マイクロソフト、小規模企業向けに設計された Teams Essentials を発表

ジャレッド スパタロウ (Jared Spataro)
Microsoft 365
担当コーポレートバイスプレジデント

※本ブログは、米国時間 12 月 1 日に公開された “New Microsoft Teams Essentials is built for small businesses” の抄訳を基に掲載しています。

この 20 カ月間は、あらゆる企業にとって厳しいものでしたが、とくに小規模企業は大きな打撃を受けています。小規模企業は事業のほぼすべての局面で適応を求められ、重要なツールやテクノロジへのアクセスなしに顧客に対応しなければならないこともありました。世界が「旧来」の働き方に戻ることはないでしょう。小規模企業が新しい世界で成功していくためには、その固有のニーズに合わせて設計された総合的ソリューションが必要です。

本日、マイクロソフトは、小規模企業向けに特別に設計された、Microsoft Teams の初のスタンドアロン製品である Microsoft Teams Essentials を発表します。最大30時間のビデオ会議、グループチャット、ファイル共有、カレンダーなど、小規模企業が顧客サービスに必要とする機能が提供されます。ユーザーあたり月額 4 ドル (日本での価格: 430円 (税抜)) と今日の市場で最も安価なオールインワンソリューションです。

Teams Essentials は小規模企業のために設計されています。

Teams Essentials により、レストラン、小売店、プロフェッショナルサービスなど、小規模企業において、新たな方法による会議、コラボレーション、コミュニケーション、顧客へのサービスが実現されます。昨年 Teams の使用を開始した、英国に拠点を置く Bristol Dental Specialists のような小規模企業においてこれらのツールが活躍しています。バーチャルコンサルティングや同僚とのコラボレーションなど、同社のチームは Teams を使って、より迅速で、より親しみやすく、より費用対効果の高い患者ケアを提供しています。

「コミュニケーションは非常に重要です。Teams により、これまで以上にスタッフの連携を強化し、他とは違うサービスを患者様に提供できるようになりました。」 —Bristol Dental Specialists シニアトリートメントコーディネイター レベッカ メトカルフ (Rebecca Metcalfe)

安価なコミュニケーションツールのニーズは小規模企業だけに限定されたものではありません。非営利組織、宗教法人、学校、コミュニティグループなども、効果的なコネクションやコラボレーションの実現に苦慮しています。小規模企業そしてこれらの組織は迅速に業務を立ち上げる必要があります。Teams Essentials は、IT の専門知識を必要とすることなくそれを可能にします。Teams アカウントを持っている人も持っていない人も、容易かつ効果的な参画が行えます。

無料版の Microsoft Teams の提供は継続されますが、Teams Essentials では、会議時間の延長やストレージ容量の増加など、制限が緩和されています。ここでは、Teams Essentials がどのように小規模企業のお客様をサポートできるかを詳しくご紹介します。

制限の少ない会議と使いやすい機能により、プロフェッショナルな会議を行えます。

制限の少ない会議と使いやすい機能により、プロフェッショナルな会議を行えます。 制限の少ない会議と使いやすい機能により、プロフェッショナルな会議を行えます。

適切なコミュニケーションツールがなければ、どのような企業にとっても、顧客やパートナーと密接な関係を築くことは困難です。Teams Essentials は、既存の Teams の機能に加えて、小規模企業やコミュニティグループを支援するために特別に設計された機能を備えています。

  • Teams Essentials会議時間の延長–最大 30 時間の会議が可能なので、1 対 1 の会議でもグループ会議でも、制限時間を超える心配はありません。
  • Teams Essentials大規模な会議–最大 300 人までの会議が可能であり、全員が同じバーチャルルームに集まることができます。
  • カレンダーの統合–Outlook カレンダーとの統合に加えて、新たに Google カレンダーが統合されたことで、既存のカレンダーツールを使ってスケジュールを把握したり、会議を管理したりできるようになりました。*Google カレンダーとの統合機能はまもなく提供開始予定です。
  • シンプルで容易な招待–人々を容易に会議に招待できます。その人のメールアドレスを使って Teams 会議の招待リストに追加するだけです。参加者には、参加するためのリンクが付いた会議の招待が届きます。Teams アプリを使用していない人はブラウザで会議を直接開くことができます。サインアップ、サインイン、インストールは不要です。
  • インタラクティブな会議–ロビー、バーチャル背景、Together モード、ライブキャプション、ライブリアクションなどのプロフェッショナルな会議ツールや機能により、あらゆる組織が魅力的な会議を開催できます。

