Microsoft Inspire 2022: 新たなパートナー向け市場機会の最大化、ハイブリッドワークのためのソリューション

Microsoft Inspire 2022

フランク X.・ショー (Frank X. Shaw)
コミュニケーション担当コーポレートバイスプレジデント

※本ブログは、米国時間 2022 年 7 月 19 日に公開された “Microsoft Inspire 2022: Unlocking new partner opportunities, solutions for hybrid work and more” の抄訳を基にしています。

新年度を開始するデジタルイベント Microsoft Inspire 2022 は、パートナーエコシステムの重要性について考える絶好のタイミングと言えます。毎年、マイクロソフトは、パートナーの皆さまの活動を称え、ビジネスや業界全体に与える影響を改めて認識するためのイベントを開催しています。

マイクロソフトのパートナー企業は、全世界に 40 万社以上あり、従業員数は 2,200 万人以上にのぼります。マイクロソフトのプログラムには、成功を分かち合うというコミットメントが反映されています。パートナーの皆さまがあってこそ、マイクロソフトより多くのことを成し遂げられるのです。

その精神に則り、2022 Microsoft Partner of the Year Awards の受賞者と最終選考者を発表します。これは、Modern Work、Azure、Business Applications、Social Impact といった幅広いカテゴリにおける、100 カ国以上のパートナーによる注目すべき成功事例やイノベーションを表彰する制度です。毎年、お客様に対するコミットメント、ソリューションのインパクト、マイクロソフトのテクノロジの模範的な使用などを基準にして受賞企業が選ばれています。

マイクロソフトは、パートナーの皆さまが成長を続け、成功を重ねられるようさまざまな変更を行っています。今年の発表で取り上げる主なテーマは、以下の通りです。

  • パートナー重視のプラットフォームによる成長と収益性の向上
  • モダナイゼーションとマイグレーションによるイノベーションの推進
  • プラットフォームを横断するセキュリティの効率化に向けたお客様の支援
  • ハイブリッドワークにおけるデジタル的要件の提供

本日の発表はすべて、パートナーの皆さまとお客様を中心に作られたものであり、お客様のビジネスの成長、働き方改革、クラウド全体のセキュリティの確保を支援するソリューションとプログラムに関するものです。以下では、Microsoft Inspire で発表されるアップデートの一部をご紹介します。

独立系ソフトウェアベンダー (ISV) の市場機会を最大化する

クラウドソリューションの需要は 2025 年までに 1 兆ドルを超えると推定されており、ソフトウェアプロバイダがお客様のサポートにおいてかつてないほど重要な存在となっています。本日、Inspire において、規模の大小を問わずあらゆる ISV がお客様のニーズを満たし、より迅速かつ効率的にイノベーションを行い、市場へ進出し、ビジネスを成長させられるよう、マイクロソフトは新しいプログラム、特典、リソースに投資し、パートナーの皆さまの市場機会を最大化していきます。

マイクロソフトは、ISV が迅速にイノベーションを実現し、優れた設計のアプリケーションを構築し、マイクロソフトのコマーシャルマーケットプレースに公開し、売り上げを拡大できるよう支援するために、ISV Success Program による新たな特典を発表します。現在、プライベートプレビュー中であり、2022 年秋に一般利用可能となる本プログラムは、Microsoft Cloud Partner Program における ISV の成功の支援を目指すものです。

ソフトウェアプロバイダは、この新たに強化された特典を利用して、Microsoft Cloud 上でソフトウェアを開発し、クラウドサンドボックス、開発者ツール、技術・ビジネスリソース、専用コミュニティへのアクセスを得ることができます。参加者は、生産性の高い、最新かつ革新的な開発ツールを活用してソフトウェア開発を加速させるために、約 128,000 ドルの特典を利用できます。さらに、Marketplace Rewards が ISV Success Program に統合され、ISV の手続が簡素化されます。

マイクロソフトは、デジタル製品販売とグローバルな商取引のプラットフォームであるコマーシャルマーケットプレースの改善を継続的に行っています。マージンシェアが、マーケットプレース全体で利用できるようになりました。また、ISV がマイクロソフトのお客様を獲得し、販売手続を簡素化し、コマーシャルマーケットプレースでの収益を加速できるよう支援することを目的とした、Tackle.io との提携を発表します。

これらの新たな特典、そして、マイクロソフトの業界をリードする 3% のマーケットプレース取引手数料により、ISV は Microsoft Cloud 上で開発と販売を行えます。

また、ISV のための新たな業界別認定制度を導入し、今年後半から提供する予定です。これらの認定は、お客様における実績、技術的成熟度、お客様の成功に基づいてソリューションを評価するものです。まず、ヘルスケア、小売、金融サービスの業界から始めていきます。この制度の詳細に関心があるパートナーの皆さまは、Inspire の期間中、co-degin セッションに参加できます。

Microsoft Cloud for Sovereignty

世界各国の政府は、デジタルトランスフォーメーションを加速し、社会的・経済的成長の機会を創出し、市民の法的規制、ニーズ、利益をサポートしながら、サービスを強化しています。その支援のために、マイクロソフトは政府機関向けに特別に設計された Microsoft Cloud for Sovereignty を発表します。

