエイター、メイカーのために、新しい PC を設計しています。高性能なローカル コンピューティングと AI を組み合わせることで、タスクに最適な AI を活用しながら、開発、試行錯誤、創作に取り組めます。

Builder PC には、強力なシリコン、ユニファイド メモリ、そして負荷の高いローカル ワークロード向けに最適化された AI 体験が欠かせません。6 月、マイクロソフトと NVIDIA は、このカテゴリーを切り拓く RTX Spark を発表しました。Windows は今後も NVIDIA やほかのシリコン ベンダーと連携し、こうした機能をより多くのデバイスに広げていきます。 

本日、ASUS、Dell、HP、Lenovo、MSI、Microsoft Surface から、RTX Spark を搭載した新しい Windows PC の予約注文を開始することを発表します。 

Surface Laptop Ultra と Surface RTX Spark Dev Box の予約注文を開始 

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Surface 史上最もパワフルな Surface Laptop Ultra は、クリエイター、開発者、AI ビルダーに向けて、ハイブリッド インテリジェンスのビジョンを形にします。NVIDIA RTX Spark を中心に設計され、最大 128 GB のユニファイド メモリを搭載。1,200 億を超えるパラメーターを持つ AI モデルをローカルで実行でき、負荷の高いクリエイティブ ワークフローや技術ワークフローに強力な AI 処理能力を提供します。 

Surface Laptop Ultra とあわせて登場する Surface RTX Spark Dev Box は、強力なローカル AI コンピューティングをデスクにもたらし、開発者や AI エンジニアがローカルで実験、モデル評価、改良の反復を支援します。 

Surface Laptop Ultra は、本日より予約注文を受け付け、10 月 16 日より販売を開始します。Surface RTX Spark Dev Box は 11 月より米国のお客様への出荷を開始します。 

RTX Spark を搭載した Builder PC のエコシステム 

RTX Spark 上の Windows により、昨年のフロンティア級の能力をノート PC に提供します。 

NVIDIA RTX Spark を搭載した新しい Windows PC は、ローカル推論や画像、動画生成などのタスクでパフォーマンスを最大化するエコシステムとして設計されています。 

お客様固有のニーズに応えるデバイス パートナーの取り組みを支援できることを誇りに思います。RTX Spark を搭載した Windows PC を使用することで、開発者は、M5 Pro 搭載の Apple MacBook Pro 16 インチと比較して、ローカル AI で大幅なパフォーマンス向上が実現できます。具体的には、最大で次の結果が得られます4。

  • 最初のトークンが出力されるまでの時間が 2.1 倍高速5 
  • AI による画像生成が 4.3 倍高速6 
  • AI による動画生成が 6.2 倍高7 

本日より、以下の PC の予約注文が可能です。 

  • ASUS ProArt P16 / ASUS ProArt P14: 強力な AI パフォーマンス、ASUS Lumina Pro OLED ディスプレイ、大容量バッテリーを、外出先で作業するクリエイター向けのスリムで軽量な 16 インチおよび 14 インチのデザインに凝縮しています。 
  • Dell XPS 16 Creator Edition: NVIDIA RTX Spark を搭載した初の XPS ノート PC です。スタジオ品質のパフォーマンス、プロフェッショナル水準の正確なディスプレイ表示、ローカルでの AI 開発を、持ち運びやすいプレミアム デザインでクリエイターと開発者に提供します。 
  • HP OmniBook Ultra 16: 極薄のプレミアム デザインと画期的な冷却技術を組み合わせ、最も負荷の高い AI ワークロードでも持続的なパフォーマンスを発揮します。 
  • Lenovo Yoga 9n 2-in-1: NVIDIA RTX Spark、360 度回転するデザイン、両面でのペン入力を組み合わせた多用途のコンバーチブル PC です。高いパフォーマンスと、個人での作業から共同作業まで柔軟に対応できる環境を必要とするクリエイター向けに設計されています。 
  • MSI Prestige N16 Flip AI+: 薄型軽量の 2-in-1 デザインに、16 インチ UHD+ Tandem OLED ディスプレイ、NVIDIA の AI アクセラレーション、99.9Wh のバッテリーを組み合わせ、外出先で作業するクリエイター、プロフェッショナル、ゲーマーに応えます。 
  • Surface Laptop Ultra: 史上最もパワフルな Surface Laptop です。NVIDIA RTX Spark を中心に設計され、最大 128 GB のユニファイド メモリ、15 インチのタッチスクリーン、持続的なパフォーマンスを支える新しい冷却設計された、画期的で強力な冷却構造を内蔵しています。 

