「リスクへの備えパッケージ」を GitHub に公開

~ リモートワーク対応業務連絡、安否確認、災害対応に役立つ 3 つのアプリを提供 ~

日本マイクロソフト株式会社は、災害やパンデミックなどの緊急時における事業継続を支援するクラウドソリューションとして、「リスクへの備えパッケージ」を GitHub において公開しました。リスクへの備えパッケージは、Microsoft Teams や Microsoft Excel などの Office アプリケーションと連携する日本独自のソリューションで、「リモートワーク対応業務連絡アプリケーション」「安否確認アプリケーション」「災害対応アプリケーション」の 3 つのアプリで構成されます。

3 つのアプリは、ローコード アプリケーション プラットフォーム (Microsoft Power Apps) 上で開発され、GitHub に公開されていることから、企業や政府自治体・公共機関などが、無償 (注) でダウンロードしてそのまま利用できるのに加えて、自組織に最適な形にカスタマイズして利用することもできます。

(注) 本アプリケーションは無償ですが、利用にあたって、有償の Microsoft 365 や Power Apps のライセンスが必要です。

日本マイクロソフトでは、当社が ”日本に根付き、日本のお客様やパートナー様、そして日本の社会にお役に立てる信頼される会社になる” という想いで社名を「日本マイクロソフト株式会社」に変更し品川本社オフィスに統合移転してから 10 年、またその直後に発生した東日本大震災から 10 年の節目を迎えたことから、日本マイクロソフト自身の変革と、お客様支援・災害対策支援から学ばせていただいた知見をご紹介させていただく取り組みとして、「日本マイクロソフト 未来につなぐプロジェクト ~これまでの 10 年、これからの 10 年」(https://aka.ms/msfuture) を今年 3 月より展開しています。リスクへの備えパッケージの提供は、本プロジェクトの中核をなすものです。3 つのアプリのうち、「安否確認アプリケーション」と「災害対応アプリケーション」は、インフォシェア株式会社 (本社: 東京都府中市、代表取締役: 西岡 真樹) と連携して開発しました。

【アプリケーションの概要】

■ リモートワーク対応業務連絡アプリケーション

災害等により通勤が困難な場合でも、社員との業務連絡等を円滑に行い、業務を継続しやすくするためのアプリケーションです。出社管理や日報の共有、会社組織から社員への連絡などを行うことが可能です。本アプリケーションは、COVID-19 の蔓延に際し、オフィスでの密な業務連携が難しくなった 2020 年 3 月にマイクロソフト コーポレーションが、従業員に対して迅速かつ正確に情報伝達できるように作成したテンプレートが基になっています。

リモートワーク対応業務連絡アプリケーション イメージ図

リモートワーク対応業務連絡アプリケーション イメージ図

リモートワーク対応業務連絡アプリケーション トップ画面 (PC 上の Teams)

リモートワーク対応業務連絡アプリケーション トップ画面 (PC 上の Teams)

リモートワーク対応業務連絡アプリケーション スマートフォン版および日報送信画面

リモートワーク対応業務連絡アプリケーション スマートフォン版および日報送信画面

■ 安否確認アプリケーション

緊急時に職員の安否確認・報告を円滑に行えるように、主に以下の機能を提供します。

  • 組織規模のアプリケーション設定:
    登録した災害疾病ごとにアプリケーションのロゴや背景画像などの外観、要求する報告期間、GPS 情報の利用有無などを設定
  • グループ単位のアプリケーション設定:
    職員マスタに設定されたグループに基づいて、グループ長が安否確認のリストとグループ専用の URL を発行・通知
  • グループ単位での安否確認の報告および閲覧:
    グループ専用の URL からアプリにアクセスすることで、本人や家族の安否、被害や健康状況の報告、本人やグループ全員の安否情報を閲覧

安否確認アプリケーション イメージ図

安否確認アプリケーション イメージ図

安否確認アプリケーション 基本設定アプリとグループ長向け設定アプリ

安否確認アプリケーション 基本設定アプリとグループ長向け設定アプリ

安否確認アプリケーション 利用者安否登録アプリとグループ長への通知メッセージ

安否確認アプリケーション 利用者安否登録アプリとグループ長への通知メッセージ

■ 災害対応アプリケーション

自治体の組織内で大雨や土砂崩れなどの災害に関する情報を共有、可視化するためのアプリケーションです。災害対応に必要な情報を平時から準備、共有することで、発災時の交通・インフラへの影響、避難所の開設状況、二次災害に関する報告など、錯綜する情報を迅速・正確に把握して、適切な意思決定、対策をとれるよう情報を記録・管理できます。主に以下の機能を提供します。

  • 各種マスタの記録・閲覧:
    災害対応に必須となる、災害の定義、施設情報、対応の記録、被害報告、状況報告などの情報の記録・閲覧
  • 全体レポートの閲覧:
    記録された情報を自動的に集約し、可視化したダッシュボードである災害サマリーを提供

災害対応アプリケーション イメージ図および利用想定

災害対応アプリケーション イメージ図および利用想定

災害対応アプリケーション 災害登録画面 (一部)、対応状況画面 (一部)

災害対応アプリケーション 災害登録画面 (一部)、対応状況画面 (一部)

災害対応アプリケーション 対応状況画面 (スマートフォン)

災害対応アプリケーション 対応状況画面 (スマートフォン)

情報把握・可視化ダッシュボード画面

情報把握・可視化ダッシュボード画面

【ダウンロード】
リモートワーク対応業務連絡アプリケーション
https://github.com/InfosharePP/CrisisCommunicationInfoshare

災害対応アプリケーション
https://github.com/InfosharePP/saigai

安否確認アプリケーション
https://github.com/InfosharePP/anpi

詳細は、以下Webサイトを参照ください。
https://aka.ms/msfuture

参考
「日本マイクロソフト 未来につなぐプロジェクト ~ これまでの 10 年、これからの 10 年」を開始

本ページのすべての内容は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。正式な社内承認や各社との契約締結が必要な場合は、それまでは確定されるものではありません。また、様々な事由・背景により、一部または全部が変更、キャンセル、実現困難となる場合があります。予めご了承下さい。

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