マイクロソフトと Meta、未来の仕事と遊びの没入体験の提供で連携

2022 年 10 月 11 日 | ジェフ ティパー (Jeff Teper) マイクロソフト コラボレーティブアプリケーション&プラットフォーム担当プレジデント

※本ブログは、米国時間 10 月 11 日に公開された “Microsoft and Meta partner to deliver immersive experiences for the future of work and play” の抄訳を基に掲載しています。

パンデミックを経て、企業や従業員が新しい働き方に落ち着きつつある中、私たちは一生に一度ともいえるようなワークスタイルの変化を体験しています。自宅やオフィス、倉庫、外出先など、どこで働いたとしても、もはやその場所は関係なく、仕事とは場所と時間を超越した体験になっています。

この 2 年半で、人、コミュニケーション、ワークフローを中心とした新しい働き方が登場しました。この期間に Microsoft Teams の月間アクティブユーザー数は 2 億 7,000 万人まで増加し、ワークプレイスコラボレーションやビジネスプロセスにおける最も普及したプラットフォームとなりました。Teams の進化は、仕事がどのように変化し、どこに向かっているかを示しています。

人はどこにいようとも、より深く、より豊かなコラボレーションと協働クリエーションの手法を求めています。マイクロソフトでは、近い将来メタバースが新しいつながりのあり方を提供する上で重要な役割を果たすことになると考えています。実際、当社の Work Trend Index のデータから、Z世代とミレニアル世代の 50%  が、今後2年間で仕事の一部をメタバースで行うだろうと考えていることが明らかになっています。

プラットフォームカンパニーであるマイクロソフトは、職場の生産性やコラボレーションに対するアプローチとして、当社の提供するソフトウェア体験が、ユーザーが気に入っているすべてのデバイスにおいて、ユーザーに利益をもたらすよう取り組んでいます。この考えの下、本日マイクロソフトは Meta とのパートナーシップにより、お客様がメタバースを利用する際に、複数の方法でより多くの選択肢とセキュリティを提供することを発表します。

まず、Mesh for Microsoft Teams Meta Quest デバイスに導入します。Mesh for Teams は、Azure Digital Twins や Dynamics 365 Remote Assist、Teams のビデオ会議などにおける長年の研究と、マイクロソフト クラウドのイノベーションに基づいて構築されたものです。仕事をする際に、どこにでもバーチャルで集合できる仕組みとなっており、スマートフォンやノート PC、Mixed Reality (複合現実、MR) ヘッドセットなど、あらゆるデバイスに対応しています。Mesh for Teams を Meta Quest Pro や Meta Quest 2 と組み合わせることで、その場に一緒にいるような感覚でつながりを築き、コラボレーションできるようになります。

また、Microsoft 365 アプリを Meta Quest デバイスに対応させ、VR (仮想現実) 空間内で Word や Excel、PowerPoint、Outlook、SharePoint といったお好みの生産性アプリのコンテンツを操作できるようにします。将来的には、Windows 365 Meta Quest デバイスに対応する予定で、パーソナライズされたアプリやコンテンツ、設定といった Windows クラウド PC のストリーミング機能を利用できるようになります。

さらに、Microsoft Intune Azure Active Directory が、Meta Quest Pro および Meta Quest 2 に対応します。これによりIT管理者は、Meta の Quest for Business サブスクリプションユーザーに対し、同デバイスのプロビジョニングを確実に実施できるようになり、PC やモバイルデバイスで求められているセキュリティや管理のオプションがVRにも引き継がれます。

最後に、マイクロソフトとMetaは、Xbox Cloud Gaming Meta Quest Store 取り入れる方法を模索しています。これが実現すると、何百にもおよぶ高品質の Xbox ゲームを、スマートフォンやタブレット、PC、スマートテレビ、そして Meta Quest プラットフォームにストリーミングできるようになります。

今回のパートナーシップは、両社の HoloLens での取り組みを補完するものです。また、当社のクラウドファーストのアプローチと、Windows および Microsoft 365 を中心に、MR デバイスのロードマップを継続的に進化させるものであり、そのことをうれしく思っています。これはすべて、責任あるメタバースを構築する取り組みを前進させるものであり、セキュリティとコンプライアンス、エンタープライズレベルの体験を基盤として、未来の働き方の新たな可能性を解き放とうとする継続的な取り組みを示すものでもあるのです。

両社のパートナーシップとその他の発表の詳細については、Meta Connect の基調講演をご覧ください。

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