GE とマイクロソフト、Predix を Azure 上で利用できるよう提携

[2016年7月19日]

当リリースは2016年7月11日に米国で発表されたリリースの抄訳をベースにしています

産業分野顧客のデジタルトランスフォーメーションを推進

 

本日、GE (NYSE: GE) とマイクロソフト(Nasdaq: “MSFT”) は、両社のパートナーシップにより、産業分野の顧客向けにGEの「インダストリアル・インターネット」向けプラットフォーム「Predix」を Microsoft Azure クラウド上で提供していくことを発表しました。この取り組みは両社の広範な戦略的提携の最初のステップであり、世界中の顧客が自社の産業資産の有用な情報を獲得し、マイクロソフトのエンタープライズ向けクラウドアプリケーションを活用できるようにするものです。

マイクロソフト CEO のサティア ナデラと、GE のジェフ イメルト CEO
マイクロソフト CEO のサティア ナデラと、 GE のジェフ イメルト CEO

ガートナーによれば、今年、インターネットに接続されるモノの数は64億と推定され、2020年にはその数は200億にまで増大すると予測されています(注1)。これは自社のデジタルトランスフォーメーションを進める企業にとって大きな機会になります。さまざまな企業が自社の産業機械をエッジからクラウドに接続することを目指す中で、Predix を Azure 上で稼働することは、顧客が産業機械のデータの力とインテリジェンスのシステムを安全に活用していく上での選択肢と柔軟性を拡大します。世界中の企業が制御技術と情報技術の間のギャップを埋め、産業用IoT (Industrial IoT) を構築可能になります。

GEジェフ イメルト (Jeff Immelt) 最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「クラウドを通じて産業機械をインターネットに接続することは、ビジネスプロセスをシンプルにし、仕事のやり方を変革する上での大きなステップです。GEは、これらの機械が生成する膨大なデータからお客様が価値を得られるよう支援しており、マイクロソフトなどの業界リーダーとのパートナーシップによるエコシステムを構築しています。これにより、グローバルな規模でインダストリアル・インターネットが実現されるでしょう。」

産業の情報化の進展に伴い、新たなデジタルソリューションや洞察力、効率性向上を提供する機会がさらに高いレベルのサービスへの需要を増加させています。GEの Predix プラットフォームは、既に産業向けアプリケーションの迅速な構築、安全な展開、そして効率的な運用面で顧客を支援しています。Predix を Azure 上で稼働することは、顧客が自然言語処理、人工知能、先進的なデータの可視化、エンタープライズアプリケーションの統合などの付加機能にアクセス可能になることを意味します。

Azure は Predix の顧客に現在最も大規模なクラウド、それに伴うデータ管理、ハイブリッド機能、先進的な開発サービスとデータサービスを提供することで、産業用 IoT のエコシステム全体の成長をサポートします。さらに、GE とマイクロソフトは、産業データをビジネスプロセスやアナリティクスと結び付けるために、 Predix を Azure IoT Suite と Cortana Intelligence Suite と、さらには、Office 365、Dynamics 365、Power BIなどのマイクロソフトのビジネスアプリケーションと統合する計画です。

マイクロソフトCEOのサティア ナデラは次のように述べています。「世界のあらゆる産業、そして、あらゆる企業がデジタルテクノロジによって変革しつつあります。GEのような企業と協業することで、マイクロソフトは新たなお客様にリーチでき、工場やスマートビルディングなどのあらゆる業務分野で変革を支援できるようになります。」

開発者向けプレビュー版は2016年末にリリースされる予定です。Azure 版 Predix の商用版は、2017年の第2四半期までに提供される予定です。マイクロソフトとGEのパートナーシップに関する追加情報は、7月25日から27日にラスベガスで開催される「Predix Transform」、および11月15日から16日にサンフランシスコで開催される「Minds + Machines」でも提供されます。

Microsoft Worldwide Partner Conference における、本日の発表に関するサティア ナデラとジェフ イメルト氏の講演ビデオはこちら (https://news.microsoft.com/wpc2016/)で閲覧できます。

【GEについて】
GEは「デジタル・インダストリアル・カンパニー」です。ネットワーク化され、レスポンスと予知能力に優れた、ソフトウェア融合型の産業機器とソリューションによって各産業の新たな時代を切り拓きます。GEは全組織で知識と経験を共有する取り組み「GE Store」を通じて、テクノロジーのみならずマーケットや仕組み、インテリジェンスを地域や事業部門を超えて活用することで、さらなるイノベーションを推進します。すぐれた技術、サービス、人材とグローバルな事業規模を携え、産業の未来を拓くリーダーとして、GEはお客さまによりよい成果をお届けします。詳しくは、こちらをご覧ください。 www.ge.com

(注1)ガートナーのプレスリリースに基づく。同社は、64億個の接続された「モノ」が2016年に使用されると述べています(2015年から30%増)。http://www.gartner.com/newsroom/id/3165317(2015年11月)

【日本マイクロソフト株式会社について】
日本マイクロソフトは、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフトは、モバイル ファースト&クラウド ファーストの世界におけるプラットフォームとプロダクティビティのリーディングカンパニーで、「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。
日本マイクロソフトは、この企業ミッションに基づき、「革新的で、安心でき、喜んで使っていただけるクラウドとデバイスを提供する会社」を目指します。

マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。

日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/

* Microsoft、Azure、Office 365、Dynamics、Power BI は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
* Windows の正式名称は、Microsoft Windows Operating System です。
* その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

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