Cloud Solution Provider プログラムで日本のクラウドパートナーを 400 社募集開始

Posted by: 浅野 智
パートナービジネス推進統括本部 統括本部長

皆さん、こんにちは。パートナービジネス推進を担当している浅野です。
ビジネスの観点で、当社と他のクラウドベンダーとの大きな違い、そして強みをひとつ挙げるとすれば、様々なパートナー企業の皆様と一緒にビジネスを展開する「パートナービジネスモデル」です。事実、当社のビジネスの 92% は、パートナー様経由でもたらされています。

7 月 13 日から米国フロリダ州オーランドで開催されたパートナー様向けの年次総会「Worldwide Partner Conference 2015 (#WPC15) 」 において、新たなパートナー支援策として Cloud Solution Provider (CSP) プログラムの拡張が発表されました(参考:マイクロソフト、年次開催の Worldwide Partner Conference において新たなイノベーションとパートナー支援策を発表)。

CSP は、クラウド上でアプリケーションを開発している「クラウド ISV」やマネージド サービスを提供する「マネージド サービス プロバイダー」など、クラウドサービスと親和性のあるタイプのクラウドパートナー様が、自社の既存サービスとマイクロソフトクラウドの利用料をセットで月額課金ビジネスをするためのパートナーモデルです。昨年の WPC では、Office 365 に対して CSP プログラムが適用されることが発表されていましたが、今年の発表によりその対象が Microsoft Azure や Dynamics CRM Online にも拡張されることになります。今後、自動発注や利用状況監視のための新たな API の提供を予定しており、よりいっそう、CSP によるクラウドサービスの一元的な提供がしやすくなります。

また、CSP には 1 段階商流と 2 段階商流のモデルがあり、1 段階商流は課金請求やユーザーサポートを自らが行うモデル、2 段階商流はこれらを「クラウド リセラー (販売店)」が「クラウド ディストリビューター (流通会社)」にゆだねるモデルとなっています。1 段階商流はいままで株式会社日立システムズ様などで採用されてきました。この度、2 段階商流のクラウド ディストリビューターとして、ソフトバンク コマース&サービス株式会社様やダイワボウ情報システム株式会社様(ニュースリリース)より月額課金方式でクラウド サービスを取り扱いたい販売店様を「クラウド リセラー」として募集していくことが発表されました。これにより、課金請求やユーザーサポートを自らが行わなくてもクラウドサービスの一元的な提供が可能となり、より多くのクラウドパートナー様に CSP の仕組みで販売いただくことが可能となります。クラウド ディストリビューターではクラウドサービスを一元的に提供するための販売店支援策の提供を開始します。

日本マイクロソフトでは、今年度中にクラウドパートナーの数を 2,500 社から 3,500 社に拡大し、2 年後にクラウドの売上高の割合を 50% に急成長させる目標を掲げていますが、CSP により 2 段階商流も含めそのうち 400 社を増やしていく予定です。

日本マイクロソフトでは、ともにクラウド時代のビジネスに「変革」を起こそうとして下さるパートナー企業の皆様を常に求めています。Office 365 や Microsoft Azure、Dynamics CRM Online といった強力なマイクロソフトのクラウドサービスと、貴社のアプリケーションやサービスを統合し、お客様に革新的なサービスを提供したい、とお考えの企業の皆様は、ぜひ当社パートナービジネス推進本部までお問い合わせください。

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