マイクロソフトと NFL がパートナーシップを強化 リーグ全体のデジタルトランスフォーメーションを加速

※ この発表は、米国時間 3 月 3 日 に公開された ”Microsoft and the NFL expand partnership to accelerate digital transformation across the League” の抄訳です

マイクロソフトと米ナショナル フットボール リーグ (NFL) は本日、テクノロジ分野におけるパートナーシップを強化すると発表しました。このパートナーシップの強化は複数年におよぶもので、Microsoft Surface デバイスや、チームワークツールの中心となる Office 365 の Microsoft Teams などによってコミュニケーションやコラボレーションを拡張し、コーチや選手を含む NFL 全体の効率化を支援します。

NFL パートナーシップ担当 最高収益責任者 兼 エグゼクティブバイスプレジデントのレニー アンダーソン (Renie Anderson) 氏は、「2013 年以来、マイクロソフトはテクノロジを通じて NFL の試合の変革を支援してきました」と語ります。「Microsoft Surface は、いまやアメリカンフットボールの本格的なツールで、コーチや選手、NFL 職員にとって全試合に欠かせないものとなっています。現在はリーグ全体で Microsoft Teams を統合する取り組みも進めており、最新の方法でコミュニケーションとコラボレーションができるよう改善を目指します」

マイクロソフトにてモダンライフ、検索、デバイス担当コーポレートバイスプレジデントを務めるユスフ メディ (Yusuf Mehdi) は、「マイクロソフトは NFL がデジタルトランスフォーメーションを加速できるよう、引き続き支援します」と述べています。「マイクロソフトと NFL は共同で、Surface を活用してサイドラインにいる選手やコーチが瞬時に試合を再生したり、試合中にプレイをレビューしたりできるようにし、試合の手法にイノベーションをもたらしました。ペースの速いリーグのワークフローに対し Surface と Microsoft Teams をより深く統合することで、ハードウェアとソフトウェアの力を結びつける大きな機会へとつながり、すべての人の生産性がより高まります」

パートナーシップ強化の一環として、マイクロソフトと NFL は共同で最新コラボレーションテクノロジへの取り組みを進め、新たな Microsoft Teams プラットフォームを活用してリーグがより多くのことをできるようにします。Microsoft Teams は、Windows、iOS、Android デバイス間でシームレスに動作するよう設計されており、チャットや通話、会議、ファイル、ドキュメントコラボレーション、ワークフローといった機能を単一のアプリケーションから提供します。これらの機能を個別のアプリケーションで利用しなくても、Microsoft Teams を使えば NFL チームや組織全体でコラボレーションでき、常時安全に接続された状態を維持することが可能です。

NFL の各クラブではすでに Microsoft Teams プラットフォームを活用しています。New York Jets では Microsoft Teams を活用し、チームにおけるドラフトの選択など重要なメッセージが正確にリアルタイムで確実に送信されるようにしています。2020 年 2 月の第 54 回 Super Bowl で優勝した Kansas City Chiefs では、クラブの外回りスカウト担当者らが Microsoft Teams で遠征スケジュールを調整しています。また Miami Dolphins は、Microsoft Teams を使い 2 月に Hard Rock Stadium にて開催された Super Bowl LIV の計画を立てました。

Miami Dolphins バイスプレジデント 兼 最高情報責任者のキム ロメト (Kim Rometo) 氏は、次のように述べています。「Miami Dolphins では、部門間を横断する戦略的プロジェクトのすべてで Teams を活用しています。Teams により、容易にファイル上でコラボレーションできるほか、共有カレンダーの管理やミーティングの実施、既存統合機能の活用などが可能です。レギュラーシーズンからスーパーボウルの計画に至るまで、NFL と協力ができたのも Teams があったからこそといえるでしょう」

マイクロソフトは引き続き、Microsoft Surface Sideline Viewing System (SVS) によって NFL に卓越したパフォーマンスを提供します。SVS は、ダウン、距離、ヤードライン情報などの試合データや画像を、サイドラインにいる選手やコーチ、そしてコーチ席にいるコーチに、ほぼリアルタイムで提供します。また、Microsoft Surface Instant Replay (MSIR) により、フィールド上の担当者がモバイルで瞬時にプレイシーンを確認できるため、試合のペースが早めることが可能です。世界 35 カ所のスタジアムにて Surface デバイスが 7000 台以上、Windows Server が 170 台以上導入されており、マイクロソフトのテクノロジは NFL の試合を毎年 333 件サポートしています。

サイドラインの統合以外にも、マイクロソフトは NFL の全チームおよびそのパートナーと協力して独自のビジネスおよび消費者向けインテグレーションを開発し、実世界の生産性ソリューションを提供していきます。プレイブックの役目を果たす Surface デバイスから、家庭 での映画の視聴まで、試合日におけるスタジアムでの利用から、事業運営部門が顧客対応で利用するケースに至るまで、Surface はさまざまな場面で使われており、マイクロソフトを真のテクノロジパートナーとして NFL は信頼しているのです。

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