富士通と日本マイクロソフト、お客様のワークスタイル変革を実現するグローバルコミュニケーション基盤の導入促進に向け連携を強化

[2016年9月1日]

富士通株式会社
日本マイクロソフト株式会社

富士通グループ16万人への「Office 365」導入ノウハウをベースに日本およびグローバル市場で年間500億円のビジネスを展開

 

富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中 達也、以下 富士通)と日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長:平野 拓也、以下 日本マイクロソフト)は、お客様のワークスタイル変革を実現するグローバルコミュニケーション基盤の導入促進に向けた連携を強化します。これにより、お客様のデジタルトランスフォーメーションを加速していきます。

富士通は、マイクロソフト製品をベースとしたコミュニケーションシステム分野のソリューションを提供する国内トップベンダー(*)であり、グローバル約16万人の従業員に対し、マイクロソフト製品を中心としたプライベートクラウドベースのグローバルコミュニケーション基盤を導入してきました。日本マイクロソフトは、富士通の社内導入において技術面の支援を展開してきました。
さらに、その社内実践で得た導入に関する知見・ノウハウをベースに、富士通は日本マイクロソフトと協力しながら、お客様にもワークスタイル変革を支援するソリューションとしてグローバルコミュニケーション基盤を提供し、現在、国内最大規模となる120万人のお客様をサポートしています。

このたび富士通は、日本マイクロソフトの技術支援の下、さらなるワークスタイル変革の推進に向け、自社のグローバルコミュニケーション基盤のプライベートクラウドからパブリッククラウドへの移行に踏み切り、富士通のクラウド基盤を中核とするデジタルビジネス・プラットフォーム「FUJITSU Digital Business Platform MetaArc(以下、MetaArc)」と、マイクロソフトの統合型情報共有クラウドサービス「Office 365」、クラウド認証基盤「Azure Active Directory Premium (以下、Azure ADP)」を連携させ、マルチクラウド型に刷新します。グローバル約16万人の全従業員に向けて、2017年3月から運用を開始します。

本取り組みにおける「Office 365」の活用により、富士通は常に最新のコミュニケーションシステムのサービスが利用できるようになり、各部門の業務効率化や変化への対応力を備えたワークスタイルを実現します。例えば、社内向けSNSである「Yammer」を採用することにより、グローバルでの部門間のコミュニケーションや知の共有を一層促進するなど、継続的な共創力強化を図っていきます。

また、「Azure ADP」を採用することで、2,000を超える他社クラウドサービスとの連携など、マルチクラウド環境でのシングルサインオンや多要素認証を実現します。さらに、マシンラーニングを活用した高度なサイバー攻撃検知を実現する機能と、手のひら静脈認証などの富士通独自の生体認証機能と組み合わせることで、より高い利便性と堅牢なセキュリティを実現していきます。

両社は、富士通での社内実践をリファレンスに、共同ワークショップの展開など、お客様のマルチクラウド型グローバルコミュニケーション基盤の導入促進に向けた連携を強化します。

■グローバルコミュニケーション基盤の導入促進に向けた連携強化の概要

両社は、富士通の「MetaArc」とマイクロソフトの「Office 365」、「Azure ADP」を連携させたグローバルコミュニケーション基盤のお客様への導入拡大を目指し、デジタル革新の実現に向けた共創ワークショップ空間である富士通の「FUJITSU Digital Transformation Center(所在地:東京都港区、以下、DTC)」とマイクロソフトの最新テクノロジーを体感できる施設「マイクロソフトテクノロジーセンター(所在地:東京都港区、以下、MTC)」を相互活用した導入促進に向けた連携を強化します。これらの取り組みを通じて、社内のワークスタイル変革の牽引者となる企業の経営層のお客様を中心に、年間200件以上のICTを活用したワークスタイル変革の検討支援を行っていくことを目指します。

 「デジタルトランスフォーメーション コネクト プログラム」の開始

  • ワークスタイル変革などのデジタルトランスフォーメーションの提案、検証プロセスを両社が連携して実施する「デジタルトランスフォーメーション コネクト プログラム」を開始します。
  • 日本マイクロソフトは、MTCでグローバルでの先進テクノロジーやデジタル革新事例の紹介、グローバル経営のリファレンスの紹介などの各種ブリーフィングを行い、お客様のワークスタイル変革の検討につながるコンテンツをご提供します。そのお客様を富士通は、DTCでお客様とワークショップによる現在の課題やその解決方法、更には、将来構想の経営ビジョンの策定支援を行い、業務におけるICT活用の提案を、両社で連携して推進します。これによって企業の経営層の皆様に一貫したデジタルトランスフォーメーション提案プログラムを提供させていただき、日本企業のワークスタイル変革のご支援を加速していきます。
  • 経営層のお客様を中心に、両社で年間200件以上の本プログラムの提供を目指します。

富士通は今回の日本マイクロソフトとの連携強化により、「Office 365」と「Azure ADP」をベースとし、電話とネットワークも統合した新たなサービスによるグローバルコミュニケーション基盤のビジネスを、2018年度までに日本を中心としたグローバル市場で年間500億円に拡大することを目指します。

富士通とマイクロソフトは、今回の取り組みにより、日本におけるワークスタイル変革推進に貢献します。

(*)富士通はこれまでに、数多くのお客様にグローバルコミュニケーション基盤を提供し、国内120万人のお客様をサポートしています。このたびその実績が評価され「マイクロソフトパートナーオブザイヤー2016」Cloud Productivity部門で最優秀賞を受賞しました。

なお今回の取り組みについては、2016年9月6日から開催される、マイクロソフトビジネスユーザ向けイベント「Microsoft Foresight」(会場:ウェスティンホテル東京)の富士通ブースにて展示予定です。(http://microsoft-events.jp/msforesight/

【関連Webサイト】

http://www.fujitsu.com/jp/metaarc/  (FUJITSU Digital Business Platform MetaArcについて)
https://aka.ms/msfujitsu  (Office 365富士通様事例紹介サイト)

【日本マイクロソフト株式会社について】
日本マイクロソフトは、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフトは、モバイル ファースト&クラウド ファーストの世界におけるプラットフォームとプロダクティビティのリーディングカンパニーで、「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。
日本マイクロソフトは、この企業ミッションに基づき、「革新的で、安心でき、喜んで使っていただけるクラウドとデバイスを提供する会社」を目指します。

マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフトWebサイトを通じて入手できます。

日本マイクロソフト株式会社 Webサイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Webサイト http://www.microsoft.com/

* Microsoft、Office 365、Yammer  は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
* その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

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