マイクロソフト、IT プロフェッショナルを支援する新しいソリューションを発表

[2015年5月7日]

新しい Windows 10 管理ツールが、従業員へのアップデートや機能の配信を支援

当リリースは2015年5月4日に米国で発表されたリリースの抄訳をベースにしています

本日、初めての開催となる Ignite Conference において、マイクロソフト コーポレーションは次世代の Windows管理機能、Microsoft Office、ハイブリッドクラウド基盤、SQL Serverといった、ITプロフェッショナルがエンタープライズコンピューティングの新時代において自社を成功させる上で貢献する多様な新製品とサービスを発表しました。

マイクロソフト コーポレーション CEOのサティア ナデラは次のように述べました。「ITによるイノベーションと変革がなければ企業の成功や業務拡大は不可能です。Windows 10、Office 365、Azure などのクラウドテクノロジを横断したマイクロソフトのテクノロジ アジェンダでは ITプロフェッショナルを支援することが重要な要素となっています。」

マイクロソフトの ITプロフェッショナルに対するフォーカスについてのブラッド アンダーソン(Brad Anderson)の公式ブログはこちらをご参照ください。

2万3000人以上のコンファレンス出席者、そして、何千人ものオンライン視聴者に向けて、ナデラは ITプロフェッショナルがイノベーションと企業の成功にいかに貢献しているかを示しました。続いて、2014 FIFA Club World Cupの優勝チームであり、20世紀のFIFA Best Clubと認定されたReal Madrid C.F.のCEO、ホセ アンヘル サンチェス (José Ángel Sánchez) 氏が登壇しました。

サンチェス氏は次のように述べました。「レアル・マドリードは勝利の伝統を持つクラブです。そして、デジタル変革に向けた当クラブとマイクロソフトの提携は試合でも試合以外でも我々の勝利に貢献するでしょう。マイクロソフトクラウドとその製品ポートフォリオは、当チームが真の意味でデータを活用できる組織へと変革し、世界中の4億5000万人のファンに、試合前でも試合中でも試合後でも、特別にパーソナライズされたコンテンツやサービスを提供できるようになるよう支援してくれました。」