これらの RTX Spark 搭載 Windows PC はすべて本日より予約注文を受け付け、10 月 16 日より出荷を開始します。RTX Spark ベースの Dev Box とミニ デスクトップは、今年後半に登場予定です。 

DGX Station for Windows による AI スーパーコンピューター 

DGX Station 上の Windows により、前四半期には最先端だった AI の能力をデスクトップで利用できるようにします。 

ラインアップの最上位モデルとして、NVIDIA DGX Station を搭載した新しいスーパーコンピューターを、今年後半に Windows 向けに提供開始する予定です。 

NVIDIA GB300 Grace Blackwell Ultra Desktop Superchip を採用した DGX Station for Windows は、データセンター クラスのパフォーマンスと、エンタープライズ水準のセキュリティおよび管理機能を兼ね備えています。これにより、Llama 4 Maverick や Kimi K2.6、DeepSeek V4 Pro など、1 兆を超えるパラメーターを持つ最先端クラスのモデルをローカルで実行できます8。 

かつてはクラスターを借りなければ利用できなかった処理能力を、デスクサイド型のスーパーコンピューターで利用できるようになります。これにより Windows に新たなレベルの AI コンピューティングが提供され、世界中の開発者、エンジニア、科学者、組織が、これまでクラウドやデータセンターに限られていたフロンティア クラスのモデルやエージェント型ワークロードを、手元のデバイスで実行できるようになります。DGX Station for Windows は、お客様の 2 つの主要なシナリオを実現します。 

  • パーソナル AI スーパーコンピューター: 最も負荷の高いエンジニアリング、科学、研究のワークロード向けに、物理世界をモデル化、認識、設計できるマルチモーダル エージェントによって加速される、パワフルな新世代の Windows アプリケーションを実現します。 
  • スケーラブルな Windows トークン ファクトリー: チーム向けの強力なトークン ファクトリーとしても機能します。32 以上のエージェントを同時に稼働させて開発者、エンジニア、研究者のチームを支え、クラウドのトークン消費の削減に貢献します。 

推論をローカルで行うことで、組織は機密データや知的財産を自社の環境内に保持し、現在 Windows デバイス全体で使用しているのと同じ信頼できるツールで、AI スーパーコンピューターやトークン ファクトリーを管理できます。 

その結果、運用コストの削減、応答性の向上を実現し、AI ワークロードをどこでどのように実行するかをチームがより細かく制御できる、Windows 上の共有 AI リソースが生まれます。MXC と組み合わせることで、Windows 上でエンドツーエンドのエージェント ループを構築、管理、保護し、安心して活用することが、かつてないほど簡単になります。 

本日、今年後半に登場予定の Dell Pro Precision with GB300 と HP ZGX Fury AI Station を発表します。さらに、ほかの OEM パートナーからも、組織が使い慣れ、信頼する Windows プラットフォームで動作するデバイスが登場する予定です。 

日常のタスクでも、Windows はさらに便利に 

ハイブリッド インテリジェンスは、Windows にまったく新しい章を開きます。そしてイノベーションには、次に来るものに加えて、作業の進め方から遊び方まで、日々頼りにしている体験をより速く、より簡単に、より良いものにしていくことも含まれます。 

