※本ブログは、米国時間 1 月 21 日に公開された “Microsoft and OpenAI evolve partnership to drive the next phase of AI” の抄訳を基に掲載しています。
マイクロソフトは、OpenAI との戦略的パートナーシップの継続と、Stargate での協力を大変嬉しく思います。本日の発表は、2019 年から両社が進めてきた取り組みをさらに発展させるものです。
OpenAI とのパートナーシップの重要な要素は、2030 年までの契約期間にわたり引き続き維持されます。具体的には、OpenAI の知的財産 (IP) へのアクセス、収益配分の取り決め、OpenAI の API に対するマイクロソフトの独占権が継続されます。具体的には以下のとおりです。
- マイクロソフトは Copilot などの自社製品内で OpenAI の IP (AI モデルとインフラを含む) を活用する権利を持ちます。これにより、お客様は自身のニーズに応じた最良のモデルにアクセスできます。
- OpenAI の API は、Azure 専用として提供され、Azure 上で稼働し、Azure OpenAI Service で利用可能です。この契約により、お客様はマイクロソフトのプラットフォームと OpenAI から直接、主要な AI モデルにアクセスできます。
- マイクロソフトと OpenAI は双方向の収益分配契約を結んでおり、新規および既存のモデルの利用拡大により両社が利益を得られる仕組みを整えています。
- マイクロソフトは引き続き OpenAI の主要な投資家として、OpenAI の技術開発を支援するための資金とリソースを提供し、OpenAI の企業価値向上から恩恵を受けます。
さらに最近、OpenAI は全製品と AI モデルのトレーニングをサポートする新たな大規模な Azure 利用契約を締結しました。この新契約では、新たなリソースに関する優先的権利の変更が含まれ、マイクロソフトが最優先買い取り権 (ROFR) を有するモデルへと移行します。マイクロソフトはまた、OpenAI が主に研究とモデルのトレーニングのために追加リソースの構築を承認しました。
OpenAI との引き続きのパートナーシップに感謝し、今後の協力関係の進展を楽しみにしています。
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