不確実な経済の中で企業が成功するために、リーダーと従業員間の断絶を埋めるリサーチ結果とテクノロジを発表

従業員と企業文化、ビジネス目標、そして従業員同士をつなぐプラットフォーム Microsoft Viva を拡張

※ 本リリースは、米国時間 2022 年 9 月 22 日に公開された “Microsoft unveils new research and technology to bridge the disconnect between leaders and employees so companies can thrive amid economic uncertainty” の抄訳です。

ワシントン州レドモンド、20229 22—木曜日に、マイクロソフトは、Work Trend Index Pulseレポート“Hybrid Work Is Just Work. Are We Doing It Wrong?”(「ハイブリッドワークは仕事の一形態に過ぎない。私たちは間違っていないか?」)を公表するとともに、経済環境が不安定な今、従業員の能力を高め、活力を与えるために開発された従業員体験プラットフォーム Microsoft Viva の新機能を発表しました。

公表されたデータからは、ハイブリッドワークによって、従業員とリーダーの間に断絶が広がっていることが明らかになっています。生産性とは何か、自律性を維持しながら説明責任を果たすにはどうすればよいか、柔軟な働き方の利点やオフィスの役割は何かなどについて、両者の意見は一致していません。このギャップを埋めるためには、仕事はもはや単なる場所の問題ではなく、時間と空間を超えた体験であることを認識し、従業員がどこで働いていてもエンゲージメントとコネクションを維持できるような新しいアプローチを提供することが必要です。

マイクロソフトの会長兼 CEO のサティア ナデラ (Satya Nadella) は次のように述べています。「今日のダイナミックな経済環境において、企業が競争優位に立つためには活力ある従業員の存在が不可欠です。本日、マイクロソフトは、リーダーが生産性パラノイアを解消し、ソーシャルキャピタルを再構築し、従業員を再活性化できるようにすることを目指した、従業員体験プラットフォーム Microsoft Viva の新たなイノベーションを発表します」

Work Trend Index Pulse レポート[1]では、リーダーが働き方の新たな現実に対応するためにすぐ行うべき3 つの方向転換を指摘しています:

  1. 生産性パラノイアの解消: 従業員の 87% が、自分が生産的であると回答していますが、リーダーの 85% がハイブリッドワークへの移行により、従業員の生産性について確信を持つことが難しくなっていると回答しています。リーダーは、会社の目標を明確にし、その目標を達成するために不必要な業務を排除し、従業員の声に耳を傾ける必要があります。しかし、企業の 57% は従業員からのフィードバックをほとんど収集していません。
  2. 人々は互いに集まりたがっているという事実の受容: 従業員の 73% が、オフィス勤務体制に戻るには、会社が求めているということ以上の理由が必要だと回答しています。また、同僚との交流機会 (84%) やチームの絆を再構築 (85%) する機会があれば、オフィス勤務の動機になると回答しています。オフィス内外のつながりを維持するために、デジタルなコミュニケーションはきわめて重要です。従業員もリーダーも、自分が成功するために必要な最も重要なスキルの第 1 位としてコミュニケーションを挙げています。
  3. スキル再構築による従業員の再活用: 従業員の 55% が、自分の能力を伸ばすのに最適な方法は転職することだと答えています。しかし、「社内で異動しやすい」(68%)、「学習・能力開発支援が充実している」(76%) 場合には、現在の会社により長く留まるだろうとも答えています。

このような課題に対応するため、マイクロソフトは、従業員体験プラットフォーム Microsoft Viva を拡張し、企業が今日の働き方に最適化された従業員体験を提供できるよう支援します。本日マイクロソフトは、Viva に提供されるいくつかの新機能と機能強化を発表しました:

