Posted by: 小野田 哲也
業務執行役員 パブリックセクター統括本部文教本部長
皆さん、こんにちは。
日本マイクロソフトで、教育機関のお客様を担当している小野田です。本日は「Minecraft」の教育版「Minecraft: Education Edition」に関しての最新情報をご紹介します。
先月、「Minecraft: Education Edition ベータプログラム」を全世界で 5 月に実施し、日本の第 1 号校である東京都渋谷区立広尾中学校にマイクロソフト CEO サティア ナデラが訪問し、プログラミング授業を参観したことをご紹介しました。
この発表の際に、6月に新しいプログラム「Minecraft: Education Edition アーリーアクセス」が始まることを予告していましたが、本日「Minecraft: Education Edition アーリーアクセス」は全世界で提供開始となりました。
そして「Minecraft: Education Edition」の製品版が、全世界で9月に発売を予定していることも同時に発表となりました。
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「Minecraft: Education Edition アーリーアクセス」は教育機関の方に無料で体験いただけます。プログラミング教育をご検討されている教育機関の方は、是非この機会に体験してください!
また、現在、マイクロソフトでは ICTを活用する先生を応援する Microsoft Innovative Expert Educator 2016 の応募受付を行っています。「Minecraft Education Edition」の講座も予定していますので、こちらもぜひご検討ください!
下記に、「Minecraft Education Edition アーリーアクセス」に関する本社 Minecraft Education Team のブログを紹介いたします。
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Minecraft: Education Edition アーリーアクセスが開始されました!
本日、世界中の教育者の方々に向け、Minecraft: Education Edition のアーリーアクセス(以下 早期導入版)の提供が開始されたことをご案内します。この Minecraft: Education Edition の早期導入版は、製品版の前段階となる内容を提供するもので、学校などの教育機関は無償でインストールして利用することができます。
Minecraft: Education Edition は、教育者コミュニティからのフィードバックを元に開発されており、その機能には下記のようなものが準備されています:
協働学習の実現:
Easy Classroom Collaboration: 教員からの最も多いリクエストの一つで会った機能が、プロジェクトの実施や課題解決に向けた協同学習機能の実装でした。Minecraft: Education Edition では、別途のサーバーシステムを構築する必要なく、最大で 30 名の学習者が 1 つのワールドに参加することが可能です。これにはクラスの大部分が参加することも可能ですし、また少人数のグループがそれぞれ別のワールドに参加することも可能です。
Camera and Portfolio(カメラとポートフォリオ):
Minecraft: Education に求められたもう 1 つの重要な機能は、学習活動の記録を可能にし、進捗状況に応じた発表活動などに活用できることです。新たに実装されたカメラとポートフォリオは、生徒に Minecraft のワールド内の写真を撮ったり、その記録を閲覧したりすることを可能にします。
NPC(ノンプレーヤーキャラクター):
Minecraft を利用する教師は、生徒の案内係となる NPC を設定することが可能です。この NPC は、ワールド内で課題達成のためのヒントや手順を与えたりする他、ブラウザを開いて Web ページを参照させることも可能です。
Chalk Board(黒板):
Chalk Board は立て札型の案内板です。NPC と似て、生徒に様々な情報をすることができますが、サイズは 3 種類ある他、地面に置いたり壁に貼り付けたりできる点が異なります。
単一の認証情報によるセキュアなサインイン:
生徒と教師は、個別の認証情報を入力してサインインしますので、マインクラフトを利用する個人データを保護することができます。また、シングルサインオン (SSO) もサポートしており、ドメイン認証と関連する連携が設定された環境では新規に ID やパスワードを準備する必要なく利用することが可能です。
チュートリアルワールド:
初めて Minecraft を利用する 教師や生徒向けに、基本的な操作を学ぶことができるチュートリアルワールド提供します。このワールドでは、ゲーム内の移動方法や道具作成、ブロックの置き方や壊し方などを学ぶことができます。
また、マップを利用した教師向け Classroom モードや生徒リストの閲覧、生徒の移動、チャットボックスの利用など、重要な機能としてフィードバックを受けたものについても実装を進めています。もし今後実装される機能についてご意見を頂ける方はこちらのサイトからご提供ください。http://aka.ms/meefeedback (英語)
機能面に加えて、Minecraft: Education Edition の授業を開始するにあたって必要となる様々な参考データの提供も開始します。次の Web サイトからは、それぞれ対象年齢や教科、達成すべき課題などが記載された授業案をダウンロードしたりアップロードしたりすることが可能です。(例:人口増加のための都市計画、因子分析の探検、森林伐採の影響など)education.minecraft.net
ベータプログラムには 100 校以上の学校と、1700 人以上の生徒が参加しました。このベータプログラムの実践内容についてはこちらの Web サイトをご覧ください。http://education.minecraft.net/
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Minecraft: Education Edition の製品版の発売は9月を予定しております。また、ライセンスについてはユーザー及び 1 年あたりの利用となり、価格はボリュームライセンスにて 1 ドルから 5 ドルの間を検討しています。(※日本での提供価格に関しては今後発表します)
Minecraft: Education Edition の早期導入版をご利用の際には、下記の手順をご参照ください。
- お使いの PC を Windows 10 または OS X El Capitan にアップグレードします
- Office 365 Education へサインアップします(学校や教育委員会の連絡先が必要になります)
- Minecraft: Education Edition をインストールします!
なお、米国で開催される ISTE では、Minecraft: Education Edition の研修を提供する予定です。このブースでは、Minecraft Mentors による様々な情報提供がされる予定です。また、Minecraft: Education Edition に関連する情報については、education.minecraft.net をご参照ください。
Minecraft Education Team
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