CRM と ERP の両方に対応した世界初の副操縦士「Microsoft Dynamics 365 Copilot」を発表: あらゆる業務に次世代 AI を導入

CRMとERPの両方に対応した世界初の副操縦士「Microsoft Dynamics 365 Copilot」を発表: あらゆる業務に次世代 AI を導入

チャールズ ラマナ (Charles Lamanna) ビジネス アプリケーション&プラットフォーム担当 CVP

※本ブログは、米国時間 2023 年 3 月6 日に公開された “Introducing Microsoft Dynamics 365 Copilot, the world’s first copilot in both CRM and ERP, that brings next-generation AI to every line of business” の抄訳を基に掲載しています。

本日、マイクロソフトは、ビジネス アプリケーションのポートフォリオ全域にわたる次世代 AI 製品のアップデートを発表します。これには、複数のビジネス機能を横断して AI による対話型支援を提供する Microsoft Dynamics 365 Copilot の提供開始が含まれます。

マイクロソフトの最近の調査によれば、従業員のおよそ 10人中 9 人が AI によって自分の仕事の反復的作業が軽減できることを期待しています。Dynamics 365 Copilot により、組織は営業、サービス、マーケティング、オペレーション、サプライチェーンなどの職務に合わせて構成された AI ツールを活用し、従業員を支援できます。これらの AI 機能により、誰もが雑務を減らして自分の仕事の最も重要な部分により多くの時間を費やせるようになります。

CRM (顧客関係管理) や ERP (企業資源計画) システムは、長らく顧客や企業のデータソースとしての基幹的役割を担ってきました。しかし、これらのシステムでは、手作業によるデータ入力、コンテンツ作成、メモ書きなど、負担を要する作業が頻繁に発生します。Dynamics 365 Copilot は、近年の進化したジェネレーティブ AI を活用し、これらの面倒な作業を自動化し、ワークフォースの創造性を最大限に引き出します。Dynamics 365 Copilot は、ビジネスユーザーが CRM と ERP を最大限に活用できるようにし、イノベーションのペースを加速させ、あらゆるビジネスラインにおける成果を向上します。

  • Microsoft Dynamics 365 Sales Viva Sales に搭載された Copilot 機能は、営業担当者が事務作業に費やす時間を劇的に削減します。AI が、顧客への返信メールの作成を支援し、Teams 会議の要約メールを Outlook で作成します。会議の要約には、製品情報や価格情報など、CRM から得られた詳細情報や、録音された Teams 会議からのインサイトを取り込むことができます。営業担当者は、1 日のうち最大 66% をメールのチェックや返信に費やしていると言われており、顧客と接する時間を増やすことは、ビジネスに大きな効果をもたらします。
  • Dynamics 365 Customer Service に搭載された Copilot 機能は、エージェントが優れたカスタマーケアを提供できるよう支援します。Dynamics 365 Copilot は、ナレッジベースやケース履歴に基づくチャット体験を提供し、チャットと電子メールの両方において、問い合わせの文脈に沿った回答ドラフトを作成し、AI に基づく専門知識をいつでも活用できるようにします。また、Power Virtual Agents の会話ブースター機能により、顧客サービス部門は、数分でバーチャル エージェントを容易に構築できます。この機能は、Azure OpenAI Service と Bing を活用し、選択した企業サイトや社内ナレッジベースの情報に基づいた回答を提供します。
  • Dynamics 365 Customer InsightsDynamics 365 Marketing に搭載された Copilot 機能は、データ探索、オーディエンス セグメンテーション、コンテンツ作成におけるマーケティング担当者のワークフローを簡素化します。
    • マーケティング担当者は、Dynamics 365 Customer Insights の Copilot 機能を使用して、自然言語によって顧客データ プラットフォームと対話することにより、高度にパーソナライズされターゲットの絞られた顧客セグメントを選別できます。マーケティング担当者は、これまで考慮していなかった追加セグメントの提案も受けられます。この新機能は、複雑な計算に基づき、選択されたプロファイルに適合する顧客のマッチングを行います。
    • マーケティング担当者は、Dynamics 365 Marketing の Copilot 機能を使用して、自分の言葉で顧客セグメントを記述し、クエリアシスト機能を活用してターゲット セグメントを作成できます。また、簡単なリクエストに基づいて、新しいメールキャンペーンのコンテンツのためのインスピレーションを容易に得ることもできます。Copilot は、マーケティング担当者が入力した重要なトピック、組織の既存のマーケティングメール、そして、インターネット上のさまざまなソースに基づいて提案を行い、生成されたアイデアの関連性を高めてくれます。
  • Dynamics 365 Business Central に搭載された Copilot 機能は、オンラインコマース用の商品リスト作成を効率化します。色、素材、サイズなどの商品属性を使って、オンラインストアの魅力的な商品説明を瞬時に作成できます。トーン、フォーマット、長さを選択して、説明文をさらに調整できます。Shopify をご利用の Business Central のお客様は、数回のクリック操作だけで、説明文付きの商品を Shopify のストアにシームレスに公開できます。
  • Microsoft Dynamics 365 Supply Chain Management のお客様がアクセス可能な Microsoft Supply Chain Center の Copilot 機能は、サプライチェーンの主要プロセスに影響を与える可能性のある天候、財務、地理などの外部事象をプロアクティブに表示します。そして、予測的インサイトにより、材料、在庫、輸送業者、流通ネットワークなどで、影響を受ける発注を明確化します。サプライチェーン管理者は、Dynamics 365 Copilot で自動的に生成されたドラフトに基づいてメールを作成し、影響を受けるパートナーに警告し、潜在的な混乱を事前に緩和することができます。

次世代のビジネス アプリケーションは、ジェネレーティブ AI によって変革されようとしています。ユーザーは、CRM や ERP のアプリケーションに、AI を活用した専門知識を提供することをさらに期待するようになるでしょう。Dynamics 365 Copilot は、AI の最新のブレークスルーをあらゆるビジネスラインに提供し、顧客体験、従業員体験、業務効率を向上します。これらの最新技術をお客様に提供する上で、マイクロソフトのアプローチに不可欠な要素が、AI テクノロジを安全に展開するためのマイクロソフトのフレームワークである「設計思想としての責任ある AI」へのコミットメントです。

本日の発表は、Microsoft 365、Dynamics 365、そして、Power Platform における最近の AI 機能強化の流れに基づくものです。これには、月間アクティブユーザー数 2 億 8,000 万人を超えるコラボレーション プラットフォーム Microsoft Teams の次世代 AI 機能、Microsoft 365 の仕事の流れの中に営業業務の副操縦士を導入し、売り手を支援する Viva Sales、市民開発者が自然言語を使ってコードを書けるよう支援する Power Apps などが含まれます。

ビジネス アプリケーション&プラットフォーム担当 CVP エミリー ヒー (Emily He) による、本日の AI 関連発表に関する詳細情報は、こちらを参照ください。3 月 16 日に、AI による生産性革新の次のステップを発表するイベントを開催します。参加を希望される方は、Microsoft LinkedIn のページを参照ください。

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