この新しいソリューションにより、公共機関のお客様は、コンプライアンス、セキュリティ、政策の要件を満たしながら、Microsoft Cloud 上でワークロードを構築し、DX を実現できます。幅広いプラットフォーム機能、レジリエンス、セキュリティ、拡張性など、クラウドの力をフルに活用し、データ、保存場所、運用・ガバナンスプロセスの透明性をより綿密に制御できるようになります。

このソリューションによるパートナーの皆さまの政府機関の支援の詳細については、Microsoft Cloud for Industry and Global Expansion Team コーポレートバイスプレジデントのコーリー サンダース (Corey Sanders) によるブログ記事をご参照ください。

Digital Contact Center Platform

優れたカスタマーサービスの構築は、パートナーの皆さまとそのお客様の双方にとっての最重要課題です。ヘルプサービスは効率的でスムーズであるべきです。新たに提供される Digital Contact Center Platform は、マイクロソフトが今年初めに買収した Nuance、および Dynamics 365、Power Platform、Microsoft Teams といった複数のマイクロソフト製品を、オープンで拡張性の高いコラボレーションプラットフォームに統合し、支援を求めているユーザーに対してチャネルに関係なくシームレスなエクスペリエンスを提供できるよう支援します。

ISV は、このプラットフォームを利用して、よりスマートなチャットボット、より高速なライブチャットボックス、直感的な AI ソリューションなど、お客様にとって有効なコンタクトセンター体験を構築できます。ここでの目標は、デジタルチャネル全体でよりパーソナライズされたエンゲージメントを実現し、お客様が情報入力を繰り返す必要をなくし、企業がお客様とのより深い関係作りに取り組めるようにし、統合と自動化によってのみ提供できるコスト削減を提供することです。

Azure Space Partner Community

クラウドコンピューティングの次のパラダイムは、宇宙産業の可能性とクラウドのパワーを融合することです。さまざまな業界において、組織は、人工衛星などの宇宙技術を活用し、どこからでも可能な接続性を実現し、宇宙データから新しい洞察を引き出しています。

拡大する宇宙産業のパートナーのエコシステムをサポートするために、Azure Space Partner Community を発表します。これにより、パートナーの皆さまは、共通のお客様、そして、スペースコンピューティングの未来のために、最も包括的で革新的なサービスを提供できるようになります。マイクロソフトの、新しく差別化されたパートナーエコシステムは、宇宙事業者、メーカー、システムインテグレータ、データプロバイダ、ISV、スタートアップなどを包含しています。

ハイブリッドワークを機能させる

ハイブリッドワークが当たり前の働き方となった今、組織にとっての課題は、従業員の要求と、ビジネスニーズに対する柔軟性とのバランスを取ることです。マイクロソフトはパートナーと協力し、ハイブリッドワークの実現、仕事の流れの中でのコラボレーション体験の実現、デジタル従業員体験の構築といった、未来を推進する新しい仕事のパターンをお客様が理解できるよう支援しています。

マイクロソフトは、Microsoft 365 と Microsoft Teams の新機能を提供することで、人々がいつでもどこでも仕事に貢献できるようにしています。Excel Live により、Teams のミーティングウィンドウ内のワークブック上で直に共同作業を行えます。Microsoft Whiteboard により、参加者は、共有された会議コンテンツ上に絵を描いたり、タイプしたり、リアクションを取ったりできます。

Microsoft Viva は、職場での生産性、ウェルビーイング、コラボレーションを向上させるためのさまざまなツールを活用した従業員体験プラットフォームです。新アプリ  Viva Engage は、組織によるつながりやコミュニティの構築を支援し、新しい Stories の機能による動画投稿の作成・共有機能などによって、従業員に個人を表現するための手段を提供します。Stories は、ユーザーが自分の Storyline に投稿する短い動画や写真であり、組織内の同僚とのつながりを保つための楽しく親しみやすい方法を提供します。

1 周年を迎える Windows 365

Inspire 期間中に、Windows 365 は 1 周年を迎えます。この 1 年間、この製品は進化を続け、今日のワークプレースに対応し、管理者が Cloud PC の「時間を戻す」ことができるポイントインタイム復元や、Windows の更新を自動化してセキュリティを向上する Autopatch など、いくつかの新機能が追加されています。

本日の発表は、マイクロソフトがパートナーの皆さまのビジネスの成長、顧客サービスの向上、そして業界全体がクラウドに向かう変革への対応を支援するための継続的投資を行っていることを表しています。このブログで紹介したアップデートは、包括的な新機能とアップデートのほんの一部に過ぎません。

Inspire で行われる発表の詳細については、サティア・ナデラ (Satya Nadella)、ニック・パーカー (Nick Parker)、ジャドソン・アルソフ (Judson Althoff) による基調講演を是非ご覧ください。また、以下に挙げた製品別ブログでは、より詳細なニュースやテクノロジの現時点での活用法を知ることができます。

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