Windows Search にアクションを導入: 「探す」から「実行する」へ 

検索は常に、必要なものをすばやく見つけるためのものでした。本日、より高速かつ効率的で、より豊かな体験を可能にする新しい Windows Search を導入します。その第一歩として、タスク バーから直接利用できる数千もの新しいアクションを提供します。 

これらの新しいアクションにより、作業を始めたその場所で、そのままタスクを完了できます。まずは、手順を少し減らすだけで日々の使い勝手が大きく変わる、身近なタスクから提供を始めます。 

次のような操作をお試しください。 

  • オン/オフを切り替える:「ダーク モードに切り替えて」「応答不可をオンにして」「機内モードを有効にして」などのフレーズをお試しください。 
  • すばやく調整する:「画面を暗くして」「ミュート」などをお試しください。 
  • ワークスペースを管理する:「すべてのウィンドウを最小化して」「ウィンドウを整列して」などをお試しください。 
  • メッセージを送る:「Elisa に、もうすぐ着くとメッセージを送って」などをお試しください。 

また、新しい Copilot をタスク バーの検索と連携できるオプションの提供も開始します。検索画面内ですばやく回答を得られるほか、さらに詳しく対話したい場合は、検索から Copilot アプリに直接移動できます。この機能はユーザーが利用を選択するオプトイン方式で提供します。年内に、一部の市場から展開を開始する予定です。 

新しいアクションは、本日より Experimental チャネルの Windows Insider 向けに順次提供を開始します。詳しくは https://aka.ms/NewWindowsSearch をご覧ください。 

Windows PC エコシステム全体でゲーム体験を進化 

ゲームは Windows に欠かせない要素です。RTX Spark を搭載した新しい Windows PC により、好きなゲームを楽しめる場所と方法をさらに広げていきます。 

ここ数年、私たちは Arm ベースの Windows PC でのゲーム体験を向上させるために大規模な投資を行ってきました。Prism の対応範囲の拡大、主要なアンチチート プロバイダーによるサポート、Xbox PC アプリの互換性などがその例です。 

RTX Spark™ は、こうした投資をゲーム パフォーマンスとグラフィックス機能の面で新たなレベルへと引き上げます。その代表例が『Gears of War: E-Day』で、DirectX レイトレーシング、可変レート シェーディング、DirectStorage などの機能をサポートしています。また『Gears of War: E-Day』は、Advanced Shader Delivery の拡張サポートを提供する最初のタイトルとなります。初回起動時のシェーダー コンパイルを数分から数秒に短縮し、ゲーム中のカクつきの軽減に役立つため、プレイヤーは待ち時間を減らし、より多くの時間をプレイに充てられます。 

さらに、KRAFTON、NetEase、Riot Games、Epic Games などに加え、Electronic Arts、Embark、Tencent、Ubisoft といったゲーム開発会社やパブリッシャーからの支持も広がっています。これにより、Windows on Arm で楽しめる PC ゲームのラインアップは充実し、今も拡大を続けています。『フォートナイト』、『Alan Wake 2』、新作『World of Warcraft: Forever』をすでにプレイいただけるほか、『リーグ・オブ・レジェンド』、『VALORANT』、『PUBG: BATTLEGROUNDS』、『原神』などの人気タイトルも、Arm ベースの Windows PC に近日対応予定です。 

そして、2027 年に『Call of Duty』が RTX Spark™ に対応することを、大変うれしく思います。 

Windows は PC ゲームの本拠地です。私たちはパートナーとともに、Windows on Arm でもその伝統を受け継いでいきます。プレイヤーが愛するゲームがさらに増え、グラフィックスはより豊かに、そしてより早くゲームの世界に入り込めるようになります。 

品質という基盤の上に築くイノベーション 

イノベーションは、その土台がしっかりしてこそ意味を持ちます。この 1 年、チームは Windows の品質向上に力を注いできました。そして、人々の Windows 体験に大きな影響を与える日常のパフォーマンス、信頼性、作り込みへの投資を続けています。 

