2020 Imagine Cup アジア地区決勝大会にて日本の Team NUTONE と香港の Team Hollo が最優秀賞を受賞

アジアの 2 チームが、10 万米ドルの賞金とマイクロソフト CEO のサティア ナデラ (Satya Nadella) によるメンタリングセッションをかけ、シアトルで開催される Imagine Cup 世界大会に挑戦

このブログは、アジア時間 2 19 に公開されたTeam Hollo from Hong Kong and Nutone from Japan awarded top prizes at the 2020 Microsoft Imagine Cup Asia Regional Finalsの抄訳です

アジア太平洋 シンガポール 2020 2 19 マイクロソフトは本日、2020 Imagine Cup アジア地区決勝大会にて、地域から最終選考に残った 10 チームによる激しい戦いの末、日本の Team NUTONE と香港の Team Hollo が最優秀賞を受賞したことを発表します。

Imagine Cup は、学生がテクノロジに対する想像力と情熱を駆使し、世界最大の課題となっている社会問題や環境問題、健康問題の解決に向け、革新的なソリューションを生み出すことを目指す大会です。

日本の Team NUTONE と香港の Team Hollo が審査員から注目されたのは、両チームがマイクロソフトのクラウドサービス Microsoft Azure における機械学習と認識技術を活用し、個人およびコミュニティのアクセシビリティ改善や健康、生活の向上を実現するソリューションを構築したことにあります。Team NUTONE が開発したのは、首につけるウェアラブルタイプの電気式人工喉頭 (EL)で、声を失った人が再び話せるようになるというものです。一方、Team Hollo が開発したのは、メンタルヘルスを支えるコンパニオンとセラピストが単一プラットフォーム上に用意されており、リスクを抱える若者に向けたものです。

マイクロソフトの Imagine Cup アジア地区決勝大会最優秀賞受賞チーム。左から、香港の Team Hollo (画像 1 および 2) 日本のTeam NUTONE (画像 3)

準優勝には、シンガポールの Team Zest、インドの Team Blume、インドネシアの Team Tulibot が選ばれました。この 3 チームの革新的なプロジェクトには、2500 米ドルが授与されます。

  • Team Zest は、Dr. Rehab というモバイルアプリケーションを開発しました。これは、医療専門家がコンピュータビジョンを通じて現実世界の理学療法監督サービスを提供するというものです。
  • Team Tulibot が開発した Tulibot は、聴覚障碍者のコミュニケーションギャップを埋める統合支援デバイスで、ウェアラブルタイプのスマート手袋とスマートメガネが特徴です。
  • Team Blume は、患者が処方薬の RFID タグをスキャンし、薬が本物であるかどうか、またアレルギーに問題がないか確認できる Android アプリケーションを開発しました。
インフルエンサーでホスト役のメリッサ タン (Melissa Tan) さんと、俳優でホスト役のボビー トネリ (Bobby Tonelli) さんが、レドモンドにいる (スクリーン上の) マイクロソフト Imagine Cup 審査チーム と共に、優勝した Team NUTONE (日本) と Team Hollo (香港) の健闘をたたえました

今年の Imagine Cup アジア地区決勝大会は、Imagine Cup 史上初めて Microsoft Teams にて開催され、7 カ国 10 チームのファイナリストが参加。オンライン上で発明作品のプレゼンテーションを行い、5 月に開催される世界大会の出場権をかけて戦いました。

今回優勝した Team NUTONE と Team Hollo は、それぞれ現金 8000 米ドルの賞金と、Azure クレジット、そして Microsoft Build 2020 にて開催される世界大会決勝戦への切符を手に入れました。両チームは世界大会で、米国、欧州、中東およびアフリカ (EMEA) 地域からの優勝者らと対戦します。世界大会優勝チームには、Imagine Cup のトロフィーと、現金 10 万米ドル、マイクロソフト 最高経営責任者のサティア ナデラ (Satya Nadella) からのメンタリングセッション、5 万米ドル分の Azure 助成金が贈られます。

マイクロソフトでオーディエンスエバンジェリズム担当ゼネラルマネージャーを務めるジェニファー リツィンガー (Jennifer Ritzinger) は、次のように述べています。「マイクロソフトの Imagine Cup は、学生がテクノロジを創造的に活用して世界に変化をもたらす場となるだけでなく、同じ目標を持つ若いイノベーターコミュニティとつながりを持ち、交流し、学ぶ機会を提供する場でもあります。今回アジア各国の学生チームが、永続的なインパクトをもたらす可能性のあるユニークなソリューションを見せてくれたことを嬉しく思います。この大会を通じて、学生がテクノロジの力を駆使し、開発や考案、そして世界的な課題解決に向けた情熱を追求するようになることを願ってやみません」

今回のアジア地区決勝大会に出場した日本、シンガポール、ネパール、インドネシア、インド、中国、香港の学生 10 チームは、オンライン上でのさまざまな予選や、アジア地域のマイクロソフト子会社が開催した地域別決勝大会を勝ち抜いて選ばれたチームです。

大会のオンライン審査委員会は、マイクロソフトの幹部や業界のリーダーらで構成されています。評価基準となったのは、各チームのイノベーション内容と、披露されたソリューションが包括的で市場性があるかどうかなどです。審査員は以下のとおりです。

  • クレイグ ディクソン (Craig Dixon) 氏: Acceleration Asia 在籍起業家 兼 プログラムディレクター
  • リアン ロバーズ (Leanne Robers) 氏: She Loves Tech 共同創業者 兼 共同 CEO
  • ジェニファー リツィンガー (Jennifer Ritzinger): マイクロソフト オーディエンスエバンジェリズム担当ゼネラルマネージャー
  • ヴァネッサ チン (Vanessa Ching) 氏: XR Alliance 創業者、GeoWorks ブランドエンジニア
  • アンドレア デラ マテア (Andrea Della Mattea): マイクロソフト アジア太平洋地域 プレジデント

マイクロソフトの Imagine Cup は、2003 年より毎年開催されている世界有数の学生技術コンテストで、参加者の間では「学生技術大会のオリンピック」として知られています。今年の Imagine Cup では、個人の生き方や働き方、遊び方を形成するアプリケーションを、創造性と情熱、そして技術の知識を活用して構築するにあたり、参加者に「Dream it. Build it. Live it (夢を見よ 構築せよ 生きよ)」と呼びかけています。Imagine Cup の詳細については、https://www.imaginecup.com/ をご覧ください。

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