既存ツールと接続してコンテンツを一箇所に保存でき、情報を容易に整理できます。

既存ツールと接続してコンテンツを一箇所に保存でき、情報を容易に整理できます。 既存ツールと接続してコンテンツを一箇所に保存でき、情報を容易に整理できます。

Teams Essentials は、チャットと会議を単一ソリューションに統合することで、小規模企業やコミュニティグループのコミュニケーションをシンプルにし、時間を節約できるようにするとともに、さらに重要な点として、会議や会話の前後関係を把握できるようにしてくれます。Office ウェブアプリ、ファイル共有、グループチャット、タスク管理など、誰とでも効率的に仕事ができるツールが搭載されています。

  • Teams Essentials追加のクラウドストレージ–ストレージが足りなくなったり、書類を探すのに時間がかかったりする心配はありません。容易に、Office 365 のファイルを共同で作成、閲覧、編集、保存できます。Teams Essentials では、ユーザーあたり 10GB のファイルストレージを提供しています。これは無料版の Teams で提供されている 2 倍の容量です。
  • 常時チャット (Ongoing Chat)–Teams のすべての会話は永続的に維持され、会話を継続できるので、文脈や継続性を失うことがありません。会議が終わっても、会話は終わりません。
  • 小規模企業向けグループチャット テンプレート–グループプロジェクトを迅速に開始し、関係者と会議を開催したり、チームメイトにタスクを割り当てたり、投票を作成してフィードバックを迅速に受け取ったりすることが、すべて 1 つのハブで可能になり、生産性を次のレベルに引き上げることができます。*デスクトップとウェブではまもなく提供開始
  • 誰とでもチャット、会議、コラボレーションを–社内外の人と一緒に仕事をしていても、Teams アプリを使っていても、電話をかけていても、チャットやコラボレーションの経験は 1 つの場所に保たれます。外部の会社とのプロジェクトを進める際にも、複数のアプリ体験を横断する必要はありません。
  • モバイルチャットダッシュボード–1 対 1 またはグループチャットでダッシュボードビューをクリックするだけで、場所、写真、ファイル、タスクリスト、今後のイベントなどのカテゴリー別に整理された共有コンテンツにすばやくアクセスできます。*マイクロソフトから直接購入されたお客様が利用可能です。

Teams Essentials は小規模企業が求める価値とサポートを提供します

どの企業やコミュニティにとってもコストは最重要課題です。Microsoft Teams Essentials は、最大の価値を最も安価に提供します。また、容易に習得できるシンプルなインターフェースにより、従業員がすぐに生産性を向上できるようになっています。

  • テクノロジツールを最大限に活用–多くの機能を 1 製品で備え、ユーザー当たり月額 4 ドル (日本での価格: 430 円 (税抜)) と市場で最も低価格な Teams Essentials は、小規模企業やコミュニティグループに比類のない価値を提供します。
  • マイクロソフトのサポート–Teams Essentials は、マイクロソフトがサポートし、Microsoft Azure のクラウド上で動作します。これは、セキュリティ、信頼性、パフォーマンスの高さを意味します。マイクロソフトは、お客様が必要とするテクノロジを適切な予算内で利用できるお手伝いをします。

Teams Essentials の購入方法

Microsoft Teams Essentials は、多様な Microsoft Cloud Partner から購入できます。
お客様は世界のどこからでもマイクロソフトの Teams のウェブサイトから Teams Essentials を直接購入することもできます。

マイクロソフトは、小規模企業のお客様の中核的ニーズを満たすテクノロジを提供することにコミットしています。これが、Teams Essentials を開発した理由であり、先日には、小規模企業をランサムウェアなどのサイバー脅威から保護するために、Microsoft Defender for Business による小規模企業向けのセキュリティ製品の拡充も発表しています。Teams Essentials により、マイクロソフトはこの取り組みをさらに推進し、小規模企業がどこからでも安全にコラボレーションできるよう支援していきます。

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