この取り組みは、Windows Update、スタートとタスク バー、検索、Windows Insider Program などでお客様がより自由にパーソナライズし、制御できるようにすることに加え、エコシステム全体でドライバーの品質、信頼性、セキュリティを高めるためのパートナーとの緊密な取り組みにも及んでいます。 

また、開発者エクスペリエンスに特化した最適化を含め、Windows を開発者にとって最適な場所にするための大規模な取り組みも進めてきました。 

7 月には、これらの各分野でお客様が実感できる継続的な改善を提供しながら、この取り組みを続けていくことをお伝えしました。本日ご紹介した新機能により、その重要性はますます高まっていきます。 

Windows のこれから 

これこそが、私たちが築いている未来です。ユーザーに代わって安全に働くエージェント、ローカルとクラウドをシームレスに行き来するインテリジェンス、そしてかつてないほど高い能力を備えたデバイスです。エッジから最先端領域まで、Windows はハイブリッド インテリジェンスを実現するプラットフォームとして、セキュリティを組み込んだ環境のもと、個人や組織がより多くのことを効率的に行えるよう支援します。 

NVIDIA RTX Spark を搭載した新しい Windows PC をぜひご覧ください。また、11 月に開催される Microsoft Ignite では、ハイブリッド インテリジェンスを組織で活用する方法について詳しくご紹介します。ぜひご参加ください。 

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注記

[2] Windows Update が必要です。機能は順次提供され、提供状況や時期はデバイス、市場、シリコン プラットフォームによって異なる場合があります。  

[3] Windows Update が必要です。機能は順次提供され、提供状況や時期はデバイス、市場、シリコン プラットフォームによって異なる場合があります。  

[4] 64 GB メモリ搭載の Apple MacBook Pro 16 インチ(M5 Pro)と、NVIDIA RTX Spark 搭載のテスト対象 Windows PC との比較。 

[5] Microsoft の委託により 2026 年 9 月に実施したテストに基づきます。NVIDIA RTX Spark(64 GB)搭載の量産前の Windows PC 数機種と、NVIDIA RTX Spark(64 GB)搭載の量産前の Microsoft Surface Laptop Ultra を、Apple MacBook Pro 16 インチ(M5 Pro、64 GB)と比較しました。llama.cpp で Qwen3.5 27B モデル(Q4K-Medium)を使用し、8,192 トークンの固定プロンプトでテストしています。パフォーマンスは、デバイスの構成や使用状況などの要因により大きく異なります。

[6] NVIDIA が 2026 年 9 月に実施したテストに基づきます。NVIDIA RTX Spark(64 GB)搭載の量産前の Windows PC 数機種を、Apple MacBook Pro 16 インチ(M5 Pro、64 GB)と比較しました。ComfyUI で FLUX.2 Klein 4B を使用し、NVFP4 精度、4 サンプリング ステップ、出力解像度 1024 × 1024 でテストしています。パフォーマンスはデバイスによって異なります。

[7] NVIDIA が 2026 年 9 月に実施したテストに基づきます。NVIDIA RTX Spark(64 GB)搭載の量産前の Windows PC 数機種を、Apple MacBook Pro 16 インチ(M5 Pro、64 GB)と比較しました。ComfyUI で LTX 2.3 22B を使用し、NVFP4 精度、25 fps で 121 フレーム、8 ステップ、出力解像度 1280 × 720 でテストしています。パフォーマンスはデバイスによって異なります。

[8] NVIDIA GB300 Grace Blackwell Ultra Desktop Superchip を搭載し、最大 748 GB のコヒーレント メモリと 20 ペタフロップスの FP4 AI 演算性能を備えています。データセンター レベルのパフォーマンスを発揮し、最大 1 兆パラメータの大規模 AI モデルに対応します。

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