Jared Spataro (ジャレッド スパタロ) コーポレート バイスプレジデント、AI at Work
※本ブログは、米国時間 5 月 21 日に公開された “New agent capabilities in Microsoft Copilot unlock business value” の抄訳を基に掲載しています。
Microsoft Copilot は、すでに生産性と創造性の向上と時間の節約を支援しています。本日の Microsoft Build での発表により、Copilot の能力を最大化し、あらゆる組織でビジネス成果を上げる新しい機能を提供します。
- Team Copilot は、Copilot を個人のアシスタントからチーム、部門、組織全体へ拡張し、コラボレーションやプロジェクト管理を改善します。
- エージェント機能を備えたカスタム コパイロット は、ビジネスプロセスのオーケストレーションと自動化を実現します。
- Copilot 拡張機能とコネクタにより、独自のビジネスニーズに合わせて Copilot をカスタマイズし、拡張することがこれまで以上に簡単になります。
Microsoft CopilotWork smarter, be more productive, boost creativity, and stay connected to the people and things in your life with Copilot. |
Team Copilot – チームの貴重なメンバー
Team Copilot は、個人用アシスタントの枠を超え、チームとともに参加し、貢献する貴重なチームメンバーとして機能できるよう、Copilot を拡張します。あなたの副操縦士として、Copilot にタスクや責任を割り当てることで、チーム全体の生産性、協調性、創造性を高めることができます。Team Copilot は、Microsoft Teams、Microsoft Loop、Microsoft Planner など、共同作業を行う場所で利用いただけます:
- 会議の進行役: Copilot は、Teams 会議のアジェンダを管理し、会議に参加しているメンバーが共同執筆できるノートを作成することで、より生産的なディスカッションを可能にします。
- グループ コラボレーター: Copilot は、グループチャット内で最も重要な情報を明確にし、アクションアイテムの追跡、未解決の問題の対処をすることで、グループでのチャットをより効果的に活用できるようにします。
- プロジェクト マネージャー: Copilot は、タスクの作成と割り当て、期限の管理、チーム メンバーの意見が必要な場合通知をすることにより、すべてのプロジェクトが円滑に進むように支援します。
これらの機能は、Microsoft Copilot for Microsoft 365 のライセンスをお持ちのお客様を対象に、2024 年後半にプレビュー版が提供される予定です。
新しいカスタム コパイロット、エージェントによるビジネスプロセスの自動化
あらゆるビジネスプロセスにおいて、効率化と新たな価値の創造が求められています。Microsoft Copilot Studio の新機能では、独立したエージェントとして機能するカスタム コパイロットを構築し、あなたの指示のもとで以下のアクションを実行させることができます:
- 長期間のビジネス プロセスの自動化
- アクションや ユーザーの入力を推論
- メモリを活用し、文脈を考慮
- ユーザーからのフィードバックに基づいた学習
- 例外要求を記録し、サポートを要請
まだスタートを切ったばかりですが、私たちは、こうしたコパイロットの機能があらゆる場面にわたって効率化とコスト削減を推進する可能性を確信しています。例えば、「受注者」 の役割を与えたコパイロットは、受注から注文の処理、在庫切れの商品に対するインテリジェントな提案や代替品の手配、顧客への発送まで、エンド ツー エンドの受注プロセスを処理することができます。
Copilot Studio のこれらの機能は、アーリーアクセスプログラムを通してご利用いただけます。2024 年後半に広く利用可能になる前に、お客様とともに学んでいくことを楽しみにしています。
また、組織の情報の多くが保存されている SharePoint や OneDrive のデータに基づいたカスタム コパイロットも簡単に作成できるようになります。数クリックだけで、SharePoint から作成したカスタム コパイロットを使用して、チームがファイルから必要な情報を瞬時に取得できるようになり、Copilot Studio を使用すれば、さらに編集や拡張も可能です。この新機能は現在、アーリーアクセスプログラムで提供されており、2024 年後半にプレビュー版が公開される予定です。
Copilot 拡張機能とコネクタ: Copilot を充実させる新機能
新しい Copilot 拡張機能 により、誰でも簡単に Copilot アクションをカスタマイズし、Copilot をデータや業務システムに拡張できるようになりました。開発者は、Copilot Studio または Teams Toolkit for Visual Studio のいずれかを使用して、これらの拡張機能を構築できます。また、Copilot Studio に Copilot コネクタを導入し、開発者が Copilot 拡張機能を簡単かつ迅速に作成できるようにします。このほか、Copilot Studio のアップデートの詳細については、こちらをご覧ください。
Copilot StudioPowerful, connected copilots—built by you. |
Copilot の詳細とご利用について
Microsoft Buildでの発表の詳細については、Official Microsoft Blog (抄訳) をご覧ください。また、サティア ナデラ (Satya Nadella)、ラジェッシュ ジャ (Rajesh Jha)、ケビン スコット (Kevin Scott) による基調講演もぜひご覧ください。
その他の補足情報:
- 開発者は、Copilot Studio および Teams Toolkit for Visual Studio を活用して、Copilot 拡張機能を構築している 100 社を超える顧客やパートナーに加わることができます。詳しくは、エコシステムブログをご覧ください。
- エージェント機能などで新たなイノベーションを可能にする Microsoft Power Platform の発表についてはこちらをご覧ください。
- Microsoft 365 Dev Center、Microsoft Graph Developer Center、および Windows Developer Center では、ドキュメント、ブログ、ツールなどにアクセスして、アプリの開発が始められます。
仕事の未来と生成 AI に関する最新の研究のインサイトについては、WorkLab をご覧ください。
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