  • Viva Pulse は、マネージャーやチームリーダーがチームの経験に関するフィードバックを、定期的に機密情報として求められるようにできる新しいアプリです。Viva Pulse は、スマートなテンプレートと研究成果に基づいた質問群により、マネージャーに対して、何がうまくいっているか、どこにフォーカスすべきかを明確にし、チームのニーズに応えるための学習と行動の提案も行います。
  • Viva Amplify は、リーダーやコミュニケーターがメッセージの効果を高め、一貫性とインパクトを持って従業員に届けられるようにする新しいアプリです。このアプリは、コミュニケーションキャンペーンを一元管理し、メッセージの効果を高めるライティングガイドを提供し、Microsoft 365 の複数のチャネルや配信グループでの公開を可能にし、改善のための指標を提供します。
  • Answers in Viva は、AI を活用して、従業員の質問と回答、組織全体における専門家をマッチングすることで、全従業員が集合知を活用しやすくする新機能です。
  • People in Viva は、AI を活用して、従業員の関心事、知識、チームの目標などの詳細を記載したリッチなプロファイルカードを作成し、同僚が組織全体で人々のつながり、専門家、インサイトを簡単に発見できるようにする新機能です。これらのインサイトは、Microsoft 365 のプロファイルカードや新しいアプリとして利用できるようになる予定です。
  • 最近、マイクロソフトはストーリーに基づく会話や自己表現ツールによってデジタルコミュニティ構築を促進する Viva Engage の提供を開始しました。従業員がリーダーシップと直接交流し、アイデアや意見を共有し、組織の取り組みに参加することなどを促すスペースである Leadership Corner Viva Engage に提供されます。
  • Viva Goalsは、従業員の仕事とビジネス成果の整合性を確保することで組織を支援します。OKR を確認するための Microsoft Teams とのより緊密な統合、ワークアイテムを完了するための Azure DevOps の拡張機能、KPI と Key Results を追跡するための Power BIデータセットへの接続、プロジェクト管理の自動更新のための Microsoft Planner および Microsoft Project との統合などの Viva Goals の新しい統合機能により、仕事の流れに組織の目標を取り込むことができるようになります。
  • Viva ラーニング LinkedInラーニングの統合強化により、Teams 上の仕事の流れの中で LinkedIn ラーニングハブのコンテンツにより容易にアクセスできるようになります。カスタムコンテンツ、キュレートされた学習パス、修了済みコースなど、LinkedIn ラーニングハブのすべてのコンテンツが同期され、Viva に直接反映されるようになります。また、管理者は LinkedIn ラーニングハブの設定画面内で統合機能を直接設定できるようになります。API は必要ありません。
  • プラットフォーム初の特定の役割向けアプリ Viva Sales の一般提供を 10 3 日に開始します。Viva Sales は、営業担当者の CRM を Microsoft 365 および Teams と統合し、より合理的で AI により支援された営業体験を、顧客とつながり、商談を成立させるために毎日使用しているツール内で提供します。マイクロソフトは、AI が生成するコンテンツ推薦による顧客エンゲージメントのパーソナライズと規模拡大を実現するため、Seismic とのパートナーシップも発表しています。
  • Viva へのアクセスを効率化し、従業員が一日を順調にスタートできるよう、Viva コネクションの新しいホーム体験では、Viva のすべてのアプリを 1 カ所に集めることができます。Viva ブリーフィングメールのアップデートにより、さらにパーソナライズされた生産性向上のためのレコメンデーションが提供され、従業員の仕事、会議、学習へのキャッチアップが支援されます。

Viva の新機能は、2023 年初頭からお客様に展開される予定です。

詳細は、Official Microsoft BlogMicrosoft 365 BlogDynamics Blog、最新の Work Trend Index Pulse レポートとその地域/市場別データをご参照ください。

[1] Work Trend Index Pulse レポートは、11 カ国の 2 万人を対象とした外部調査に加えて、Microsoft 365 の数兆件に及ぶ生産性シグナル、LinkedIn の雇用トレンド、Glint People Science のインサイトに基づいて作成されました。

【日本マイクロソフト株式会社について】
日本マイクロソフト株式会社は、マイクロソフト コーポレーションの日本法人です。マイクロソフトは、インテリジェントクラウド、インテリジェントエッジ時代のデジタルトランスフォーメーションを可能にします。「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」を企業ミッションとしています。
日本マイクロソフトは、この企業ミッションに基づき、「革新的で、安心して使っていただけるインテリジェントテクノロジを通して、日本の社会変革に貢献する」企業像を目指します。

マイクロソフトに関する詳細な情報は、下記マイクロソフト Web サイトを通じて入手できます。

日本マイクロソフト株式会社 Web サイト http://www.microsoft.com/ja-jp/
マイクロソフトコーポレーション Web サイト http://www.microsoft.com/

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