本日の発表は ITプロフェッショナルが直面する複数の課題と機会に対応するものです。

パーソナルコンピューティングの強化
  • 本日発表されたWindows Update for Businessは、最新のセキュリティアップデートとWindows の機能によってWindows 10 を常に最新の状態に維持するための新しい管理オプションです。この新しいソリューションは、管理コストの削減、アップデート展開の統制、セキュリティアップデートや重要な修正への迅速なアクセスを支援し、マイクロソフトによる最新のイノベーションを継続的に提供します。Windows Store for Business が追加の管理機能を提供し、企業の意思決定者がチームあるいは企業全体に向けて、信頼できるソフトウェアやコンテンツを取得することを可能にします。
  • Windows 10 の管理のための System Center Configuration Manager のテクニカルプレビューが本日利用可能になり、Windows 10 を展開、アップデート、またセキュアに設定するための拡張ツールをITプロフェッショナルに提供し、Windows Update for Businessとの統合を実現します。加えて、マイクロソフトは Configuration Manager 2012 と 2012 R2 の既存顧客向けのサービスパックおよび Microsoft Intune の Windows 10 サポートのアップデートを来週リリースします。
プロダクティビティの再発明
  • Office 2016 が、本日、広範なパブリックプレビュー向けに利用可能になり、世界で10億人以上の人々に利用されている質の高いOfficeデスクトップアプリケーションにアプリ内リアルタイム共有機能を提供します。リアルタイムのプレゼンス機能、そして、テキストや形式の変更をその瞬間に見られる機能により、同僚やチームがコンテンツ作成時に常に同じ情報にアクセスできます。
  • 本日発表された Skype for Business broadcasting は、最大1万人に向けた会議のブロードキャストを可能にします。本サービスは、音声、動画、PowerPointプレゼンテーションのストリーミングに Azure Media Services を使用し、センチメント トラッキングのために Bing Pulse を、聴衆との対話のためにYammerと連携できる組み込み機能を提供します。拡張機能により、サードパーティが聴衆による投票、公式な質疑応答などの機能を追加することもできます。
  • 本日発表され、デモが行なわれた Organizational analytics in Office Delve は、Office Graphにより、Office Delveのパーソナライズされた洞察を拡張し、Office 365のデータから得られた組織レベルの分析を個人やチームに提供します。機能豊富なダッシュボードにより、個人の組織内や他のチームとのやり取りに基づいてエンゲージメント、リーチ、ワークライフバランスなどのキートレンドを測定し、監視し、識別できます。
  • 本日紹介された SharePoint Server 2016 は本年後半にプレビューが提供され、新しいユーザー体験、コンプライアンス、レポート機能などの新機能や機能強化を実現します。この新バージョンにより、オンプレミスのSharePointの顧客は、Office 365によるハイブリッド展開を通じてクラウド上の新機能にアクセスできるようになります。
  • Igniteでデモが行なわれたもうひとつの製品である Exchange Server 2016 は、本年後半にプレビューが提供され、新しいアプローチによる文書コラボレーション、より高速でインテリジェントなサーチ、eDiscovery機能の強化、そして、メール、予定表、連絡先の開発者による拡張など、Office 365で最初に提供された新機能を提供します。
インテリジェントクラウド
  • 本日発表された次世代のハイブリッドクラウドは、本年夏にプレビュー版が提供されます。Microsoft Azure Stack は、Azureのユーザー体験とIaaS(infrastructure-as-a-service)とPaaS(platform-as-a-service)の機能を顧客のデータセンター向けに提供します。Azure StackによりITチームは、集中型の監視機能を維持しながら、エンタープライズアプリケーションとモダンな分散型アプリケーションやサービスとを容易に融合できます。Azure Stack は Azure と同じコアテクノロジで構築されており、マイクロソフトの投資を安全で柔軟性が高いソフトウェア定義型基盤へと拡張します。Windows Server 2016 の次のプレビューが本日利用可能になり、軽量型のインストールオプションである Nano Server などのテクノロジにより、エンタープライズとクラウドアプリケーション向けの最高レベルのプラットフォームが提供されます。本日提供開始された Microsoft Operations Management Suite (OMS) は、System Center の機能を拡張するクラウドベースのソリューションであり、Azure、Amazon Web Servicesなどのサードパーティクラウド、Windows Server、Linux、VMware、OpenStackなどほぼすべてのハイブリッドクラウドを横断した管理機能を提供します。OMSは、今週にプレビューが利用可能になる System Center 2016 の機能を拡張します。
  • 本年夏にプレビューが提供される SQL Server 2016 は、ミッションクリティカルアプリケーション向けのパフォーマンスの大幅な向上と、オンプレミスとクラウドを横断したデータのより高度な分析機能の提供により、データベースとアナリティクスプラットフォームの世界で大きな進化を実現します。主要機能には、リアルタイムのオペレーショナル分析によるインメモリテクノロジの強化、新しいセキュリティと暗号化の機能、R言語による組み込み型の高度な分析機能、そして、オンプレミスデータ向けのモバイルBIなどがあります。新しい Stretch Database は、データを動的に Microsoft Azure に拡張することで優れたコスト効率で履歴データにアクセスできるようにする業界初のソリューションです。
  • Aoratoの最近の買収に基づくテクノロジである Microsoft Advanced Threat Analytics (ATA) のプレビュー版が利用可能になりました。ATAは、行動分析と機械学習に基づく明確で利用しやすい情報を提供し、ITセキュリティプロフェッショナルがセキュリティ侵害や脅威を識別できるよう支援します。
  • Igniteで紹介されたOffice 365の透明性と統制機能の強化は、マイクロソフトのデータのやりとりに関する明確な許可権限を顧客に提供する Customer Lockbox など、Office 365 内のデータの可視性とセキュリティの強化機能を顧客に提供します。Office 365 は、このレベルのカスタマーコントロールを提供する唯一のプロダクティビティサービスです。

製品のファクトシート、基調講演、製品ブログへのリンク、パートナー企業による発表などのIgniteの追加情報やニュースは Microsoft News Center をご参照ください。

マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。

日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/

* Microsoft、Windows、SQL Server、Office 365、Azure、Skype、SharePoint、Windows Server は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
* Windows の正式名称は、Microsoft Windows Operating System です。
* その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

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